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母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

私の2月の記録

2022年02月28日 | 家族・自分
・314,317歩(28日間)=一日平均:11,226歩
・261.5㌔(28日間)=一日平均:9.3㌔
・読書=15冊

雪の降る日もありましたが今月も皆勤賞!元旦から継続中なり。
この勢いで3月も頑張るぞぉ~~~~~♪♪♪

岩手山 @夕顔瀬橋

2022年02月28日 | 盛岡風景
出がけに西の空を見やると岩手山は雲の中、ってことで晴れ間が出るのを期待して茶畑交差点で折り返して旭橋方面へ。メガネの松田さんでの時間調整もうまく行き、岩手山バッチリ!風は強いものの冷たさはさほどでもない中、9.2㌔歩いて2月も終了。

王国への道ー遠藤周作

2022年02月27日 | 読書
評価5

再読(前回2021年6月22日)。
1614年切支丹国外追放者の船に一人の男が乗り込んだ。藤蔵というその男はシャム・アユタヤの日本人町を統率し数々の戦に勝利、軍事的な才を買われ傭兵隊長へ登りつめる。権謀術数渦巻く地での山田長政の活躍と友人の司教ペドロ岐部との世界観を対比して語られる激動の物語。

騙し騙されのアユタヤ王朝の王位をめぐる争いが凄まじい。そんな中を冷静な戦術眼で潜り抜けて来た長政も最後には信じた女に裏切られ毒を盛られて死をむかえる。と、言っても、その女性は長政が謀略で失脚させた男の娘だったのだから自業自得。「天上の王国」を目指したペドロ岐部と対照的に「地上の王国」を目指した長政の限界だったのだろう。かなり身勝手な男に映る。ペドロ岐部の歩みについては「銃と十字架」(遠藤周作)に詳しいとのこと。水沢潜伏についても記述されているらしい。

沈黙ー遠藤周作

2022年02月25日 | 読書
3度目の再読(前回2021年3月22日)。
切支丹禁制の中、日本に潜入したポルトガル司祭ロドリゴは五島の寒村で捕縛されてしまう。転向を迫られるロドリゴは抵抗するものの、穴吊りの拷問を受けている百姓たちの呻き声を聞くに耐えなくなって転向してしまう。永遠の名作。

神の沈黙、神の存在・・・何度読んでも難しいテーマだ。当時の日本におけるキリスト信仰の実体をうかがわせる記述もありかなり参考になる。遠藤周作のキリスト三部作「イエスの生涯」「キリストの誕生」「死海のほとり」と合わせて読みたい一冊!