7月中旬に大雪山「旭岳」から「裾合平」を巡る山行を計画していたのですが、ネットから「裾合平のチングルマが見頃」の情報を得て、「いつ行くの?」「今でしょ」ということでさっそくレンタカーを借りて出かけました。天候にも恵まれ、奥さんも私もやっと念願の「北海道で一番高いところ」に立ちました。
出発前に「姿見の池」の前でパチリ。
姿見の池。名前の由来がわかりますね。
1700m地点。姿見駅から高低差100mほどしか登っていませんがずいぶんと遠く感じます。
1800m地点。姿見駅がさらに遠くなりました。
標高1990mあたりを登っているところです。ザレ場ですが登山者が多いせいか踏み固められていて、思ったより歩きやすいです。
9合目。ニセ金庫岩までもう少しです。
ニセ金庫岩。悪天候時に「金庫岩」と間違えて遭難した事例が過去にあります。いまは柵が張られて、ルートを外れないようにしてあります。
こちらが本当の「金庫岩」。貨物列車のコンテナのような形は自然の造形とは思えません。
念願の「旭岳(2290m)」にとうちゃこ~。後方中央の白い山は「安足間岳」と「比布岳」です。
旭岳の雪渓を下って間宮岳に向かうところです。私の後の山は「熊ヶ岳」です。
キャンプ場付近からみた旭岳です。上の方は「ザレ場」で滑りやすく、下のほうは「雪渓」で滑りやすいダブルパンチでした。
イワヒゲ。キャンプ場付近から熊ヶ岳に向かう途中で米粒を二つ合わせたくらいの小さくて可憐な花を咲かせていました。
キバナシャクナゲ。こちらもキャンプ場付近から熊ヶ岳に向かう途中で華麗に群生していました。
キバナシャクナゲの群生。「高嶺の花」といわれているこの花をこんなにたくさん見られて幸せでした。
エゾノツガザクラ。こちらもキャンプ場付近から熊ヶ岳に向かう途中に咲いていました。
エゾタカネスミレ。こちらもキャンプ場付近から熊ヶ岳に向かう途中に咲いていました。
ヨツバシオガマ。こちらもキャンプ場付近から熊ヶ岳に向かう途中に咲いていました。大雪山は美人が多くてドキドキしますネ。
トムラウシ山。旭岳山頂からは雲で遮られてみることができなかったのですが間宮分岐の近くで「後旭岳」の横から顔をのぞかせてくれました。「トム君。絶対君に会いに行くからね。」
間宮岳。間宮分岐からしばらく登ったところが山頂。標識がなければ、なだらかな丘ぐらいにしか感じないくらいで、ネットで「大雪山で一番地味な山頂」と言っている人もいました。
御鉢平。現在も活動中で有毒ガスが発生しており、立入りはできません。中央後方の山は左から「凌雲岳」「桂月岳」「黒岳」です。
コマクサ。中岳分岐に至る途中でひっそりと咲いていました。馬の顔に似ているのでこの名がついたそうですが、どうしてどうしてとても美人です。「高山植物の女王」と呼ばれています。
中岳分岐とうちゃこ~。もうすぐ中岳だぁ~
崖の斜面を下ると中岳が見えてきた。
中岳疲れた足に気持ちの良さが染み渡ります
お目当ての裾合平チングルマの大群落。写真をとるのも忘れてしばし見とれました。
エゾコザクラ。あなたは美人というより、キュートな感じかな。
裾合分岐とうちゃこ~。
姿見駅の建物が見えてきた。もうすこしだぁ~。
姿見近くに咲いていたチングルマの花はすでに散って実になっていました。この実が風によって丸く渦を巻いたような形状が「稚児車(ちごぐるま)」のようなので「チングルマ」と名がついたといわれています。
姿見駅にとうちゃこ~。8時間弱のロングトレイルでしたが、とても気持ちの良い疲労感が残りました。この疲労感に染み渡る夕食のは何にもましてです。
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