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得能大輔の赤い薔薇の日々🌹 Hybrid Popstar "Daisuke Tokunoh" since2005

音楽やアニメ、芸術考察とゴルフの記事など youtube「得能大輔/プリテンダーレコード」

【my favorite】 大滝詠一/恋するカレン

2008-07-04 | one of my favorite
とくのうです、こんばんは


皆さん、心配をお掛けして申し訳ありません。
コメントなど、本当に嬉しいです!
来週こそ路上をやりたいと思いますので。

風邪の方は、幾分良くなりましたが、まだ倦怠感が残ります。
仕事から帰ってきたら、あまりにだるくて眠っていたら、こんな時間に。
更新がすっかり遅くなってしまいました。


今日は路上が出来なかったので、代わりといっては何ですが、
久しぶりに自分の好きな曲について書きます。

昨日は、あまりに身体が重くて何も出来なかったので
本当に久しぶりにゆっくりCDを聴いていたんですよ。

そんな中で何年かぶりに「A LONG VACATION」を聴いたんです。



いろいろ聴いていた中でこの曲を聴いていたら何だか切なくなってしまいました。
「恋するカレン」です。


恋するカレン
http://jp.youtube.com/watch?v=g42G5p7Tzss


恋するカレン

作詞:松本隆
作曲:大滝詠一

キャンドルキャンドルを暗くして スローな曲がかかると
君が彼の背中に手を回し 踊るのを壁でみていたよ
降られるとわかるまで 何秒かかっただろう
誰かはなしかけても 僕の目は上の空 君に釘付けさ

OH KAREN 浜辺の濡れた砂の上で 抱き合う幻を笑え
OH KAREN 寂しい片思いだけが 今も寂しいこの胸を責めるよ

ふと目が合うたび 切ない色の まぶたを伏せて 頬は彼の肩の上


かたちのない優しさ それより見せかけの魅力を選んだ

OH KAREN 誰より君を愛していた 心と知りながら捨てる
OH KAREN 振られた僕より哀しい そうさ哀しい女だね君は


 
この曲は、大滝詠一の「A LONG VACATION」というアルバムに
収録されている曲なのです。
(以前にも、このアルバムに入っている「さらばシベリア鉄道」
について書いたことがありますが・・・)

「さらばシベリア鉄道」の記事

この「A LONG VACATION」は81年の作品なのですが、
上手く表現できないのですが、僕にとって本当に素晴らしい作品です。

今の時代から比べると、若干アレンジがゴージャスで、
過大にリバーブがかかっていたりしますが、でも、
今聴いても曲が輝いているように感じるんです。


そして、この松本隆氏の歌詞も凄く曲にマッチングしているんですね。

今となっては、価値観が変わってきているから、
ちょっと古風な感じがするかもしれないけれど、

恋愛に対して、伝わらない部分の切なさを表現する曲は
僕はとても共感できたりするんですね。

この「A LONG VACATION」は10曲中9曲が
そういう別れの曲で、それぞれ別々なストーリーを作っている感じに思います。
機会があったら、是非聴いて欲しいなあと。

どういう思いで、どうしたらこんな作品が当時の日本で
作られらのだろうかと、本当に考えさせられます。


正直、現在の音楽市場は、アルバムがコンセプトであることは
超一流のアーティスト以外では許される状況ではなく、
シングルベスト的なものが多いので、
尚更、こういうアルバムは今後出ないんだろうなあと思います。


それにしても、今日は、だるい身体を押して、
「最近の音楽が聴きたい!」と思って
仕事帰りにCD屋に行って、1時間近くいろんな物を試聴していたんですが、
洋楽も邦楽も、今ひとつ買うに至らない感じで・・・

どれも、歌が巧くて、アレンジの勉強にはなるんだけど、
「いい曲だなあ」って引き込まれるものが、見つけられなかったなあ。



音楽の事を書いているうちに、かなり元気になってきた気がします(笑)
やっぱり音楽が好きなんだなあ・・・
コメント (4)
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温故知新

2008-01-26 | one of my favorite
とくのうです、こんにちは。


それにしても、ひどい豪雪ですね。
昨日も今日も雪かきしてました。
今週だけで50センチくらい雪が降ったんじゃないかなあ。


昨日は久々にテレビをつけてたら、
ある番組で、ちあきなおみさんの特集をやっていたんです。

実は以前自分のブログでも代表曲「喝采」について
書いたことがあるんですが・・・
(時間があったら読んでみてください)

http://blog.goo.ne.jp/mercury-12/e/fe38b1a4d478638bf9bbfc3258c71b1e

もう15年くらい芸能活動をしていない方なので
僕もリアルタイムではないのですが、
ちゃんと映像でじっくり見たのは初めてでした。


私のような素人が論ずる物ではないですが、
この人の歌は素晴らしいと思いました。

もちろん歌の技術も素晴らしくて、演歌もシャンソンもポップスも
歌いこなせて、現代のヴォーカルスタイルの曲も出来る人で
一発録り(歌を区切って録音しないので、ミスったら終わり。
現在はあまりやる人が居ない)で録音してたり、
本当に技術だけでも凄いと思うんです。
(それでいて、上手さを誇張する嫌味な歌い方をしないのが凄い・・・)


でも、僕がもっと凄いと思うのは、
その表現力だと思うんです。
歌詞や曲のストーリーをしっかり演じていて、
それが伝わってくると言う感じです。

そして、そのパフォーマンスもやっぱり出すぎてなくて、
でも、見てる側には非常に伝わりやすいと言うか。


上手くいえないんですけれど、ミュージカルや演劇に近いものが
一曲の歌で表現されているような感じで衝撃を受けました。

でも、詳しい事情はわからないのですが、
これほどまでに特集が組まれる度に、反響がありながらも
カムバックする事はないんですね。
そういえば山口百恵さんとかもそうだよな・・・

天才というのは、ずっと表に出るものではないのかなあと思ったりします。


何か凄いものに触れるたびに
自分と言うのは、とても平凡だと思ってしまいます。
もっともっと、厳しい思いや努力をしなければならないと
強く思います。


何かこのところ、一般的な音楽の話題ばかりで申し訳ないです。
コメント (4)
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憧れの物が・・・ ベーゼンドルファー(Bösendorfer)のピアノ

2007-12-27 | one of my favorite
とくのうです。こんばんは。


明日から年明け2日まで、東京の方に行こうと思っていて、
準備していたらこんな時間に・・・

荷物をコンパクトにしたいと思いつつ、
結局、もって行きたい物が多くて(それも使わないのに持って行ったり・・・笑)
大荷物になってしまって減らしている途中です。

出来るかどうかわからないのですが、
一応路上の道具などを持って行くつもりです。
いつも荷物を入れる「てづる」も一回り小さな物にしました。
31日か1/1くらいに路上が出来たらいいなと思います。


まあ、東京滞在時もblogは更新する予定なので、よろしくお願いします。


さて、僕はもし財を成したら、欲しいと思っているものがいくつかあります。
そのうちの一つが「ベーゼンドルファー(Bösendorfer)」のピアノです。

スタンウェイ、ベヒシュタインと並び、
世界3大ピアノといわれています。
(割とスタンウェイは見かけるのですが・・・)

前に一度だけ、このピアノを見る機会があったのですが、
一般のピアノよりも低い音域に鍵盤が数音あり、
物凄く低音域がしっかりして、カッコいい音でした。

このピアノは1千万くらいするので、
とても手の届く物ではないのですが、気持ちだけは味わいたいと思い、
僕の曲のうち数曲はこのベーゼンドルファーのサンプリング音を使っています。
(ex 掃除機を買ったんだetc)

ポール・マッカートニーやビリー・ジョエルも使っていて、
こういうピアノで録音できたらなあと思ったりしました。


まあ、夢ですが・・・
(それ以前に私のような下手糞が持ってはいけない楽器だとおもうし・・・笑)


そのベーゼンドルファーがヤマハに買収されるらしいのです。
まあ、複雑な心境ではありますが、
現状の工程は守られるようで、いいのかなあとは思うのですが。
年間数台しか作らない会社なので、資金難らしいし。

以前もヤマハは
作曲ソフトで有名な「Cubase」のスタインバーグ社も買収して
今では「Cubase」がヤマハで売っていたりしますし。
だから、「またか!」と思うんですよね。


絶対に、大量生産して、質を落とすようなピアノを作って欲しくはないのですが、
良い意味で比較的リーズナブルなヤマハのピアノに
技術がフィードバックされればいいなあとは、思ったりしますが・・・


何か今日はあまり一般生活に関係のない話題で
もうしわけないのですが・・・


明日は移動で時間がないかもしれませんが、
なるべく更新したいと思います。
コメント (6)
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FREEなDAYのLISTENING(my favorite)

2007-09-02 | one of my favorite
とくのうです。

まず、来週は路上をやりたいと思います。
最初は日曜日にしようかなあと思ってたんですが、
9/8(土)にしようかなと迷っています。後日くらいにお伝えしますね。



さて、
なんかミスター長嶋氏の発言みたいな標題ですが、
昨日は久々に自由な時間を存分に使いました。

まあ、朝から夕方くらいまではずーっと録音作業だったんですけれど、
(録音自体じっくり出来る時間があること自体幸せ!)
その後はいつものアリオにでかけて風呂に行ったり。

アリオには某輸入CD店があり、小型店にしてはまずまずの品そろえなので
時々試聴したり息抜きしに行くんですね。

(うちの近くにも同じ店があるのですが、あそこは大きすぎるのと、
お薦めのコメントが力が入りすぎていたり、
どうしても売上げを意識してか、わざとくさくなってしまって・・・)

でも、小型店はそこまで肩肘張っていないので、僕も気軽に入れる。

で、いつもの事ながら最初買おうと思っていたCDは買わず、
家に帰ってみると、予想も出来なかったものを手にしていたりするんです。

最近の僕は、一昔前の、屈折した小難しい物ばかり聴いていたので、
(当時のロックは楽典的だけではなくて、
文化背景とかその人の成り立ちまで立ち入らないと
理解できないようなアーティストが多い気がする。
とはいっても、商業メジャー音楽の範疇だけどねw)
頭が疲れていたのか、わかりやすくて爽快なものに心を惹かれます。


昨日も、80年代物のアーティストを買おうと思っていたのですが、
試聴していたら突然欲しくなったCDを購入。
衝動買いですw


「chenelle(シャネル)」(写真)というアジア系の風貌の
R&Bの女性VOのCDなんですが(僕はこのジャンルは全く知らないけど)
すごく曲に輝きがあったので買ってしまった。
(もう少し消化できたら感想でも書こうかな)
こういうジャンルの人にしては、珍しく歌の録音が凝っていて、
久々に心惹かれたかなあ。
まあ、僕はR&Bは良くわからないし、
(なにせ、ポップ好きの僕が気に入るくらいだから)
コアなR&Bのファンに受け入れられるかは、わからないけれども、
そういうおじさんにも入りやすい曲だったかなあ。
youtubeなんかでチェックしたら良いかと。


あと、若いころ後輩がコピーバンドをやっていて
馬鹿にしていてあまりまともに聴かなかった「OFFSPRING」
ダイナミックな音の参考にとベスト盤を買ってみた。
音像だけ聴いたら気楽な音楽かと思ったら、歌詞を読んだら全く違った。
破滅している現在社会や若者の憤りという(まあロックには定番のテーマだが)
とてもシリアスな内容をわかりやすく表現していた。
それに伴って音像もわかりやすく、これは当時の若者も楽しめたろうなと思った。
でも、彼らも15年くらいやってるから良い歳なんだろうな・・・


実はこのところ、自分は
わかりやすさ=凡庸と思いこんでいて、
わかりやすくやりたいけれど、軽い物にはしたくないっているジレンマがあった。

だけども、いったん力を抜いて、昨日のように暇な1日を過ごした時に、
気楽に音楽を聴くのは如何に楽しい事かという事を思い出しました。


ああ、何だか長くなってしまった。
さあ頑張って今日もマスタリング作業をしなければ・・・
早く皆さんに曲を聴かせたいよ~
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阿久悠さんを悼む

2007-08-04 | one of my favorite
とくのうです。

【まず、8/4の路上について。】
恐らく明日は台風の接近で、路上を中止せざるを得ないと思われます。
その場合、明日の朝にはここに書きたいと思います。

一応、翌日の8/5に、路上をやる方向で行きたいと思っています。
ただ、ライブ前日なので、1時間ほどの路上になると思います・・・




今日は時間があったので近くの風呂屋に行って、
何気なくテレビを見ていたら先日亡くなった、作詞家阿久悠さんの
追悼番組をやっていた。

いやー、これ知ってたらビデオに録っていたのにと後悔。
昭和50年代~の阿久悠氏が作詞した楽曲の紅白歌合戦などの
場面をダイジェストでやりながら、ピンクレディの曲などでタッグを組んだ
作曲家都倉俊一氏とともに、振り返るものでしたが、
これは本当に素晴らしい番組でした。
昭和50年代~の音楽に限らず、文化全体に阿久悠さんのヒット曲は
影響を及ぼしていたんだなあって本当に思いました。

久々に何かを見て感銘をうけました。

番組で紹介されていただけでも、「石川さゆり/津軽海峡冬景色」
「森進一/北の蛍」「和田アキ子/あの鐘を鳴らすのはあなた」
「山本リンダ/狙い撃ち」「ピンクレディ/UFO」「沢田研二/時の過ぎ行くままに」
「ささきいさお/宇宙戦艦ヤマト」・・・

僕の覚えている限りでも、1人の作詞家が書いたとは思えない、
ジャンルとか通り越して、いろんな歌詞を生み出している!

「あ、この曲もこの曲も知ってる!」という感じで知らず知らすに
僕らの中に歌詞が刻まれているんです。

(僕が子供の頃のアイドル、ジュリーの曲の大半も、
僕がはじめて買って貰ったシングル「西田敏行/もしもピアノが弾けたなら」
も阿久悠さんの詞なんですよね・・・)

そして、生前の阿久悠さんのインタビューで
(覚えてる限りなので、ちょっと原文のままではないんですけれど)
「絶望的に悲しかったり、辛かったりということを表現するのではなく、
全ての物がそろっているにもかかわらす、何故か悲しく切ないような、
そんな微妙なところを表現するところに意味がある」

「現代人は、全ての物がそろっているのに何故か不機嫌で、
その不機嫌さを自分の詞で少し変えていければ・・・」

のようなことを語っていらしたのを聞いて、
何か自分が曖昧に意識していた事が少しわかったような気がして
凄く刺激をうけました。


また、阿久悠氏とは関係ないけれど、
この番組で紹介していた昔のVTRでのアーティストのパフォーマンス
が本当に素晴らしい!
上記の石川さゆりさんや山本リンダさんの若かりし頃の
感情の溢れたステージや、森進一氏の圧倒的な表現力、
ピンクレディーの夢のあふれるパフォーマンス、
ジュリーのステージ衣装とか本当にキラキラしたものばかり。

現在の音楽に失われてしまった何かがそこには感じられました。

当時は音楽が深く文化に影響していたと思います。
そして、現在にはそういうことはありえないんだなあと思うと切なくなります。

また1人、戦後の輝かしさを持った方が居なくなったと思うと、
本当に寂しい限りです。


最後に、僕の頭の中でずーっとここ数日
「森田公一とトップギャラン/青春時代」
が頭の中を流れてました。

阿久悠さんの詞とは知らなかったのですが、何かの暗示だったのかなあ。
自分は何かにはまって落ち込んで、前が見えなくなったときに
この歌詞を思い出すんですよね。
最後にこの歌詞を。



「青春時代」 作詞:阿久悠作曲:森田公一

卒業までの半年で 答えを出すというけれど
二人が暮らした年月を 何で計れば良いのだろう

青春時代が夢なんて あとからほのぼの想うもの
青春時代の真ん中は 道に迷っているばかり

二人はもはや美しい季節を 生きてしまったか
あなたは少女の時をすぎ 愛に悲しむひとになる

青春時代が夢なんて 後からほのぼの想うもの
青春時代の真ん中は 胸に釘刺すことばかり
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リアルタイムで見た歴史【希代の名馬 ディープインパクト号】

2006-12-27 | one of my favorite
とくのうです。

歴史的なことって、その時はあまり印象に残らなくて、
あとから「あれは凄かったんだなあ」ってわかる事が多いのですが、
あからさまに凄いなって感じる事もあるんだなって思ったのが、
僕がディープインパクトを見たときでした。

無敗の3冠馬で(今回の有馬記念を含め)GⅠ7勝という
名馬ディープインパクトが
日曜日に第51回有馬記念でやっぱり圧倒的な強さで1着になり、
有終の美を飾りました。
残念ながら今回のレースで引退なのですが、
種牡馬として、良い子孫を残して、日本競馬のレベルを上げてほしいなあって
思います。


僕はそれ程競馬に詳しいわけではないのですが、思う事があります。
(まあ、競走馬自体は動物だから、何も考えていないのでしょうけど・・・笑)
印象に残ったり、輝かしい成績のスターホースには
多くの人が自分の思いや夢や人間的なストーリーを投影させて、
ロマンを抱いていると思います。
夢のあまり見られない今の世の中で、
僕はそれは素晴らしい事だと思うんですよね。

僕も含め、競馬場や場外馬券場、テレビなどで見ていた人の多くはきっと
「凄いな、自分も頑張らなきゃ」って思うんだろうなって。

テレビを見ながら、久々にそんな事を感じました。
コメント (2)
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今週の路上&2200万の歌詞!【ビートルズ/マックスウェルズ・シルバー・ハンマー】

2006-12-06 | one of my favorite
とくのうです。こんにちは。

まず連絡です。
一昨日も書きましたが、今週も金曜日に路上を行う予定でいます。
一応、狸小路3丁目か2丁目で20:00~の予定です。

それにしても、今週の寒さは厳しすぎです。
もし来られる方がいらっしゃいましたら、
温かい服装でお越しくださいね。



さて、このニュースをみて、ちょっと書きたくなりました!
 
P・マッカートニー直筆の歌詞、2200万円で落札(ロイター) - goo ニュース

(本文抜粋)

“競売大手クリスティーズが4日当地で行ったオークションで、
元ビートルズのポール・マッカートニー直筆の作詞原稿が
19万2000ドル(約2200万円)で落札された。
この原稿は、アルバム「アビイ・ロード」の収録曲
「マックスウェルズ・シルバー・ハンマー」の歌詞の草稿で、
1968年にマッカートニーが書きおろしたもの。”



実は僕は、この「マックスウェルズ・シルバー・ハンマー」を思い浮かべて
こんな曲が書けたら良いなあと思って、
10年前に作った曲が「3:25」でした。

その事をこのニュースをみて思い出しました。

(この歌詞自体は穏やかな曲調とはとてもギャップがあって、
学生の医大生のマックスウェルが、斧で同僚や教師を
殺すというサスペンスじみたものなのですが・・・)

フレーズは似てないし、メロディーもまねしてはいないんだけど、
こういう雰囲気を出したいなと思って「3:25」という曲を書いたので、
このニュースは何か趣深いです。

それにしても、生きてる人の手書きの歌詞が2200万とは・・・

(写真はその「マックスウェルズ・シルバー・ハンマー」
の収録されてるTHE BEATLES の アルバム「ABBY ROAD」)

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日本人ということに気づかされる時 【映画 太陽】

2006-11-07 | one of my favorite
とくのうです。


昭和天皇を題材にした映画「太陽 The Sun」
(露、伊、仏、スイス合作、アレクサンドル・ソクーロフ監督)
という映画を先週末見に行きました。
札幌ではスガイの映画館で10日までの上映だったので、
急いでいきました。

あらすじ的には
太平洋戦争末期からマッカーサーを会見し、神格を放棄すると決意する
所までの昭和天皇を描いたフィクションです。
あまり映画に詳しくないので、上手く表現できないのですが、
大衆娯楽というよりは、文学作品的な印象を受ける映画でした。

外国人から見た昭和天皇はどう表現されているのか、
そして、映像資料などがない戦時中の裕仁天皇を
イッセー尾形がどのように演じるのかがとても興味があったんですよね。
(写真)

この映画の天皇陛下は現人神としての自分の立場に苦悩し、
戦争を終結させて、臣民の平和を望む姿が描かれてるような感じです。
イッセー尾形の演技は、とても違和感がなく、「日本国民が抱いている
晩年の昭和天皇の印象」を少し若くしてそのまま表現しているように思われました。
コミカルなシーンもあり、また英語でマッカーサーと話すシーンもありました。
また侍従長が佐野史郎だったり、皇后陛下が桃井かおりだったり
(この皇后陛下は5分くらいしか出演してなかったが、インパクトがあった。)
キャストが非常に良かったと思いました。


でも、今日一番言いたかった事は、以下の事でした。
僕はこの映画を見て、僕が一番強く思った感想は、
自分が日本人なんだなと思ったことでした。

この映画の1シーンで、天皇陛下が米軍の写真撮影に応じるシーンで
若い米兵達に「チャップリンのようだ」となじられる場面があるのですが、
米兵に天皇が見下されてるシーンに、何故か屈辱感を感じてしまいました。
これは映画だし、また自分は右よりのイデオロギーを持っているわけでも
ないのに、思ってみれば不思議な事です。

それにしても、日本では皇族関連に対して扱う事がとてもデリケートになっていて
この映画ももっといろいろな場所で公開されなかったというのが残念です。

もっとこういう、芸実的な側面も持って、歴史上の人物として
取り上げるような作品もあっていいのになあ。
大河ドラマとかでも良いし。(まあ、ちょっと無理なんでしょうけど)

それにしても、映画の感想って表現するのが難しいです・・・


PS

①ネットラジオ「キタエンタ」→http://www.radio-japan.com/

投票おねがいたします!
投票フォーム←こちらをクリック! 
(投票期間11/10まで!)

②11/24(金) BESSIE HALLでライブあります!
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【お気に入り】JOY DIVISION(ジョイ・ディヴィジョン) 【本物の重さ】

2006-08-18 | one of my favorite
とくのうです。

久々に好きなアーティストのレビューを書きます。
最近僕は、歴史に名を残してるのに、自分が聴いていなかったアーティストを
いろいろ聴いているんです。
それも思いつきでCDを買ったりします。

そして、流石に歴史に名を残してる本物は
好き嫌いは別にして、どんな形にしろ重みというか
なにか自分に思わせる強い「気」のようなものを感じさせます。
(こういうものは、ジャンルを超えたものだと思う)

そんな中、最近お気に入りの中で「JOY DIVISION/ジョイ・ディヴィジョン」
というバンドがあります。
良い音楽が必ずしも楽しいものではないという事、
そして、本気の音楽は人に何かを感じさせる「気」のようなものが、
絶対にあるんだって事を改めて教えてくれました。

このバンドの曲を聴いて、とても不快な気分になった。
何故かわからないけど、とても重いものでした。
でも、それはこのバンドの楽曲が良くないからではなくて、
本気で憂鬱なことや、人生のネガティヴな面を切々と歌っているからだと思う。
この楽曲の伝えようとしている事が、僕にはそういう風に伝わったんです。
こういうのはあまり経験がありませんでした。
(今まで「楽曲があまりにつまらなくて」不快になることは
数え切れなくあったけれども・・・)


僕は不勉強で実はこのバンドについては、CDを買うまで知らなかったのですが、
このバンドはイギリスのマンチェスターのバンドで、
2枚のオリジナルアルバムを出した後、80年5月にVoのイアン・カーティスの
自殺によって活動を終えたバンドで、後に残ったメンバーで
「NEW ORDER(ニューオーダー)」というバンドとして活躍しました。
(ニューオーダーの方が有名かなあ)

サウンド的には、バンドサウンドにシンセサイザーや打ち込みを織り交ぜて
どちらかというと聴きやすい感じの筈なのですが、
でも、歌詞や歌に深刻さや不安、危機感というものが表れていて、
それが嘘っぽくなく、作り事っぽくなく自分に迫ってくるのです。
(多分歌詞を見なかったら、そうは感じなかったかもしれませんが・・・)

僕はJOY DIVISIONの曲を聴いて、あらためて色んなことを学びました。

ネガティヴな事を歌うバンドは幾つもあるんですけど、
ほとんどは自己陶酔だったり、上っ面だけで、何も伝わってこない
ものが多いように僕は思います。
また逆に、楽しいことをやろうとして、
お笑いになって重みを失ってしまうものも
あるような気がします。
何れにせよ、最近は昔に比べて、軽薄な音楽が多い感じがします。

また、業界やファンはそういう軽薄なものを求めている感じがします。
深淵で疲れるような重みのあるものは、今は求められてないのかもしれない。

だけれども、折角好きな音楽をやっているんだから、
本物を追求するロマンを味わいたいなって僕は思うんです。
そんな事を再確認させられました。



あ~また夜更かししちゃった(笑)
明日路上でお会いしましょう!

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【マイ・フェイヴァリット】THE FOOL ON THE HILL/THE BEATLES

2006-06-27 | one of my favorite
とくのうです。

以前にビートルズの「MAGICAL MYSTERY TOUR」について書いたと思うんですが、
その中の一曲です。ポールらしい美しい曲で、昔から好きだったんだけど、
最近はこの曲の歌詞がなんか・・・

THE FOOL ON THE HILL / THE BEATLES

Day after day,alone on hill,the man with a foolish grin is perfectry still
(来る日も来る日も、薄ら笑いを浮かべた男が、丘の上で一人静かにしている)
But nobody wants to know him,they can see that he's just a fool
as he never gives an answer
(だけど誰も彼のことを知ろうとしない。人は彼を愚か者だと言って。
そして彼も決して何も答えない)

※But the fool on the hill sees the sun going down
And the eyes in his head see the world spining round.
(だけど、丘の上の愚か者は太陽が落ちていくのを見ている。
そして彼の心の中の瞳は回っている世界を見ている。)

Well on the way,head in a cloud,the man of a thousand voices talking perfectly loud
(時には、雲の中に頭を突っ込んで その男は数千もの声を完璧に使って大声で話したりする)
But nobody ever hears him or the sound he appers to make and he never seems to notice
(だけど誰も彼の声を聞いたことがない。そして彼も全く気にしていない)

※くりかえし

And nobody seems to like him they can tell what he wants to do
(奴の好きなようにさせておけと 皆、彼をつまはじきにする)
And he never shows his feeling
(そして、彼も決して心を開かない)

※くりかえし

He never listens to them He knows that they're fools
They don't like him
(彼は決して、連中の言った事を聞かなかった。彼は連中の方が愚かだと
していたから。嫌われても(気にしなかった。))

※くりかえし


この曲は解説を読むと、天動説(空が動いている)が定説だとされていたころに
地動説(地球が回ってる)を唱えたガリレオ・ガリレイのことを
歌っているって書いています。
そしてガリレオは周りの人にキチガイ扱いされていたと思うんです。
でも、この曲の「FOOL」な男は自分が正しいとわかっているから、
周りの人にどんなに馬鹿にされようとも、全く気にしていない。
凄いなあと思う。

僕は解説をみて「なるほど」とは思ったんだけど、何も歴史的なことに限らず、
普通の生活でも時々あることかなあって思う。

人は時々正しい事を正直にいうと、それを理解できず信じられない人からは
酷く嫌われて、仲間はずれにされたり、煙たがられたりすると思うんです。
(人の間違いの細かい所をいちいち突っ込んだり、そういう人の
話をしているのではありません。もっと本質的なところで自分の考えを
主張している人の事ですが・・・)

僕は、自分と考えが全く違う人に対して、
拒絶反応を示したりはしたくないなあって思ったりします。
それは、自分がいろいろな事を知るチャンスを自分から逃してる事に
なる感じがしたりして・・・

現代におけるガリレオみたいな人、そんな人に出会えたらいいなって
僕は心から思います。

この曲のコード進行、アレンジもすばらしいのですが、
今回は割愛します。

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