
まず胴体を動かす前にその土台である「股関節の捉え」の作り方を解説します。
①まず普通に立ちます。足は肩幅くらいに開いて、つま先を前方に向けてください。
②膝を軽く曲げます。
③足首から折れて前方に倒れるように前傾していきます。
④拇指丘に体重が乗ったら、前傾を止めます。
⑤胸式呼吸で息を吸ったときのようにおなかをへこませて肋骨全体を持ち上げます。
⑥完成
具体的な形は写真のとおりです。肋骨の持ち上げを意識する為、肋骨弓を触っています。
前にかがんだ不自然な立ち方だと思われると思います。
まだ、取り組み始めたばかりの人はこれくらいの格好でないと「捉え」をつくれません。
①まず普通に立ちます。足は肩幅くらいに開いて、つま先を前方に向けてください。
②膝を軽く曲げます。
③足首から折れて前方に倒れるように前傾していきます。
④拇指丘に体重が乗ったら、前傾を止めます。
⑤胸式呼吸で息を吸ったときのようにおなかをへこませて肋骨全体を持ち上げます。
⑥完成
具体的な形は写真のとおりです。肋骨の持ち上げを意識する為、肋骨弓を触っています。
前にかがんだ不自然な立ち方だと思われると思います。
まだ、取り組み始めたばかりの人はこれくらいの格好でないと「捉え」をつくれません。
①~④については立禅や這いの説明に近く
自分なりの解釈が可能なのですが
「⑤胸式呼吸で息を吸ったときのようにおなかをへこませて肋骨全体を持ち上げます。」
って何を狙ったものなのでしょうか?
①から④までの私なりの解釈は
「多くの人は仙腸関節が固まっていて、骨盤による重心の調整の自由度が低いから、上体の前傾や膝で調節させているのではないか。」です。
⑤のおなかの凹みについてですが、
これについて、体系的に指導されたことはありませんので、
あくまで私なりの解釈で説明してみます。
おなかを凹ますという操作は、腹筋の収縮ではありません。おなかの部分が陰圧になるから凹むのです。
紙パックのジュースを吸いつづけたら、パックが凹むのと同じです。
どうやって陰圧にするのかといえば、横隔膜を引き上げていると考えるのが妥当だと思われます。
私はあまり解剖学には詳しくないのですが、横隔膜は、
腹部の深層筋とつながっているそうです。
横隔膜を引き上げることで、深層筋を引き伸ばす効果があると考えられます。
さらに、胸式呼吸で息を吸い込むようにすると、
横隔膜は引き上げられている為、横隔膜の下降による吸気ではなく、胸郭の拡張による吸気が行われます。
つまり、肋骨がちょうちんを広げるように広がるわけです。
上記二点をまとめますと、腹部深層筋と肋骨の引き伸ばし
を狙っていると言うことになります。
また、おなかが凹むことで、内臓が背中側に寄り、
腰椎の過剰な反りを抑制するという効果もあるでしょう。
と愚考いたしますが、いかがでしょうか?
よろしければ、立禅や這いから得たと言う
TAKAさんの解釈もご指導いただければと存じます。
意見を交換することでお互いの向上に役立てたいと思います。
いかに自分が解っているつもりだけだったかというこにきづかされます。
ブログで捉え立ちの方法を読み、伊藤先生の本を読ん
で感じたのは、偉そうですが「受け入れられるな」ということ
なぜなら入門時に立禅として外形で習うのは、①-④
の内容と手形と意念と注意点2,3個といったところで「おいおい入会金と月謝先渡ししてんのにこれでおわりかよ」と突っ込みたくなる物でした。
月謝も払ってしまったし、先生は、3年やればわかるというし、でも自分で納得できないものを3年続ける気にはならないし、立禅を続ける理由を探している中このブログにたどり着いたわけです。
共通点が多いと感じています。
で伊藤先生の本に座った状態から楽に立ち上がる方法が捉え立ちの基本と確かあったと思います。
立禅の意念には、座れそうで座れず立ちたくても立てない状態というのがあります。この状態というのは、
一面的な見方ですが下半身の屈筋と伸筋が拮抗してい
る状態と考えています。この状態が下半身の余分な筋のリラックスのベースになり
また、屈伸筋両方を使ったいるため上下方向の転換が
非常に早くでき、武術的には、非常に重要な状態なのでは?と思っています。
この状態を強制的に外形からアプローチしているのが
捉え立ちでは無いかと思っています。
立禅と捉え立ちについての共通点、伸筋と屈筋の拮抗。
大変、面白い観点だと思います。
私はその「座れそうで座れず立ちたくても立てない状態」は「ファンソン=最低限の緊張、筋肉の待機状態」から生まれる感覚だと思っていました。
でもあの解説はとても参考になり、今では、日々のトレーニングの中核となってます。
最近は、腰も完治して新しい感覚も得られ、スワイショウ歩きを練習したりしてます。
「座れそうで座れず立ちたくても立てない状態」は「ファンソン=最低限の緊張、筋肉の待機状態」というのは、うちの先生もそうおっしゃります。
でも最初のうちは、必要な部位に正しく力が入っていればよいと思ってます。後は、それを削っていければよいかと思ってます。
書いておきながらあれですけど屈伸筋という表現は、
あまり正しいとは、思ってません。もう少し骨格、筋肉の名前を勉強しようと思います。
めけさんは、とても詳しいですけど何かお勧めの教材
ありますか?
ともあれ参考になってなによりです。
あれは、記事を書いた時の身体感覚の集大成ですから、
とても愛着のある記事です。
写真入りのN氏式胴体力の記事も、相当気合を入れていますのでよろしくです。
ところで、他人にお薦めできる良い本というのはなかなか無いですね。
「スーパーボディを読む」
「動く骨」
「能に学ぶ身体技法」
などがいいのではないでしょうか。
「動く骨」については動作球のイメージを胴体力の動きに取り入れると良い感じです。
「能に~」については立ち読みで深層筋のCGしか見ていないですけど、あのCGはかなりわかりやすかったです。
そうそう、クエストという会社から出ている
「武道のすすめ」というDVDは武術界の各分野から第一人者が何人も出演しているので、各界の名人の動きを見るのにはなかなかお買い得だと思います。
最近は写真も掲載いただきとても感謝です。
ちかごろ筋肉で力が入っている感覚が明確になってき
たものですから・・・
特に股付け根表側とうちモモの裏側、特にうちモモの裏側は、捉え歩きで膝を擦るように歩くことから開発
され這いで自覚できるようになった筋でこれって何筋?か調べるすべもなく無礼な質問をしてしまいました。
「能に~」は、確かフィルデンクライスの術者の本でしたっけ?
興味ありましたがなかなか本屋さんになくて・・・
今度さがして読んでみます。
ちょっとふざけて言ってみただけです。(^^;
たまには(本当は常に)威張ってみたかったのです。
正直なところを申しまして
私は私なりに、最大限誠実真摯に書いておりますが、
やはり一介の素人の書くことですから、
間違いがあるかもしれません。
ですから、試してみて、「効きそうだ」
と思ったら、取り入れてくだされば結構です。
TAKAさんの気になっている部分の名称としては
内腿は内転筋だし、膝の裏はハムストリングス(大腿二頭筋)だ、というくらいの認識しか私はもっていません。
足の付け根の表側というのは、TAKAさんのおっしゃる詳しい位置がわかりませんが、多分、大腰筋・腸骨筋
あたりでしょう。
もっと詳しく知りたい場合は、図書館や大型書店等で、
解剖学の本を読まれると良いと思います。
という私はあまり読んだことがありませんが、
解剖図を立ち読みしたことが数回あります。
「能に~」の作者は、私の記憶が正しければ、
安田登さんというロルフィング(手技による筋膜の癒着を開放する、マッサージというか整体というか、そんな感じのもの)を行う人が書いたと思います。
私も内容は全く読んでないので、詳しいコメントはできません。ただ、手にとってめくったところ深層筋のCGがわかりやすかったなあというだけです。
お薦めの教材ですが、
N氏のブログが、表紙が時々更新されて、新しい情報が入っていますので、超お薦めです。私のブログなんかより遥かに。(私が習ってないことも良く載るので、私にとっても勉強になります)
先日、書泉にいってBABの胴体力の本をゲットしました。
渋谷のBK1stやらいろいろ回ったのですがなかなか
なくやっと手に入れました。
前回BLOG上でいろいろ教えていただいた腹をへこます件ですが
なかなか定着せず、信号で止まるたびに忘れてしまう
有様です。
ベルトの止め位置をひとつつめて忘れないようにして
みたりしてますがあまり効果ないです。
腹式呼吸が全能であると考え違いしていた向きもあり
かなり苦労してます。
もしそうなら、メールくださいな。
mekemekesama☆yahoo.co.jp
です(☆マークを@マークに変えること)
ネット知り合いなら、どこにいてもコメント欄で繋がっているさ!!なんてポジティブなワードを吐いてみる。
腹を凹まし続けるのは、結構忘れてしまいますが、
とりあえずは、拇指丘と前傾を気をつけていただければ、大丈夫ですよ。
胸式呼吸で思いっきり息を吸ったときに肋骨が持ち上がりますよね?その状態を気持ちだけでもキープするといい感じですよ。
昔「第九」を唄ったときに、ハイチェストとして教わったものです。いわく「胸を引き上げて!!」
腹式呼吸も胸式呼吸も、内臓のマッサージとしては
使えますからねー。