銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

東京・高尾山へ行ってきました

2007-11-08 10:19:17 | あきかぜ便り~日記
平日なのにお休みとなりまして、東京多摩地区を代表する高尾山に行ってきました。
「紅葉を眺めよう」
という風流な思いからのお出かけです。
(^^)

この高尾山は600メートルほどの山で、ハイキングや幼稚園・小学校の遠足の地としても人気があるようですね。

幼稚園の子でも登ることが出来る山なら・・・ということで、いくつかある登山ルートのうち「稲荷山コース」を選んでみました。コースの入り口はケーブルカーの駅横にあります。いわゆる参道とは違って、山道の様相を呈しているのですが、
「大したことないよね」
という軽いノリで歩き始めました。

ほどなく目の前には階段が現れ、
「なかなか整備されてるねえ」
と余裕の表情を浮かべ、テクテク登ります。





***
比較的急な階段とはいえ、楽に上ることが出来ました。

が・・・
しかし、この先から路面は一気に
「本格的な山道」
に豹変。




どうやら前日に雨が降ったらしく、濡れ落ち葉に湿った土の急坂と化していました。この日の天候も暗く曇っていて、道は薄暗いところがチラホラ。

写真を見ても分かる通り、このルートで登っている人はほとんどいません。思い直せば、ケーブルカーは満員だったような・・・
「このルートの選択は失敗だったかも」
と不安がわき起こる中、後方から歩いてきた人がツルンと滑って転んでいました。

内心、ガクガクブルブルです。
(*_*)


***
足下のコンディションが悪い中、ゆっくり歩くことに集中して山頂を目指します。周囲を時々見渡してみても「緑」一色で、紅葉の気配が感じられませんね。
「紅葉は、どうなってるの??」

途中で見晴らし台のような休憩所があるのですが、曇天に包まれ灰色の街は遠くまで見渡せませんでした。もはや紅葉や景色を楽しむより、雨の方が心配なのですがね~
(^^;

いよいよ山頂間近というときに目の前に現れたのが、急勾配の階段。




山頂手前にこれほど急な階段があるなんて想像もしていなかったので、ビックリです。それに階段の長さも長いようですし・・・
「ルートマップに書いておいてよ~」
(T.T)


***
山頂が近づくにつれ、上の方からにぎやかな声が聞こえて来ます。

やっとのことで急な階段を上りきったところに山頂がありました。
「フ~、登ったねえ~」

上から聞こえてきたにぎやかな声の主は元気な幼稚園児たちでした。子供たちは遠足で山頂まで来ていました。違うルートで登ってきたと思いますが、ケーブルカーを利用したのかな??

だって、ケーブルカーの駅から山頂までも距離がありますからね~
エライエライ!>元気な幼稚園児たち





***
高尾山の山頂まで稲荷山コースで登って分かったこと・・・
「山をなめたらアカン!」

稲荷山のコースは本当の山道で、天候によっては滑りやすいので注意が必要ですね。日帰り登山に準じた準備をしたほうがいいかもしれません。

ああ、紅葉のほうですが、山頂でもほとんど紅葉していません。紅葉している木を探すのが大変なくらいです。休憩所の横だけ紅葉し始めているので、山頂に来た人はみんな同じ場所で写真を撮っていたようです。

今年の紅葉は遅くなりそうですよ。