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白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

短いけど深い一冊

2017年03月12日 | 読書

土日読んだ本三冊目!
こんなに暇でいいんだろうか(笑)!?
144頁の作品ながら中身は濃い。

小さい広告代理店の経営者である「私」は容体が悪化した父親のもと故郷函館に帰郷する。間もなく父親は死に至り、「私」は父親の残した原稿を手に父親の人生と自分の人生を振り返る。

13年前に父親を亡くしている私と諸々共通点がある展開に引き込まれ、あっと言う間に読み終えてしまった。さすがは荻原さん!印象に残った言葉をあげておく。

「あ、お父さん」
娘は私のことを、お父さんと呼ぶ。パパという呼び名に抵抗があった私が、そう呼ばせていたからだ。

娘とは相性もなにもない。親とは常に子へ、見返りのない片思いをするものなのだ。

世の中には二種類の人間がいる。
尻尾を振ってでも、生活や家庭を守ろうとする人間。尻尾を振らずに、目に見えないものを守ろうとする人間。

人生は、何をなしたかではない。何をなそうとしたかだ。


私も小説を書こうかな・・・
書き出しは最初から決まっている。

私がこの世に生を受けたのは、昭和31年岩手県盛岡市だ。誰が何を言おうが言うまいが、それは変えられない。

告白-湊なかえ(再読)

2017年03月12日 | 読書
先週映画を見たので、画像効果が現れるか?確認の意味もあり再読。

結論、「画像イメージ」は微塵も浮かんで来なかった!

よくはわかりませんが、映像をとらえる部分と読書をとらえる部分が違うのでしょう。な、ので、小説が映画化された時、見ても大丈夫(笑)!でも、やっぱり、自分のイメージっちゅーもんは大事にしたいですよね。

しかし、再読しておいてこんなことを言うのもなんですが・・・ 話としては面白いけど、実はなんにも心に残らない小説ですねase2