へんくつゃ半睡の「とほほ」な生活!

 奇人・変人・居眠り迷人。医療関連を引退⇒
某所で隠遁準備中。性質が頑な、素直ではなく、
偏屈でひねくれています。

【愛】三陸沖に浮かぶネコの楽園・・・!@宮城・田代島のいま

2009年07月08日 | 犬好き・猫好き

三陸沖に浮かぶネコの楽園 宮城・田代島のいま
IZA 
2009/07/05 13:53から 引用・転載しました。
 

 
つぶらな瞳で魚を見つめ、獲物をくわえて悠々と歩み去る。
早朝の漁港、ファインダー越しの姿がほほえましい。

 
 宮城県石巻市の田代島は、同市中心部の南東約15キロ、
 石巻湾に浮かぶ面積3.14平方キロの島。
 人口70人ほど。一方、島に暮らすネコは約100匹にのぼる。
 
 島の中心部に「猫神様」を奉る「猫神社」がある。
 由来では、漁師が石を砕いて
(いかり)を作っていると、
 破片がネコにあたり傷を負わせてしまった。
 そこで、ネコの安全と大漁を祈願して建立されたという。

 
 「ネコは、昔からいじめないんだ」。そう話すのは、江戸時代から続く
 定置網漁「大謀
(だいぼう)網」で、漁を統括する「大謀」を務める山道正義さん(58)。
 
「悪さをしないし、かわいい」

 
 
大漁を約束する神様として大切にされ、離島という地理的条件も一役買って島は
 “ネコの楽園”となった。
 猫神社への細い坂道の途中、ネコの群がる民家があった。
 「ガンガン」。壁をたたく音が響くと戸口に寄ってくる。
 住人の畠山和子さん(70)が顔を出すと、30匹近いネコが一斉に視線を向る。
 畠山さんが用意した残飯を目当てに集まってきたのだ。
 
「好きとか嫌いとかじゃない。
 毎日顔を見てっから、姿を見なかったりすると『あいつ来ないな』と心配になる」
と畠山さん。

 
 ネコ好の観光客が島に来るようになったのは最近。
 きっかけは、民宿「はま屋」のオーナー、浜温
(ゆたか)さん(50)が始めたブログ。
 耳の折れたネコを「たれ耳ジャック」と紹介。
 テレビや雑誌に取り上げられ、「ネコの島」は一躍有名になった。
 「ゴールデンウイークなど多いときは200人は来た」と浜さん。

 
 突然のブームの一方、島の人口は昭和30年の1097人をピークに減少を続けていて、
 小・中学校も廃校になった。
 浜さんは、「ネコを観光資源に育てて、将来は『ネコビジネ』を確立したい。
 『田代島に来てよかった』って言ってもらいたい」と、
 このチャンスを島の活性化につなげたいという。

 ふと、ネコを撮影している人間を、島民はどう思っているのだろうか、と思った。
 「悪いことをしないし、ネコと同じ」と、山道さんはこともなげに言った。

 

  

産経新聞 写真報道局 安元雄太
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/274258/
 

コメント
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