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メルクは、バイリンガル講師とネイティブ講師が活躍する英語教室です。英検、TOEIC、韓国語検定対策も行っております。

教え子からの大学合格発表の知らせ

2010-02-22 18:57:53 | 大学
中学3年間指導した学生から、大学合格のお知らせが来ました。

明治大学法学部合格


おめでとうございます。




歴史を感じます。早いもので、メルク英語教室も今年で7年目に突入。

義務教育を終えた子供たちが、大学への高等教育へと向かう年頃になりました。


この教室も子供の成長でいえば、今年から1年生になる7歳です。
これからも多くの笑顔に会えるように身を引き締めて、英語の指導・韓国語の教授に臨みたいと思います。


がんばれ、大学新1年生!

効果的なシャドウィング学習

2010-02-01 21:43:14 | 大学
2009年度後期に、信州大学の理学部でアカデミックイングリッシュを担当していました。リーディングとライティングを主にやったクラスでしたが、今回初めての試みとしてシャドウィングのテストを取り入れてみました。

Reading Explorer(←クリックしてみてください)というテキストを使いました。このテキストが優れ物で、付属のCD-ROMにはビデオクリップと自習に役立つ問題が一緒に収録されています。

このビデオクリップを活用して、字幕をonにしたりoffにしたりしてシャドウィングの練習をしてみました。

シャドウィングによって期待できる英語学習効果にはどんなものがあるだろうか、学生からのフィードバックから知ることができました。主なものは、以下の通りです。

・速読力がつく
・音読が上達する
・モデルCDの音声スピードについていける
・スピーキング力がのびる
・読解力がつく

「シャドウィングは役に立ったか?」という質問には、「役に立った」と答えた学生が多かった一方、「楽しんでできたか?」という問いに対しては「楽しめた」「普通」「楽しめなかった」など、回答がばらけました。

シャドウィングの練習をやってみて感じたことは、英語力を伸ばすのに多角的な学習効果が期待できるということでした。

皆さんもぜひ、映画のDVDなどを借りてシャドウィングにちゃれんじしてみませんか。

要領としては、

 字幕をみながら一緒にセリフをしゃべってみる
          ↓
 何度か練習したら、字幕なしでやってみる

といった手順です。

この課題を毎週ちゃんとやって取り組んだ学生は、15週間(約4カ月)で、英語での読解力が飛躍的に伸びたような気がします。一方、練習を怠った学生の場合は、苦手分野と得意分野とで英語力の上達にバラツキがありました。

 シャドウィングは非常に良い練習だと思っています。これからも大学のリーディングでは、重点的に取りくんでいきたい課題です。


※ どなたか、シャドウィングに取り組んでいる方がいる、学生に指導をしている方がいたら、その効果のほどを教えてください。よろしくお願いします。

英語を読み取る力

2010-01-28 06:16:41 | 大学
 メルクに中学時代3年間みっちり通った学生がいます。今彼は県が丘高校英文科3年生ですが、某法学部を受験するということで年末に相談をもらったことがあります。

 多くの私立文系の大学は、受験科目が国語、英語、社会科系課目の3教科です。彼の志望する大学は、私立難関法学部ですが、英語がセンター試験ひとつともう一つ、国語、世界史の3教科4テストだそうです。

 中学生時代に英語をみっちり勉強して、中3で準2級をとりました。深志高校でも可と言われましたが、英語をやりたいということで前期試験に合格し県が丘へ行きました。

 私への相談は、英語の長文問題をほしいというので、信州大学で活用しているテキスト(日本語解釈なしのもの)を1冊貸し出しました。「10日以内で仕上げなさい」と言ったところ、ちゃんと終えてきました。

 英語の受験準備において何か不備があるかきいたところ、高校の先生は
「センター試験は満点取れるよ」と言われたようです。ということで、私からのアドバイスは「国語と世界史をみっちりやりなさい」でした。

 昨日、大学の先生でやはりプライベートでも指導している先生の話を聞いたところ、彼女の指導していた学生たちも高校で準1級または1級を取得すると、ほとんど英語は問題なく受験に対応できるようです。

 語学は数日でグーンと伸びる人はまれだと思います。積み重ねの中から第1言語との違いを感じたり、言葉から異文化を感じたり、言語学的興味を感じたりなど、長期的な学習の中でいろいろなアプローチをしながら身につけることができるのだと思います。

 この教室はまだまだ規模的には小さな教室ですが、小学校6年や中学校1年生のころ始めた学生で続けた教え子たちが、高校ではあまり英語にくろうすることなくやっていることにうれしく感じます。

現在県が丘高校で1年のM・Yさんは、英語に関しては一貫してクラスで1番だということです。かといって彼女が教室にいるころから英語が抜群にできたという感じでありません。本人が英語とちゃんと向き合い、中3になるころには苦手分野を克服する自習能力を身につけていったんだと思います。

現在高校生の学生たちから、「継続は力なり」を感じています。





日本語スピーチコンテスト

2009-11-27 22:31:45 | 大学
信州大学で英語を教えていた留学生が今日、松本で開かれたスピーチコンテストに参加していました。ベトナムからの留学生です。

昨年度、私が教えたときはクラスでも英語がよくできる学生だったのですが、レベルとしては下のクラスにいました。今年は上級クラスに上がったそうです。

2年生になり、工学部のある長野市で生活をしているので、会うのは数カ月ぶりです。
「先生が今年もコンテスト見に来ると思っていました」と言ってくれて、二人で抱き合って再会を喜びました。

日本で暮らす留学生にとって、仕送りを受け取っている学生たちは大変な時期に突入しました。1ドル80円台の円高の時代です。学業に専念しようとおもっていても、奨学金をもらっていなかったり仕送りだけで足りない学生は、アルバイトをしなくてはならない。

日本語で勉強するには、日本人学生以上に学習時間も費やさなくてはならないだろうし、学業と生活費を稼ぐ生活を両立させるのは容易なことではありません。それでも、私の教えていた学生は、スピーチコンテストにも参加して大学生活を謳歌しようとしている様子がうかがえます。

松本大学で国際交流を受講している学生とともに、スピーチコンテストの見学に行きましたが、彼らにとっては留学生のスピーチが少なからず影響を与えたようです。「自分たちの生活って生ぬるいですね」なんて言葉を学生が囁いていました。同時に、スピーチを行った学生に「感動しました」なんて話しながら、さっそく交流をしていた姿が印象的でした。

こどもたちに英語を教えていながら、私もたまに「生ぬるいのではないか?」と感じることがあります。親世代の私たちの考えも生ぬるくなっていることがあります。月謝を払って教室に送るだけでは、中学になって英語を始める学生に学力的にはすぐに追いつかれてしまうことさえあるのです。

言葉を駆使すること、習ったことを体得して生活の中で工夫して活用することができるかどうか、という問題は、語学力も大事ですが、その話者の生きざまも表しているのだと感じる今日のスピーチコンテストでした。