昨年より公立小学校で英語ボランティアを始めていますが、小学校の現場を知り、教室の運用にも少なからず影響があったと思います。
小学校では、「英語ノート」という副教材を用いて英語活動が行われます。このテキスト、ご覧になったことはありますか?
イラストがシチュエーションごとたくさん掲載されていますが、ほとんど文字は登場しません。
コミュニケーション能力の素地を作ることが小学校英語の目的です。
一方、2012年からは中学でもあらたな学指導習要項が導入されますが、英語の学習内容、学習時間ともに1.3倍程増えます。
これは、一学年分ほど増える訳で、現場の先生、学生にはかなりの負担です。
高校も2013年に新しい学習指導要項に移行します。
コミュニケーション能力、スピーキングとリスニングを高めることに重点が置かれていますが、これがどう現場で運用されるかは未知数です。
なぜなら…。
大学受験が控えているからです!
事実、進学校ではオーラルコミュニケーション(いわゆる会話)の科目は名ばかりで、実際は文法をやっていたりします。
松本の一番の進学校でもそうです。
大学受験で、特に難関医大、国立に受かるには、「コミュニケーション能力向上」的な英語は学力向上につながらないからです。
会話能力ばかり重視されることに、少し不安を感じます。
これまでもネイティブ講師を投入したり、オーラルコミュニケーションを入れてきました。しかしここ30年日本の英語教育に変化はあったでしょうか?
内容ある英語、真の学力、生きる力になる英語を教えるには、いつまでも「ショッピング」や「自己紹介」など簡単にシチュエーションにばかり頼った会話練習は薄っぺらく感じます。
もっと学生の知的好奇心をかきたてる英語教育でなければ、いつまでも日本人の英語力に変化は訪れないかと思います。
小学校では、「英語ノート」という副教材を用いて英語活動が行われます。このテキスト、ご覧になったことはありますか?
イラストがシチュエーションごとたくさん掲載されていますが、ほとんど文字は登場しません。
コミュニケーション能力の素地を作ることが小学校英語の目的です。
一方、2012年からは中学でもあらたな学指導習要項が導入されますが、英語の学習内容、学習時間ともに1.3倍程増えます。
これは、一学年分ほど増える訳で、現場の先生、学生にはかなりの負担です。
高校も2013年に新しい学習指導要項に移行します。
コミュニケーション能力、スピーキングとリスニングを高めることに重点が置かれていますが、これがどう現場で運用されるかは未知数です。
なぜなら…。
大学受験が控えているからです!
事実、進学校ではオーラルコミュニケーション(いわゆる会話)の科目は名ばかりで、実際は文法をやっていたりします。
松本の一番の進学校でもそうです。
大学受験で、特に難関医大、国立に受かるには、「コミュニケーション能力向上」的な英語は学力向上につながらないからです。
会話能力ばかり重視されることに、少し不安を感じます。
これまでもネイティブ講師を投入したり、オーラルコミュニケーションを入れてきました。しかしここ30年日本の英語教育に変化はあったでしょうか?
内容ある英語、真の学力、生きる力になる英語を教えるには、いつまでも「ショッピング」や「自己紹介」など簡単にシチュエーションにばかり頼った会話練習は薄っぺらく感じます。
もっと学生の知的好奇心をかきたてる英語教育でなければ、いつまでも日本人の英語力に変化は訪れないかと思います。