当ブログの、メインコンテンツである「N氏式胴体力」の写真について、
足を前後に開いた体操で、足先が開いているが、これには何か意味があるのか、
というご指摘をいただきました。
理由といたしましては、
「そうすることが、身体構造力学上、科学的、数理的、幾何学的に求められうる
最も自然かつ効率的な角度であるからです。」
・・・・・・・・・はい、大嘘です。
分かったようなことを言ってごまかそうとしてしまいました(^^;
足先を開くといえば、肥田式の基本姿勢もそうですし、養神館合気道の基本の構えも確かそうでした。
中国拳法の基本の歩形である弓歩も後ろ足を開いていますね。
太気拳の這いなども、足先を開いている人がいたような気がします。
反対に足先を閉じる構えといえば、空手の三戦が思い浮かびます。
ちょっと足を色々と開いたり閉めたりしてみた私の体感からいうと、
どちらにしても、脚が捻られることによって、仙骨が締まるのではないかと考えられます。
もうすこし平易に言うと、重心が安定しやすいということです。
くだくだと書きましたが、つまり、足先を少し開くのは、そのほうが楽だし、安定するから
だと思います。
追記:N氏から教えてもらいました。足先を開くと、脚の内捻りが意識しやすいとのことです。
改めて「スーパーボディを読む」を読むと、157ページに
「(O脚の人は)膝が外に開いているため、内側に締めよう、捻ろうという気持ちが働きやすくなる」という記述がありました。