へんくつゃ半睡の「とほほ」な生活!

 奇人・変人・居眠り迷人。医療関連を引退⇒
某所で隠遁準備中。性質が頑な、素直ではなく、
偏屈でひねくれています。

【食】かき・カキ・柿!@おいしいもの

2008年11月27日 | 江戸を歩く

かきカキ甘柿干し柿

栄養豊富・薬効がたっぷりの秋の味覚

 

 

かきカキ・甘柿・干し柿  身体に効く栄養成分・食材・調理方法

 

プロビタミンCとビタミンAが豊富

  栄養面での特徴は、ビタミンCが豊富なことでしょう。
 正確にいえば、プロビタミンCという、ビタミンCの前駆物質で、
 これが100g中1gも含まれています。
  プロビタミンCは体内に吸収されるとビタミンCとなって働きます。
 大きめのなら、1個食べるだけで、ほぼ1日のの必要量を満たします。
 また、ほかのくだものには少ない、ビタミンAも多く、とくに干し柿
 場合だと、生のものの2倍もAが含まれています。ただし、干し柿にすると、
 は失われてしまいます。

 

 

食べ方のヒント

  そのまま食べるのがいちばんおいしい食べ方ですが、ますサラダに加えたり、
 あえ物にしてもおつなものです。若葉はおひたし、ごまあえ、てんぷらなどに利用
 できます。
  また、白菜の漬け物に、柿の皮をいっしょに漬けると、甘みのあるおいしい
 白菜漬けができます。
  には多くの品種がありますが、旬はどれでもだいたい10~11月です。
 甘柿の王様は富有柿で、次郎柿がそれにつぎます。

 

 

 

お買い物・材料選びのポイント

  渋柿の代表は平たくて種のない平核無柿(ヒラタネナシ)や、細長く先端のとがった
 蜂屋柿などです。
  おいしい見分け方は、皮の色とつやに注目します。
  実はかためで、ヘたも緑色で、しっかりついているものなら安心です。干し柿は、
 表面に白い粉のふいているものを選びましょう。

 

 

 

二日酔いの防止や、かぜの予防に抜群の効果

  昔から、「くなると医者くなる」といわれるほど、柿は健康食品として
 すぐれた薬効を発揮します。
  まず有名なところでは、二日酔いの防止。これは、柿に酒の酔いをさます働きが
 あるからで、お酒を飲む前に 生の柿を1~2個食べて おくと、悪酔いを防ぎます。

  二日酔で気分のすぐれないときも、よく熟した甘柿を1個食べると、アルコールが
 抜けて気分がスッキリします。ビタミンC肝臓の働きを助け、解毒を促すからでしょう。
  ただし、の乏しい干し柿では効果はありません。
 乗りもの酔いにも、柿を食べるといいといわれます。

 

 

治す・防ぐ

 二日酔い、風邪、夜尿症、高血圧、やけど、かぶれ、しもやけ、痔、虫刺され、歯痛など
 
  晩秋、木枯らしが吹き始めるころ、柿は最盛期を迎えます。このころはかぜをひきやすい
 時期でもありますが、 毎日柿を食べていれば、かぜの予防になります。
  これは、ビタミンが、ウイルスに対する抵抗力を高め、のどなどの粘膜を強くして
 くれるからです。ただし食べすぎると、かえって害になることがあるので、注意してください。
  とくに空腹時にたくさん食べると、消化不良をおこしたり、便秘の原因になったりします
 ので1日に1~2個が 適量です。

  また、タンニンが体内で鉄と結合して、鉄分の吸収を妨げますので、貧血症の人は
 ひかえたほうがいいでしょう。

 

柿なますの作り方
 大根の皮をむいておろし金でおろし、さっと汁をしぼってボールに入れる。
 干し柿はヘタをとり、表面をぬれぶきんで拭いてから細かく切る。
 切った干し柿、砂糖、酢、塩を1に入れ、混ぜる。
 味がなじむまで、一晩おいておく。
 干し柿の甘さが出てきたら食べ頃。

※昔は、大根は粗めにおろすことが多かったようである。

コメント (17)
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