中国の一人っ子政策に対して、米国から非難の声があがっているようです。
「47NEWS」の「米議員、中国の一人っ子政策非難 「大量虐殺」と指摘」( 2011/06/02 09:41 )
報道では、「中国の人権問題に対して強硬派として知られるクリス・スミス米下院議員」と報じられていますが、
「一人っ子政策」を「大量虐殺だ」というのは、
「やや」無理がある
と思われます。要するにクリス・スミス下院議員は「反中派」なのでしょう。
もっとも、アメリカは宗教(キリスト教)の影響が強く、人工中絶に否定的な意見も有力です。したがってただちに「反中派」と決めつけるわけにもいかないのですが、
今後の米中関係にも影響すると思われますので、この発言は重要になってくるかもしれません。
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「香港では「一人っ子政策」が適用されない」
「日本の立場は米中・米ロ関係で決まる」
「47NEWS」の「米議員、中国の一人っ子政策非難 「大量虐殺」と指摘」( 2011/06/02 09:41 )
【ワシントン共同】中国の人権問題に対して強硬派として知られるクリス・スミス米下院議員(共和党)が1日、米議会内で記者会見し、1夫婦の子を原則1人に制限する中国の「一人っ子政策」が原因で、強制的な女児の人工中絶が多数行われていると述べ「大量虐殺だ」として、中国政府を強く非難した。
民主化運動が武力弾圧され多数の死傷者が出た1989年の天安門事件の学生リーダー、柴玲さんも会見に同席し「天安門事件が毎日起きているようなものだ」と指摘。女児の人工中絶をやめさせるよう中国に圧力をかける必要性を強調した。
報道では、「中国の人権問題に対して強硬派として知られるクリス・スミス米下院議員」と報じられていますが、
「一人っ子政策」を「大量虐殺だ」というのは、
「やや」無理がある
と思われます。要するにクリス・スミス下院議員は「反中派」なのでしょう。
もっとも、アメリカは宗教(キリスト教)の影響が強く、人工中絶に否定的な意見も有力です。したがってただちに「反中派」と決めつけるわけにもいかないのですが、
今後の米中関係にも影響すると思われますので、この発言は重要になってくるかもしれません。
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「中国の第六次全国人口調査結果」
「香港では「一人っ子政策」が適用されない」
「日本の立場は米中・米ロ関係で決まる」
人間の成長過程(精神面)や人格形成で、親子関係と友人関係が、極めて重要な要素であるのは言うまでもありません。
しかし、忘れてはならない、もう一つの重要な要素があります。
それは、兄弟関係、兄弟愛です。
例えば、東南アジアでは、首都圏などは、さすがに、出生率が2.0前後に落ち込んでいますが、田舎に行けば、まだまだ5人兄弟、くらいは普通です。
とりわけ、長男・長女が親代わりに、末っ子の面倒を見る姿、は実に微笑ましいです。
そういう時の子供達の眼は輝いています。
東南アジアに行くたびに、本当の幸福とはこういうことではないか、と感じております。
> 例えば、東南アジアでは、首都圏などは、さすがに、出生率が2.0前後に落ち込んでいますが、田舎に行けば、まだまだ5人兄弟、くらいは普通です。
これは田舎では子供が「労働力」として期待されているからで、都市化や経済成長とともに出生率が(一般的に)下がるのは、教育にお金がかかるからです。
つまり、少子化も多子化(?)も、要は「親の都合」であることには変わりありません。