めけめけ様の日々雑感

胴体力関係は、「N氏式胴体力」カテゴリ。

よっしゃ!タイプウェル記録更新!!

2006年06月19日 | 日記・雑感
いやあ、五日ぶりに更新できた。
一回SJレベルを出したときから、Bレベルあたりをずっとうろうろしていて、
あのSJは奇跡かまぐれだったのかなあ、などと思っていたのだが、
今日、もう一度SJが出てくれました。
その次には何とSIレベル。なんだかレベルが上がった瞬間を感じましたよ。
じりじりとSAレベルに近づきたい。

「生物が重力が進化させた」個人的まとめ 

2006年06月19日 | 日記・雑感
この本によると、脊椎動物の進化には重力と力学作用が大きく関わっているという。
ちなみに力学作用というのは、力を加え続けると骨は変形するということである。(ウォルフの法則)
進化論の話をするまでもなく、人間の祖先は猿だった、という話を知らない人は少ないだろう。
西原氏は著書の中で、ずっとさかのぼれば、人間の祖先は軟骨魚類のネコザメだった、もっとさかのぼれば
ホヤだった、と述べている。
おたまじゃくしのような形態をしているホヤの幼生が、そのまま岩に固着することなく、
幼形進化したのが、魚類の原型であり、脊椎動物の原点だというのである。
ここで、出てくるキーワードが「頭進」である。おたまじゃくしを見れば分かるように、
頭に尾の付いた生物は頭のほうに進む。これを「頭進」といい、最初は全内臓が頭にあった
生物(ホヤの幼生)も口から取り入れた食物を消化吸収排泄しているうちに、慣性の法則で各内臓が消化の順に後ろに取り残され

後ろのほうに肛門が移動する。

「人間つまるところ一本の管だ。飯食べて、排泄するだけ。」などとは言われるが、その原型がこの時点でできることになる。

この頭進と慣性による内臓の後退を考えると、宗教的な行として行われる滝行や、首長族の習俗も理解できるような気がする。

滝行は、頭から垂直に水をかぶり続けることで、頭を先頭に泳ぎ続けていた原始の記憶を呼び覚まし、
生命力を高めたり、独特の精神的境地を求めるものなのではないかと思えるし、首に輪をはめて首を伸ばす首長族
の習俗も、より首を伸ばし、相対的に内臓を後ろ(人間は直立二足歩行をしているので下方)に持っていくことで、
進化の感覚を味わおうとしているのではないだろうか。
まあ、首を伸ばせば進化だというのならキリンはとても高等な生物ということになってしまうではないかという疑問はある。
キリンと人間の違いは、口から肛門までが垂直に近いかどうかだと思ったり。

なお、ホヤよりも原始的な生物は口と肛門が同一であるそうだ。これでは管ではなく袋に近い。

そして、脊椎動物の原点の生物が頭進を続けると、

呼吸用の鰓腸(エラの原型)と消化用の腸しかなかった内臓から、造血機能のある脾臓が分化する。

なぜその様な分化が起きるかについてだが、
外的刺激は全て体液の流動に変換されると説明されている。
体液の流動は、体壁との摩擦で電位変化を引き起こすらしい。
一定の運動(生活様式)を繰り返すことによって、その流動電流が一定して供給されたときに
細胞の遺伝子の引き金が引かれ、機能の分化が起こる、と仮説を立てている。
このあたりは、よく分からないが、
外的刺激が体液の流動に影響を与え、体液の流動の変化が、身体を変化させると理解した。
このあたりなどは、生活習慣の違いが民族の身体の差を生み出しているのでは、などと
考えるとおもしろい。

また、おもしろかった部分に、人の祖先であるところのサメの鰓の呼吸筋は、人では咀嚼や表情筋になっているそうだ。
人の呼吸は横隔膜や腹直筋をはじめとする体壁筋で行っているそうだ。しかし未だに回路がつながっているから、
表情と呼吸はリンクする。という話はおもしろかった。
試しに顔だけで笑顔を作るのと、笑った時の呼吸を再現してから笑顔を作るのは
後者のほうが自然な笑顔が作れるような気がする。

「内臓が生みだす心」については、又後日。

「生物は重力が進化させた」「内臓が生みだす心」西原克成 読了

2006年06月19日 | 日記・雑感
2冊読み終わって、非常に感銘を受けた。

ただ、文章が独特なので、分かりづらい。

なお、この本を読んで素晴らしいと思った方は「西原克成 トンデモ」

でググることは止めたほうがよい。

私は生物学者でもないし、論理思考が苦手なダメ文系なので、

学術的な突っ込みはできないが、

身体感覚を深める為にかなり役立った。