銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

ラトル指揮「惑星」(冥王星付き)

2006-10-21 23:10:10 | 音楽空間
「なかなか聴けないまま」~銀の砂時計2006年9月27日記事
の通り、せっかく購入しても聴けないままでいました・・・

そして、「やっとやっと」聴くことができましたvvv


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このアルバムはサイモン・ラトルさんがベルリンフィルを指揮して収録されたもので、近年になって追加された「冥王星」が追加されたバージョンです。
参照記事:銀の砂時計2006年8月31日記事

サイモン・ラトルさんの指揮とベルリンフィルのコンビネーションがどのようなものか、また「冥王星」という曲はどのような曲なのか・・・という点に注目しての購入です。

ただ、今までずっと聴くことができずに、パッケージもそのままでした・・・
(-.-;)


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ディスクを再生して、まず感じたこと。それは「洗練」という言葉が一番似合うのかもしれません。今までのベルリンフィルとはかなり印象が大きく異なります。もちろん、かつてのベルリンフィルも好きです。でも、このアルバムを聴くと、音に透明感と躍動感が純度高く吹き込まれたように感じます。特に打楽器のくい込み方が躍動感を与える点で重要な演出を加えています。とても印象的な打楽器の演出に思えます。

弦楽器は「ベルリンフィルならでは!」という演奏で、ヴァイオリンが好きな私はどうしても弦楽器に引き込まれるようなところがあるのですが、今回のアルバムの弦楽器は透明感をうまく表現しています。「天王星」では弦楽器の厚みある演奏に圧倒されます。管楽器の雷鳴のような響きも良いですね。

これら2つのパートが「洗練」されたイメージを与え、「惑星」という楽曲の持つ宇宙観を実感させてくれます。さらにここまで透明感に満ちた「惑星」は初めて聴いたように思いますね。ハッブル宇宙望遠鏡や各種探査機が撮影した鮮明な宇宙像につながるところがあり、好感が持てます。


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最後の「冥王星」は、ホルストの作品に対する単なる追加ではなく、より現代的な感覚に満ちた仕上がりの作品になっています。このあたりは「コリン・マシューズ」という作曲家の手腕なのでしょう。

この曲があったほうがいいのか、悪いのか・・・私には判断できません。これはこれで興味深い曲に思えますし、だからといって無いと困ることもないようですし。

私としては、ホルスト「惑星」と「それに関連する別個の曲」というイメージでした。

演奏そのものは、本編の「惑星」と同じく、とても充実した内容ですね。


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全体としては、是非、聴いていただきたいアルバムだと思います。

ラトル&ベルリンフィルの「惑星」は、きっと新しい感動を与えてくれるでしょう。


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このアルバムは話題性もあって売れているようです!!!

サイモン・ラトルさんのサイト


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