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母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

四度目の氷河期ー荻原浩

2017年10月29日 | 読書

評価5
630頁一気読み!
自分はクロマニヨン人と母親との人工授精で生まれたと信じるワタルの17歳11ヶ月までの人生を辿る物語。小学校~高校までの学校生活、陸上の部活動、サチとの出会い、母親との死別。ストーリーテラー荻原浩のエキスが凝縮された素晴らしい青春小説!母親との別れの場面は泣けました。

シェエラザード(下)ー浅田次郎

2017年10月27日 | 読書

評価2
上巻を読んで予想外の結末を期待していただけに残念。登場人物が奇跡的に結びついて行く展開に少々違和感。ターニャと留次がどうなってしまったのか気になる・・・弥勒丸の生涯とオーバーラップさせたのでしょうが律子と軽部の恋愛話ってこの物語上必要だったのでしょうか?よくわかりませんでした。

シェエラザード(上)ー浅田次郎

2017年10月22日 | 読書

評価4
日本の敗戦が色濃くなった太平洋戦争終盤、国際赤十字の捕虜支援物資を届けるべく豪華客船・弥勒丸が南方海域に向かう。しかし、弥勒丸の隠された目的は二兆円にのぼる日本軍の金塊を帰路上海へ届けることだった。
あえなく米国潜水艦の魚雷で台湾沖に沈められた弥勒丸の引き揚げ話を持ち込まれた人々が次々と不審な死を遂げて行く。そして、巻き込まれて行く人々の人間模様。浅田次郎お得意の歴史ロマン。うわーっ 下巻早く読みたい!