ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

6月27日(土) 金春円満井会定例能

2015-06-27 21:03:07 | 演劇
招待券が当たったので金春円満井会の能を観に行った。
矢来能楽堂。




こじんまりとした中に、きれいな舞台。
清廉な空気で、魂がきれいになりそうな感じだった。

しかし土曜日のお昼、食後とあっては当然のようにマチネの呪いに襲われた。

「忠度」(ただのり)は、ほとんど寝ていた。
夫も寝ていたし、他のお客さんも寝ていた。

狂言「寝音曲」(ねおんぎょく、と読むらしい)、これはおもしろかった!
善竹十郎さんと大二郎さん父子が最高のコンビネーション。
古典においても私はコメディが好き。

「 半蔀」(はしとみ)の夕顔上の中村昌弘さんという方、ものっすごいいい声だった!
面をつけているので顔は見えない。
面の下から、地謡や鼓を圧倒するよく響く声。
ちょっと下村さんみたいな。
惹き付けられた!

一番楽しみにしていた「葵上」はシテもツレも地謡も女性。
女性も能の舞台に立てるの?
それともお弟子さんなの?
シテの葵上の声が小さくて聞こえない。
大鼓小鼓の「ヨーッ」「ホーッ」にかき消される。
も少しなんとかなんないの。
シテがもっと声を張るとか、鼓が遠慮するとか。
身体が小さくて、動きも小さい。
やっぱり男性の方がいいんじゃない!?

さらに地謡と一緒に歌いだす後ろの席のオバサンとかさ、なんなの。

どこにでもいるのね、舞台と一緒に歌う客。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月24日(水) 初「アラジン」

2015-06-25 00:21:17 | 劇団四季
5月24日の開幕からちょうど1ヶ月、ようやく「アラジン」を観ることができました。









すごいすごいと噂には聞いていたけど、本当にすごい瀧山ジーニー。
ところどころ光枝さんやアトムちゃんと重なる。

30年前の光枝さんがやったら最高だったよね、ジーニー。

しかしまあキラキラで楽しい。
ジーニーが美女と野獣を歌ったり、リトルマーメイドを歌ったり、ポカホンタスを歌ったり、コーラスラインのダンスをしたり、サービス満点。
1幕の途中で、カーテンコールか!というぐらいの盛り上がりだった。

イアーゴの小悪党っぷりが卑屈でかわいい。
人間なのね、舞台のイアーゴは。

斎藤洋ちゃんのオマールも可愛かった。
いい動き。

しかし、なんとしてもジーニーワンマンショーだ、これは。
噂によると、アドリブ禁止の四季でジーニーだけはアドリブを許されているのだとか。

こうなるとどうしても道口ジーニーも観てみたい。

帰りのホームに上川一哉さんにそっくりな人がいて慌てたが、他人の空似だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月13日(土) 「ジーザス・クライスト=スーパースター」エルサレムバージョン

2015-06-14 20:40:18 | 劇団四季
夫と「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレムバージョン」を観に行った。






開演が16時半。
マチネともソワレとも判断つきかねる中途半端な時間だったが、あわてず出られるし、帰りも遅くないし、よかったよ。









神永ジーザス、すごくかわいい。
ジーザスはこれでいいと思う。
これがいい。
死に顔もきれいだし、お腹もぽよっとしてないし。

お願いだから、今度こそ今のうちに新しいCD出して欲しい!
今のうちに!

芝さんは、なんだか痩せすぎじゃないだろうか。
ちょっと歌いかたが変わったような。

高井さんの美しい低音は安定している。

アンサンブルに青の子の3人が出演中。
どんどん力をつけてすばらしい。

初ジーザスの夫はかなり衝撃を受けて泣いていた。
連れて行ってやれてよかった。









喜多方ラーメン坂内の冷やし中華おいしかった~!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月1日(月) 「月の小鳥たち」

2015-06-01 21:06:43 | 劇団NLT
時間休をとって仕事を午前中であがり、シアターグリーンへ。
37年ぶりに「月の小鳥たち」を観に行く。

マルチノンがスマホを取り上げられていたが、37年前はなんだったんだろう。

5月21日の稽古の時とくらべて、メイクも衣裳もしっかりできあがって、完成した舞台だ。

ストーリーはほとんど忘れていて、
「ちょっとあちらでお話を」
がやたらにおかしかったことと、最後に奇跡が起こることしか覚えていなかった。

だから、ほぼ別の作品として観られたかもしれない。

SPOT(もはや公演パンフの要素が強い)を見て驚いた。
賀原夏子さんがアルマンジーヌだったんだ!
なんで記憶にないんだろう。
加納さん(当時は叶さん)が刑事というのも記憶にない。

くっきり覚えているのは川端さんのヴァランタンの「ちょっとあちらでお話を」。
八木さんの校長が歌う「お前たちゃ小鳥♪ ちっちゃな小鳥♪」。
渡部真美子さんのエリザが歌う「私のお尻もまあるくなった♪」。

それしか覚えてない。
あとは学生の中に、宮澤ホーシュンがいたような気がする。

渡辺力さんの校長は、友人の某エルマーさんにそっくりだった。
つぶやく一言一言がうまい。

桑原ヴァランタンも、先入観なしで観る努力をすると、ひとつひとつの表情が洗練されている。
すごく人のいい、気弱な男に見えて(終盤おかしくなるのだけど)こういうのもありだなと。

研究生3年目の遠藤香菜美さんに惹かれる。
素敵だし、魅力的。

終演後の茶話会では、経験の浅い研究生から順に紹介されたので、演出家の書いている「一日の長はあるもんだな」を、しみじみ実感した。
葛城ゆいさんの「その場にちゃんといる」具合といったら半端ないもの。

新人になるほど、そのへんが浮き上がるというか、「置き鍼の鍼が取れかかっている」感じになるというか。

役の人物や台詞や歌を、クリーム状にして自分の身体に塗り込み、すりこみ、なじませる、それができている人ほどベテランなのは当然か。

その作業をちゃんとしていてくれれば、多少音程がはずれようが、歌が不安そうだろうが、観客としては気にならない。

準劇団員以上の方はさすがです。

10代の時のように、何がなんでもNLTというわけではないから、かえって客観的に楽しめた。

新研究生にエコーの卒業生がいたよ。

支持会員へのおみやげ。
名月と小鳥。







こちらはシャベール校長のデスク。






許可を得てアップしています。
なんとなくエルファバ色。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする