めけめけ様の日々雑感

胴体力関係は、「N氏式胴体力」カテゴリ。

第5話「空気?現実?読めないし見えないよ。そんなの。」

2008年01月28日 | 劣位個体が生きる為に
KY(空気読めない人)なんて単語もあるのだが、
そもそも「空気を読む」とはなんなのか?
空気が読めない劣位個体たる私が考えるに

「周りの人間が不快に思う行動をしない」
ということだと思う。
例えば、電車の中で、携帯を使って大声で話す人間は空気が読めていないのである。
空気を読むとは、自分の行動が他人に及ぼす心理的な影響を洞察して、他人が不快になる言動を慎むことなのである。
ただ、あまり慎みすぎるとうつ病になるか、引きこもるか、自殺するかということになってしまうので、いかに自分の欲求を満足させながら他人も不快にさせないかという作戦を練る必要がある。

JOJOの奇妙な冒険という漫画の中でブチャラティというギャングの幹部が
「「任務」は遂行する。「部下」も守る。両方やらなければならないのが「幹部」のつらいところだ」と言う台詞があるが、

「「自分」のわがままは通す。「他人」のわがままも侵害しない。両方やらなければならないのが「フツー」のつらいところだ」
と言い換えられる。

必要なのは妥協か。

第4話「嫌なことに対してエポケーせよ」

2008年01月23日 | 劣位個体が生きる為に
エポケーってのは哲学用語で、判断停止って意味です。
人間の判断に対して世界はあまりにも大きすぎるので善悪判断は無意味だから
判断を停止しようとか言う言葉です。

考えるのを止めるってのは仏教の「止観」にも通じる
心の使い方なのですが、
僕のような鬱病質の人間は
ちょっと暇ができると
「俺はだめだ、俺はだめだ。こんなことがあったからだめだ。」
と自己嫌悪におちいってしまいます。
そう言うときには
「あ、いま、俺自己嫌悪しているな。」
といったん理解してから、その心を止めます。
「ストップ。」とか「エポケー」とか心でつぶやいて、
静かな時間を想像します。
ちょっと落ち着きます。


「ああ、こんな知性のかけらもない記事を書いて…俺はだめだ。だめだ。あ、エポケー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」





第3話「ついでにやれ!」

2008年01月22日 | 劣位個体が生きる為に
やるべきではないことのかわし方を第2話に書いたのですが、
今度はやるべきことをやるための方法。

「ついでに、ちょっとやる」のがコツです。

デカルトは「困難は分割せよ」と言いました。
やるべきことでやれないこと、例えば皿洗い。
シンクに積み上がれば上がるほどやりたくなくなる。
そう言うときには、まず箸とかスプーンだけは洗ってしまおう、とか
ほんの一部だけやってしまおうとして取り掛かってしまえば、
箸とスプーンを洗い終わったあと、ついでだから全部洗ってしまえと思って
片付けられることが多いです。
やり始めるとやる気が出てくる、この仕組みを脳科学では「作業興奮」とか言うそうですよ。

第2話「やめるべき事は先送れ!」

2008年01月21日 | 劣位個体が生きる為に
劣位個体(≒僕)は意志が弱い。

僕は、ながらく深酒(10年)と睡眠薬(2年)、
さらにここ半年は咳止め(コデイン)までやっていた。
肝臓にとってはトリプルパンチである。
先日それを思いっきりやったら2週間動けなくなった。
入院寸前である。

マイコミ新書「ブレインハックス」を立ち読みしたところ、
やめたい事をやめるには、「先送りにする」という作戦が有効ということが書いていました。

つまり、酒が止めたい人は飲みたくなったときに適当な理由をつけて
「もう遅いし、明日の夜にしよう。」などと自分に言って、先送りにする。
もちろん明日も同様にする。そうすると結果として、永遠に止められる。

これは「○○を止める!」と意気込むと「いやだなあ」と思って、
自分の心からの反発が来るので、「また今度ね」と欲求をあいまいにする技法です。

さあ、やってはいけないことを先送れ!!

モテたい理由がすごい

2008年01月17日 | 日記・雑感
途中で本田透の「電波男」に関する記述があったので購入→読了。

言葉のセンスが私にすごく共感をもたらしてくれるのですごい!

あまりにすごいので、すごいと思った部分で抜き出せる部分を抽出。
抜き出せない部分もすごいので、面白いと思った方は読んでみていただけたら幸い。
「モテたい理由」赤坂真理 講談社現代新書

【】《》は私が書き加えました。


女の歓び……。
グループの中で自分が一番多くの異性の目を集めながら、最高の(自分の意中の)一人から(ステディあるいは結婚の)プロポーズをもらえること。
自分は餌をまき(体のラインを強調して見せたり胸の谷間をほのめかしたりする、など)、獲物を待つ。そして目当ての獲物がかかったとき。そして言わせたいひと言を、「相手の意思で」言わせたときの歓び……
これが女性が最も達成感を感じるゲームのストーリー、女の全能感のシナリオである。ああ、受け身の攻撃性。
《のっけからすげえ…むしろ恐怖さえ覚えます》


【女性誌のお勧め服に対して】
リボンをあしらうとお嬢様?見てない見てない見てないよ普通の男はそんなとこ。
普通の男はファッションの細部を見ないし、ましてそこに物語性なんぞ付与したりしない!そういうことをするのは、よく聞くがいい。
女か、オタクである。
結局のところ「猫耳」とどう違うのか。
リボンをつけるとお嬢様。
猫耳をつけると萌えキャラ。
ほらそっくりでしょ?
《慧眼!!》

【家のCMに対して】
家族の全ての問題はリフォームによって解決されてしまうかのごときである(同様の万能セラピーに、男に対する「北方謙三のソープランドセラピー」というのがかつてあった)
《ソープへ行け!! わはは「素人童貞」と言う概念によって破壊された万能セラピーですね》

【ライフスタイル女性誌にアンジェリーナ・ジョリーがよく出てくる件について】
「放浪と通過儀礼(イニシエーション)を経て、水準以上の真人間となって帰還するヤンキー」の話を好む気持ちって、けっこう万国共通にあるんですね。
《最初から不良にならない奴のほうがえらいよねー?》

【エビちゃんについて】
感情表現は類型的で、カワイイ。感情表現が類型的とは、どの表情も、「これは演技ですよ」と見る人に感じさせてくれることだ。感情表現の全部が演技だとわからせてくれるなら、その人には感情がなく、したがって、何をしても本当に怒りもしないし不満にも思わないのだ。男性も女性もこれほど欲望をぶつけやすい感じがするものはない。
《コワイ…》


女には不思議な習性があって、なぜか、本人の努力以外のファクターが強く作用した美質を備えた同性に、より強い羨望を感じる。
例えば生まれつき美人であるとか、富豪のおうちに生まれついたとかである。
《なんでだろう?》


「金で買えないものはない」と言ったのはホリエモンだ。「お金で買えないものがある。買える物はマスターカードで」、のコピーはお金で買えないものに到達するためにうんざりするほど金を使わなくてはならない、を意味する。
《慧眼再び!プライスレスっていくらだよ?笑》


【親の満たされなかった希望と夢が詰め込まれた育児コーナーに対して】
つまるところ、「生きる実感」だけは純粋に個人の領域であり続け、それがなければ
どんなに計画的にことを運べても人は自分で自分を殺す選択をできてしまう。
《親の過剰な期待は子供に対して残酷です。》


【女性誌等で繰り返される夢のような話が乱舞する現代に対して】
特権的な人がすべてを持つ、という話ばかりが繰り返し語られると、励まされるよりも、あらかじめ萎えてしまう人が圧倒的に生まれる。
《女性もこういう事を思う人がいるんだと思って安心しました》

第1話「下を見ろ!」

2008年01月15日 | 劣位個体が生きる為に
僕はほとんどテレビを見ないのですが、テレビをつけると、
話が面白い人たちが、面白い掛け合いをやったり、
ものすごく興味をそそるようなCMが流れていたり、
キレイな女の子が素敵な洋服で出ていたりしますね。
ああいうのを見ていると、自分も面白いことを言ったり、
お化粧したり、ダイエットしたりしなきゃいけないと
追い立てられるようでしんどくありませんか?

テレビに映っている彼らは、努力と才能と幸運の塊です。
引きこもってそういうのばかり見ていると、
自分に対する要求水準が高くなります。
高い要求水準は充たせないことが多いから、失敗して嫌な気持ちになります。
そうすると、つらい気持ちになって、生きていたくなくなります。

そういうときは近所の電車やバスに乗って、自分の周りにすんでいる
「凡人」を虚心坦懐に観察してみてください。
なんか、すりへった顔色のサラリーマンだったり、
つまらなそうな女子高生だったり、
たいした人間ってそうそういるものじゃないです。

まず、劣位個体にできることは「下を見る」ことです。
周りを内心で見下し嘲笑するのです。
そうすることで自己評価を多少なりとも上げることができます。
自分を上げるのではなく周りを下げる。一種のリフレーミング(認識の枠組みを変えることで心の負担を軽くする方法。いわゆる発想の転換)です。
そして、その為に、「だめ人間ブログ」を活用するのもいいでしょう。
だめ人間ブログは例えば、借金があったり、職が続かなかったり、パチンコがやめられなかったり、という「だめな人」が書き綴ったブログです。
実のところを言うと、頻繁にブログを更新できて一定数の読者を確保できるという
こと自体がすごいことなので、ぜんぜんだめな人ではないわけですし、
そこで描かれている人間像がフィクションである可能性もあります。
でも、「こんなにだめでもそれなりに楽しそうに生きている」ということを確認できると言う点で大変いいです。
探し方としては2chの「無職・だめ」板or「借金生活」板等で
「日記」で検索するとそう言う方々の日記を見て語るスレッドというものが立っています。


最後に西尾維新のデビュー作「クビキリサイクル」の冒頭から

世界は優秀に厳しい。世界は有能に厳しい。
世界は縞麗に厳しい。世界は機敏に厳しい。
世界は劣悪に優しい。世界は無能に優しい。
世界は汚濁に優しい。世界は愚鈍に優しい。


本当かなあ。

第0話 「劣位個体が生き残るためには」とは

2008年01月15日 | 劣位個体が生きる為に
劣位個体とは
 楽しく生きていくうえで、不利な肉体的、精神的個性を持っている者。
 逆に身長が175cm~185cmでBMI22前後、顔がかっこよくて運動神経がよく、
 人当たりがよくて、嫌われない押しの強さがあるひとのこととかが優位個体。
生き残るの定義
 ただ死なない、というだけではなく、主観的に楽しい人生を送れること。
 苦しくなく生きて、苦しくなく死にたい。

さて、全国の喪男(喪女)、貧乏の方こんにちは。はじめまして。
なに?俺は喪男でも、貧乏でもない?
大変失礼いたしました。お引取りください。そう言う方はさようなら。

このカテゴリは、かなり人生いい感じで負けが込んできた
私、めけが、それでも生まれてきたのだし、死ぬのはまだちょっと怖いので
できるだけ楽しく生きるために本屋で立ち読みしたり、
ネットで読んだりした、ちょっとしたコツを書いていこうという
場所です。
いずれ私が「俺は劣位個体だけども、もう大丈夫」と言えるようになるまで
続けようかと思っています。

自己紹介

2008年01月15日 | 自己紹介
 めけ 1977生まれ
 手取り 約16万円 薄給事務職サラリーマン
 2代続いた転勤族。
 家族と離れ、現在香川県で一人暮らし
 人間関係希薄。素人童貞。
 彼女いない暦=人生
 趣味 DVD鑑賞 オナニー(&そのネタ探し) 痴女モノが好き。
 名言、格言、自己啓発系、新書が好き。
 でも読書量(語彙量)は極めて少ない。
諦めたものは、配偶者子作り、家
怖いものは失業によるホームレス化。痛みと苦痛を伴う死
 引きこもり気質。鬱になりやすい。
 仕事をサボりがち。 口癖「知るか、馬鹿。」