銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

ホテルさまざま・・・

2007-11-18 11:09:47 | あきかぜ便り~日記
先日、比較的お値打ち価格のホテルを利用しました。一番は「お値段」で決めましたが、新規開業・カードキー採用ということにも興味を持ったので、今回の選択となりました。

ちょうどチェックインが集中する時間帯だったため、フロントが混雑していまして、作業は流れ作業。フロントの方は丁寧な対応だったものの、まだ案内に慣れていないような印象。


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早速、部屋へ行ってみると~

アリャ?
部屋の照明が壁にある??

普通、部屋の照明は天井にあるものという常識を覆す、まさに新発想の照明位置。部屋にある照明といったら、これとデスクスタンド、あとはバスユニットの照明だけでした。

変わった部屋だね~
スタートレックの部屋みたい!
と喜んでいたのですが、どうにも落ち着かないのです。

壁にある部屋の照明は部屋を明るくするに充分な光量を持っているので、機能的には問題ないようです。しかし、部屋の何処にいても照明本体が目に入ってしまい、眩しく感じます。

さらに光の波長が寒色系でLED的な指向性の強さも感じられ、気分的にまったく落ち着かない色合いの照明なのです。10分ほどでイライラしてきて、照明を消してしまいました。
「あぁ~すっきりした」
「いらないよ、こんな照明」

幸い高層階だったので、カーテンを全開にしても問題なし。カーテンを開けると繁華街の街明かりがあって、昭明が無くても何とかなる状況になりました。
「本は読めないけど、この方がイライラしない」


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デスクスタンドの照明も試してみました。

こちらも寒色系で目障りな光。目が痛くなるので、やはり消しました。あとはバスユニットの扉をあけたまま、中にある白色系の柔らかい照明をつけたままにして、少し部屋の光量を補強。

結局、この夜は窓から見える夜空と街を眺めながら、ボ~ッとしていましたね。まるで夜行列車で夜空を眺めているかのような気分になり、いつしか眠ってしまいました。


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壁にある照明。

不思議な場所に照明があるものです。夜空を眺めているうちに、この位置に照明がある理由に気がつきました。この照明の位置は位置的にバスユニットの裏側になるわけで、ここに部屋の照明を設置してしまえば、電源配線を短くできるはずです。バスユニットと照明を一ヶ所にまとめてしまうことで、配線は短くなります。たくさんの部屋があるホテルのことですから、建物全体ではオトクな設計と言えるでしょう。

そうかぁ~
コスト削減のためだったのね???

スタートレックのような先進的なデザインセンス(?)に由来するものでは無いらしいことに、ちょっとガッカリしてみたり。
(笑)

それはともかく、ゆっくりくつろぎたい夜の時間にイライラする照明で神経を逆なでされるのは
「もうご免!」
なので、このホテルは利用しないだろうなあ~と思いながらチェックアウトを済ませた朝なのでした。