勇者の大局観

ヘボ投資とつれづれなる日々・・・
(投資に関する投稿は私感に基くものです)

映画『ライオブパイ』

2013年08月18日 | 映画
「素晴らしい3D映像!」と言うことで、劇場で観るつもりだったが何故か行けず仕舞いで、結局TSUTAYAでレンタル鑑賞することに・・・

「衝撃のラスト!真実が待っている」との触れ込み通りラストで真実を知ることになるのだが、それまでに素晴らしい(美しい)映像とトラとパイとの緊張に満ちたシーンを見せられているので、「ああ、そういう事~」て感じで衝撃が感じられなかったのが正直なところだ。しかし、DVDでの映像とはいえ美しいシーンの連続は必見だと思います。

あらすじ:
動物園を経営している父をもつ16歳の少年パイ・パテルは、インドからカナダへと向かう船に乗り込むが、太平洋上で船が事故に遭い沈没してしまう。パイは、ハイエナ・シマウマ・オラウータン、そしてベンガルトラ達と一隻の救命ボートで漂流する事になるのだがトラ以外は直ぐに死んでしまい、わずかな水と食糧を頼りに獰猛なトラとのサバイバルが始まる・・・。

ネタバレ:
先に言っておくけどトラとの漂流の物語はパイの(ある意味)作り話です。真実はラストで事故調査員に涙しながらパイの口から語られます。ボートで脱出したのはパイと母親・船で働いていた性格の悪いコック・一人の船員の4人です。コックは負傷して死んだ船員を食べ、パイの母親を殺しますがパイによって殺されます。そしてパイはこのコックの死体にかぶりつきます。こんな残酷な真実をそのまま人に語る事は普通ならできないでしょう。そしてパイの中で真実はトラの物語へと変えられます。生きるために人間を食った自分はもう一人の凶暴なパイ(トラ)がやったこ事であり、そしてこの凶暴なトラでさえ手なずける事が出来るのだと言いたかったのではないでしょうか。最後に“トラとの物語”と“悲惨な真実”の二つの話を聞いた日本の事故調査員が“トラとの物語”の方を報告書に記した事が判りますが、ここでホッとしたのは私だけでしょうか・・・

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