
なんともやるせない奥田英朗の群像劇。
登場する6人、フリーライター、カラオケボックス店員、風俗小説作家、裏DVD女優、風俗専門スカウトマン、欲求不満の主婦、みんな最低だ。だけど、こんな人々の上にも人生という時間は平等に流れているのだ。人生って・・・何・・・・?
次の言葉が心に響いた。
世の中をなめるなよ。誰だって好きなことやって生きていけるわけがないんだ。金のために我慢して、プライドを捨てて、馬鹿にされたって、がんばって生きているんだ。自分だけらくして生きられると思うなよ。
作品名の「ララピポ」は次の言葉の外国人発音らしい・・・
a lot of people