ミュージカルの話題でも、ABBAの話題でもありません。
本屋ネタです、すみません。
いきなり入って来たおじさんがこう聞いた。
「『マネー』は、何日発売だっけ?」
「マネー・・・?
『マネージャパン』ですか?
『マネープラス』ですか?
それとも・・・」
「『マネー』だよ、『マネー』!」
雑誌一覧をめくる私。
パソコン検索するびーち。
2人でこそこそ話す。
「ただの『マネー』って聞いたことある?
一覧にないんだけど」
それを聞いていたおっさんが、
「知らないの? 有名だよ!」
と半笑いで叫ぶ。
有名ですか、そうですか、しかし一覧にありません。
「毎月2冊、ここの店に入ってるんだよ。
『マネー』っていうんだ、日経から出てる」
なんだよ、もうぅ~!
「知らないの? 有名だよ!」
この一言が、私を大人気ない行動に走らせた。
「あああ! 『日経マネー』のことですか!
『マネー』で検索しても出ないわけですね」
思わず、半笑いでやり返してしまった。
私、性格悪いなぁ。
「日経ウーマン」のことを、
「ウーマン」と言われて、わかる人何人いるかなぁ?
「日経ヘルス」のことを、
「ヘルス」と言われたら、何か別の系統の雑誌を想像しない?
マネーだとか、ウーマンだとか、ヘルスだとか、
あまりにも、一般的な単語過ぎるんだよ。
まだしも「トレンディ」だったら日経トレンディだなってわかるけどさ。
ついでに言わせてもらえれば、
「毎月、2冊ここの店に入ってる」って、
お客様、どれだけここの入荷情報にお詳しいのでしょうか。
日経マネーは毎月10冊以上は入って来てます。
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新しい情報をお送りします。
試しに夫に、
「『マネー』っていう雑誌知ってる?」と聞いたところ、
「知ってるよ、日経マネーでしょ」と答えました。
「なんで、すぐそれを思いつくの?
『マネージャパン』とか『マネープラス』とかは?」と聞くと、
「へーー、そういう雑誌もあるんだ、知らなかった」と言う。
つまりさ、おじさんは知らないのよ。
日経マネー以外に「マネー」と名の付く雑誌を。
だから、マネーと言ったら日経マネーに決まってるのよ。
それを知らない書店員なんて、
困ったもんだ、新人バイトだな、なんて思われちゃうわけよ。
情報が多い方が混乱するということかしらね。