白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

模倣犯(3)-宮部みゆき

2019年03月31日 | 読書

評価3

第1巻で明らかになった、トランクに遺体を乗せたまま崖下に転落した自動車事故の真相が語られる第3巻。車に同乗していたのは連続殺人事件の犯人・栗橋浩美と幼なじみの高井和明だった。もう一人の犯人・ピースのシナリオ通りに行動した浩美が過去の亡霊に怯え運転を誤ったのだった。

浩美を立ち直らせるきっかけになりそうだった和明が死に、ピースの暴走が加速しそう。第1巻以来登場していない、古川家のおじいちゃん(有馬義男)、塚田真一少年、前畑滋子の再登場は?表題の「模倣犯」の意味は?物語は終盤へ!

模倣犯(2)-宮部みゆき

2019年03月30日 | 読書

評価4

犯人の氏名が特定された第1巻の後半を受けた第2巻。
犯人の生い立ちとここまでの犯行の詳細が語られる。最初の女性二人を手にかけたシーンがおぞましい。これがきっかけで後の大川公園事件へと突っ走る犯人。薄々友人が犯人だと気付き始めた幼なじみ高井和明の運命は?

第1巻に登場した人々は影をひそめ、ほとんど犯人とそれをとりまく人々しか出てこない。

めちゃくちゃ高校野球ファンです。

2019年03月30日 | 高校野球
が、いろいろな甲子園での騒動を見ていると「いっそのこと他のスポーツ同様スポンサー無関係のインターハイ1本にすればいいのに!」と思ってしまいます。

大人の都合だらけで、どこが「純粋」or「教育の一環」なのでしょう!?笑ってしまいます。

高校野球は地方大会までにして、「甲子園は見ないことにしようかな・・・」と今考えているところです。正直言って興ざめです。


模倣犯(1)-宮部みゆき

2019年03月28日 | 読書

評価5

宮部みゆき、渾身のサスペンス大作第1巻(全5巻)。
二十歳のOL古川鞠子が行方不明になってから三ヵ月後、隅田川沿いの公園で右腕と鞠子のバッグが発見された。ただし右腕は鞠子のものではなかった。第一発見者は前年に両親と妹を惨殺された高校生・塚田真一。懸命の捜査にも関わらず犯人と思われる人間にかく乱させられる警察と古川家。事件はまだ始まったばかりだが、なにやらドキドキ感半端ない滑り出しに期待が膨らむ。

犯人と思われる人物と接触する鞠子のおじいちゃん・有馬義男が軸となり話が進む。72歳の年齢を感じさせない冷静さと判断力がすばらしい。ただ年齢が年齢だけに最終巻まで持つかどうかが心配。鞠子の事件と同時進行で語られる真一一家の事件の行方、ルポライター前畑滋子の動向も気になる。しかし、犯人は誰なんだ!?すごく気になる!まだまだ山あり谷ありだろう物語、うわ~しばらくはこの本から離れられそうにない。先が気になる。

やれやれ、、、

2019年03月26日 | ノンジャンル
帰宅して、1階エントランスのポストを確認したところUパックの不在連絡票が入っていた。

「わざわざ玄関口まで来てくれたんだな~、どれどれ、その時の様子を見てみよ~」

ってことで、今月から稼働開始した防犯カメラを再生してみたところ、配達員の姿が映っていない!

はぁ~???

配達員さんもいろいろ大変ですな~お疲れ様です!

ステップファザー・ステップー宮部みゆき

2019年03月24日 | 読書

評価3

ある家に忍び込もうとして屋根に登っていた泥棒がカミナリに遭遇してお隣の家に落下。父母ともに相手と駆け落ちしてしまったその家には中1の双子の兄弟が暮らしていた。双子から「指紋をとってるから」と脅された男は、「僕らのお父さんになって欲しい」との要望に嫌々従うことになるのだった。

日常に起こる事件を疑似父子となった3人が絶妙な連携で解決、しだいに双子に心惹かれて行く男の様子が可愛い。中1男子にしてはちょっと幼すぎる双子に違和感を持ちつつ、宮部みゆきらしからぬほんわか風味に拍子抜け。