
数ある荻原浩のサスペンス物の最高傑作!
でーっ!「サスペンス物は何度も読み直すことが大事」だとつくづく感じたのであった。初めて読んだ時は先を急ぐあまり首を傾げながらも読み進んだ文章、言葉の一つ一つが実は伏線になっていたことにハタと気づくことしばしば。「へ~だからこ~なったんだ~」「これが~ここに~こ~結びつくわけか~」って感じ(笑)。
「レインマンと呼ばれる人物に足首を切られる若い女性。でも、ある香水を使っている女性は安全」という都市伝説が流布される中、若い女性の殺害事件が連続する。その3人の死体には足首がなかった。そして、主人公の名コンビ、警視庁の女性警部補・名島と目黒署巡査部長・小暮が犯人を追い詰める。この二人の子どもに対する情愛あふれる描写、二人の掛け合いがサスペンスに絶妙な温かみを加えている。いや~本当に2回目読んでよかった!楽しかった(笑)。
しかし、ふと思う・・・
名島警部補って下の名前なんなんでしょう!????
小暮さんは「悠一」だってことはわかるんですが、名島さんの下の名前がどこにも出て来ないのでした。ああ~すんごく気になるーっ!