とくのうです。
以前にビートルズの「MAGICAL MYSTERY TOUR」について書いたと思うんですが、
その中の一曲です。ポールらしい美しい曲で、昔から好きだったんだけど、
最近はこの曲の歌詞がなんか・・・
THE FOOL ON THE HILL / THE BEATLES
Day after day,alone on hill,the man with a foolish grin is perfectry still
(来る日も来る日も、薄ら笑いを浮かべた男が、丘の上で一人静かにしている)
But nobody wants to know him,they can see that he's just a fool
as he never gives an answer
(だけど誰も彼のことを知ろうとしない。人は彼を愚か者だと言って。
そして彼も決して何も答えない)
※But the fool on the hill sees the sun going down
And the eyes in his head see the world spining round.
(だけど、丘の上の愚か者は太陽が落ちていくのを見ている。
そして彼の心の中の瞳は回っている世界を見ている。)
Well on the way,head in a cloud,the man of a thousand voices talking perfectly loud
(時には、雲の中に頭を突っ込んで その男は数千もの声を完璧に使って大声で話したりする)
But nobody ever hears him or the sound he appers to make and he never seems to notice
(だけど誰も彼の声を聞いたことがない。そして彼も全く気にしていない)
※くりかえし
And nobody seems to like him they can tell what he wants to do
(奴の好きなようにさせておけと 皆、彼をつまはじきにする)
And he never shows his feeling
(そして、彼も決して心を開かない)
※くりかえし
He never listens to them He knows that they're fools
They don't like him
(彼は決して、連中の言った事を聞かなかった。彼は連中の方が愚かだと
していたから。嫌われても(気にしなかった。))
※くりかえし
この曲は解説を読むと、天動説(空が動いている)が定説だとされていたころに
地動説(地球が回ってる)を唱えたガリレオ・ガリレイのことを
歌っているって書いています。
そしてガリレオは周りの人にキチガイ扱いされていたと思うんです。
でも、この曲の「FOOL」な男は自分が正しいとわかっているから、
周りの人にどんなに馬鹿にされようとも、全く気にしていない。
凄いなあと思う。
僕は解説をみて「なるほど」とは思ったんだけど、何も歴史的なことに限らず、
普通の生活でも時々あることかなあって思う。
人は時々正しい事を正直にいうと、それを理解できず信じられない人からは
酷く嫌われて、仲間はずれにされたり、煙たがられたりすると思うんです。
(人の間違いの細かい所をいちいち突っ込んだり、そういう人の
話をしているのではありません。もっと本質的なところで自分の考えを
主張している人の事ですが・・・)
僕は、自分と考えが全く違う人に対して、
拒絶反応を示したりはしたくないなあって思ったりします。
それは、自分がいろいろな事を知るチャンスを自分から逃してる事に
なる感じがしたりして・・・
現代におけるガリレオみたいな人、そんな人に出会えたらいいなって
僕は心から思います。
この曲のコード進行、アレンジもすばらしいのですが、
今回は割愛します。