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中国の一人っ子政策

2009-08-01 | 日記
ステファン・C・ファインスタイン 『目で見る世界の国々53 中国』 ( p.64 )

 「一人っ子政策」というのは、20世紀末の中国の人口を12億以内におさえることを目的として、「一組の夫婦が子どもを一人しかつくらない」ことを奨励した政策である。
 子どもを一人しかつくらないときめた夫婦にはごほうびがあたえられ、自分の勤務さきから「一人っ子証明書」というのを発行してもらうと、毎月「一人っ子手当」が給料以外に支給されるし、子ども自身も入学や就職で優先的なあつかいをうけることができる。
 その逆に、二人め、三人めの子どもを生んだ夫婦には罰がかせられ、ボーナスをもらえなかったり、仕事場で昇級できなかったりする。高い罰金をしはらう場合もある。
 例外もあって、たとえば少数民族、二人めをのぞむ農民、夫婦の両方が一人っ子である場合、産まれた子どもが身障者の場合などは二人めを生むことが許可されるが、そうでない場合は、子どもを何人持つかというとても個人的な問題に、国がきびしく干渉するのである。
 この計画出産は、始められてからすでに20年あまりがたった。中国政府は、この政策は成功し、人口抑制は大きな成果を上げたといっている。それは事実であろう。


 中国における 「一人っ子政策」 が紹介されています。



 「一人っ子政策」 推進の手段は、「協力すれば利益を与え、協力しなければ不利益を与える」 というものです。この政策が成功した、というのですから、日本において、現在、民主党が主張している政策が実施されれば、効果をあげる可能性は十二分にあります。



 この 「一人っ子政策」 については、その例外 ( 二人目が許可される ) が重要だと思います。

 (1) 少数民族。
   少数民族を例外として扱うのは、民族が消滅してしまわないように、という配慮からだと思われます。日本では現在、中国は少数民族を弾圧している、といった論調が目立ちますが、中国の政府が、少数民族を保護する政策をとっていたことも考慮されなければならないと思います。

 (2) 農民。
   農民を例外とするのは、農作業に配慮したものと思われます。これは、中国の政府が、民衆の生活に配慮していることを示しています。

 (3) 夫婦の両方が一人っ子である場合。
   この例外の趣旨がわからないのですが、中国にも 「家制度」 的な感覚があるのでしょうか? であれば、ここにも、政府の配慮が見て取れます。

 (4) 子どもが身障者の場合。
   これはわかりやすいです。



 なお、中国の今後について、中国もそのうち高齢化社会になるので、経済成長は意外に早く止まる、という予測があります。しかし、( 人口の大部分を占める ) 農民には例外が適用されたことを考えると、その予測は外れる可能性が高いと思われます。



■追記
 上記、「日本において、現在、民主党が主張している政策」 とは、子育て支援政策を指しています。同種の政策を自民党も発表した、と今日の新聞に載っていましたことを、書き添えておきます。
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