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母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

沙高楼綺譚ー浅田次郎

2018年12月30日 | 読書

評価4

「沙高楼へようこそ」女装オーナーの言葉で、今宵もめくるめく物語が始まる。日本刀の真贋をめぐる真実、かつての日本映画界の伝説、やくざ渡世の内幕ー巨万の富と名誉を得た者が胸に秘めてきた驚愕の光景が鮮やかな語り口とともに展開する。ストーリーテラー・浅田次郎が本領発揮した超贅沢な5作品からなる短編連作。

予知夢ー東野圭吾

2018年12月29日 | 読書

評価3

ご存知、ガリレオシリーズ短編連作集。今回もオカルトまがいの事件を湯川先生が一刀両断!しかし、草薙刑事さん「たまには自分で解決してみよ~よ」と言いたくなる(笑)。

夢想る(ゆめみる)
17年前に少女と結ばれる夢を見たと主張する男が少女の部屋に侵入するも、母親に猟銃を発砲され逃走。この男と少女に関わる因縁とは・・・

霊視る(みえる)
ひき逃げ事件を目撃されたことから強請られ始めた恋人を護るために、アリバイトリックを巡らし犯行に及ぶが・・・

騒霊ぐ(さわぐ)
金に目が眩んだ甥とその一味が叔母を見殺しにし、訪問した営業マンを殺害。その家は毎晩8時になるとポルタ―ガイスト現象が起こるのだった。

絞殺る(しめる)
借金苦に悩む工場経営者が考えついたのは他殺に見せかけた、保険金目的の自殺だった。さて、その方法とは・・・

予知る(しる)
不倫に思い悩んでいた女が自殺した。しかし、真向かいのマンションに住む少女は女が自殺するシーンを3日前に見ていたと言う。これは予知能力なのか・・・

びっくりするようなトリックや理科学的な謎解きがないので少し拍子抜け。5話中3話は途中でなんとなくカラクリが読めたし(笑)。もっと本格的な物を読みたいな~

NHKのレベル低下が甚だしい。

2018年12月29日 | 家族・自分
今朝のNHKラジオニュースで「金足農業の吉田選手が高校最後の練習をした」と伝えていましたが、国民から受信料を徴収しているNHKがわざわざ伝えなければならないことなのでしょうか!?こんな情報は民放に任せるべきでしょう!

ま~私はテレビがないので受信料は取られませんけど・・・(笑)。


ドキュメント 太平洋戦争への道ー半藤一利

2018年12月29日 | 読書

評価5

昭和5年のロンドン軍縮会議から、満州事変、二・二六事件、日中戦争、ノモンハン事件、日独伊三国同盟、真珠湾攻撃まで、日本が歩んだ11年間のドキュメント。歴史の勉強はしたが、テストのための勉強だったことを痛感。太平洋戦争に至る背景が詳細に綴られているこの本は、歴史を紐解く上での道標となってくれるに違いない一級品!

そして、この本には太平洋戦争に深くかかわった盛岡中学出身の軍人が3人登場する。海軍大臣の米内光政(内閣総理大臣)、及川古志郎、陸軍大臣の板垣征四郎。

米内と板垣は昭和14年の日独伊三国同盟締結に関する五相会議に同席、同盟締結を迫る板垣に対して、米内の「勝てる見込みはありません。だいたい日本の海軍は、米英を向こうに廻して戦争をするように建造されてはおりません。独伊の海軍にいたっては、問題になりません」との一言で同盟締結が見送られることとなる。その翌年、三国同盟締結時の海軍大臣は及川。

びっくりしたのは、山本五十六が及川に宛てた昭和16年1月7日の手紙で、「どうしても戦争をするならば、自分が機動部隊を指揮して、ハワイに乗り込んで叩く。そして、連合艦隊司令長官には米内光政海軍大将を推薦する」と言っていること。これは、当時予備役でしかも内閣総理大臣だった良識派の米内を現役復帰させてまでも、海軍中央部の人事構成を変えなければならないとの訴えであった。

歴史は深い。まだまだ歴史探訪の旅を続けたいと思います。

連休初日

2018年12月28日 | 家族・自分
本読んで⇒掃除⇒本読んで⇒掃除⇒本読んで⇒掃除⇒本読んで⇒掃除⇒午後4時年末大掃除終了~♪

今読んでいる本に白堊先輩の米内光政海相、板垣征四郎陸相、及川古志郎海相が登場。まさしく「北の盛岡中学」。