![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/ce/8a742a7ec52a26bca8c34bc2454c71dd.jpg)
子午線一度の距離測定
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高橋 至時と間 重富は、寛政 9年(1797年)に
新たな暦『寛政暦』を完成させた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/8c/1db0180e3d6145c9b85ab1f007f4e9b6.jpg)
しかし至時は、この暦に満足していなかった。
そして、暦をより正確なものにするためには、
地球の大きさや、日本各地の経度・緯度を知る
ことが必要だと考えていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/47/9068cabc1530c17287df892ab909ef34.jpg)
地球の大きさは、緯度1度に相当する子午線弧長を
測ることで計算できるが、当時日本で知られていた
子午線1度の相当弧長は25里、30里、32里とまちまちで、
信用できるものではなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/08/7a4be5476e5b6e72c209a709786fb4f9.jpg)
忠敬は、自ら行った観測により、黒江町の自宅と
至時のいる浅草の暦局の緯度の差は1分ということを
知っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/9a/7bf8a6848be7820110f663e186a50440.jpg)
そこで、両地点の南北の距離を正確に求めれば
1度の距離を求められると思い、実際に測量を行った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/a4/b89d1b3fed0f7dc65825c10b501bcb0c.jpg)
そしてその内容を至時に報告すると、至時からは
「両地点の緯度の差は小さすぎるから正確な値は
出せない」と返答された。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/fa/4689e96e5e880e0c7491f294b8a4992f.jpg)
そして「正確な値を出すためには、江戸から蝦夷地
(現在の北海道)ぐらいまでの距離を測ればよいのでは
ないか」と提案された。
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※ 画像一部は借りものです。
※ 次回は[新作落語]の予定。
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