銀の砂時計

Elegant~美しい旋律に調和する良質な風景・生活空間を求めて

メイド喫茶なるもの

2006-01-23 11:40:26 | あきかぜ便り~日記
先日、メイド喫茶なるものに行ってきました。退院したのだから、お茶でもしよう!という友人の誘いがあったので、お茶することに・・・しかし、それがメイド喫茶というカテゴリーの店でした。

私の中にあるメイド喫茶というものの定義は、果てしなく秋葉原チックな値に近似する定義しか持ち合わせていません。マニアな男性客が詰めかける場所というイメージです。

実は正直に言うと、メイド喫茶は今回が2回目。前回は少し閑散とした、静かな場所にあって、ゆっくりとくつろぐことが出来るお店でした。今回も同じお店に行くことになりました。秋葉原ではないためか、普通のお店のたたずまいをしています。女性のお客さんも普通にいるという、「お茶」をメインにしたいというお店らしいのです。なかなか落ち着いた雰囲気のいいお店です。

いちおうメイドさんはいます。前回のメイドさんはなりきっているというか、メイドさんというキャラが似合っている方でした。今回のメイドさんは何となく恥ずかしがっている風で、メイドになりきっていない印象。メイドさん目的の来店ではないけれど、せっかくの可愛い制服がちょっと浮いてしまっています。前回のお姉さんの方が良かったな~

ここのお店は紅茶がたくさんあるので、前回とは違う銘柄を頼んでみました。友人と会話をしながら、紅茶の飲むのですが・・・何かが違うのです。「確かに美味しいのだけど、どこか腑に落ちない」感じがしました。もっと美味しくできるのではないか?と考えてしまうのです。

まず、初めに出てくる水が美味しくないですね。いちおう氷も入った冷たい水が出てきますが、単なる水道水で美味しくないです。恐らくこの水が紅茶にも使われていると思うと、せっかくの紅茶も魅力がなくなってしまいます。こんな美味しくない水ではなくて、もう少し気を気張って欲しいですね。

私は長野県のあるホテルに、年に何回も一人でブラ~っと行きます。豊かな自然に囲まれた静かなホテルで、ただ何もしないでボ~っとするだけに行くのですが、ここのレストランで出される水が劇的に美味しいのです。丸い口当たりで、のど越しが柔らかく、とても優しい味の美味しい水がテーブルに出てくるのです。こういう時って、単なる水なのですが、とても嬉しくなってしまう瞬間です。水に感動してしまうこと自体が、毎回、私に新鮮な印象を与えてくれ、そこで食事をするのが楽しくさせてくれます。

話を元に戻しましょう。紅茶を大切にするお店なら、少しは感動を与えてくれる水を提供して欲しいです。まず来店して口にするのは水ですから、お店の第一印象を与える重要なアイテムのはずです。水が美味しいだけで、そのあとの紅茶への期待感も実際の味も変ってくると思います。

ということで、メイドさんの可愛さにワクワクしている友人を尻目に、もっと美味しい紅茶があるのではないかという思いを強くしてしまいました。そこで帰りに早速、紅茶の本など買ってみたり、紅茶関連のホームページをみたりしています。やはり奥が深いです。紅茶というと何となくイギリスというイメージがありますが、全く何も知らないことを実感しました。私にとってイギリスといえば、繊細な音を再生してくれる音響機器の国、エドワード・ウィリアム・エルガーの生まれた国、BBCの国・・・最近は「とうもろこしのかべ」のアナちゃんも?・・・という音楽的なイメージだけが先行していました。そこに紅茶という専門分野が出来そうな勢いです。

メイド喫茶で紅茶に興味を持ってしまいました。