え、お呼びでない?!

日々の由無し事、時々、自転車ネタ・・・こりゃまた失礼いたしました。

楽しきロードレース

2009年06月29日 | 自転車・トレーニング

日曜日、内灘町はしっかりと晴れ渡って暑くなり、干拓地を周回するレースコースでは、熱き戦いが繰りひろげられたのでした。



このレースは、一般のロードレース愛好家でも参加できる公道を使ったレースとして、おまけに本格的なスタイルのタイムトライアル(チーム、個人)も走れるとあって、人気のロードレース大会です。



筆者はチーム・ロードタイムトライアルとマスドロードレース(一般の部)に参加。



タイムトライアルは1チーム4人で2周26.6kmを、マスドロードレース(大人数による一斉スタートのレース)は4周53.2kmを走ります。



まずはタイムトライアル。これは4人が先頭交代を繰り返しながら高速巡航で周回し、チームの3番目にゴールした人のタイムを競うもの。ただしお互いの間が一定距離(正確な数値は失念しました)以上空いてしまっては失格になってしまいます。



もし誰かが途中で脱落(千切れる)してしまった場合は、その後は3人で回していくことになるので一人当たりの負担が大きくなるし、もう脱落する訳にはいかないので厳しい走りになります。



もちろんスピードを緩めれば全員揃って走り切れるのですが、タイムトライアルである以上、あまり緩めてしまっては面白みが半減するし、そこは恨みっこなしで鬼になって・・・・(笑)。



7時20分から30秒毎に1チームずつスタートし、いよいよ我々のチームもスタート。序盤は4人の調子を確かめ合いながら適度なスピードを探っていくが、残念ながら1周目の後半で1名脱落。せめて1周目が終了するまでは4人揃って走りたいが、そこは鬼になって(笑)サヨナラ~。



その後3人でおおむね40km程度のスピードで回して行くが、1名がややへばってきたので3番目の位置に固定となり、筆者ともう一人で引っ張ってゆくもさすがに38kmペースに落ちる。



我慢しながら走り続け、後からスタートした2チームに抜かれはしたが、無事ゴール。気になる順位は・・・・すみません、リザルト見てくるのをすっかり忘れてしまいました。数日のうちに協賛会社のHPにアップされるはずですが・・・・楽しみです。



とにかく順位に関係なく、自動車や信号を気にせずに公道を思いっきり使って、仲間と引っ張りあいながら疾走するのは愉快爽快です。それがこのレースの人気たる所以でもあるのですね。



さて次にマスドロード。こちらは一般の部にエントリーした者を年齢でヤングとアダルトの2クラスに分け、筆者は当然アダルトクラス(つまりおじさんの部)。



時間が来て110名強が一斉にスタート。集団の後方からのスタートになってしまったけれど、道の端の方をすり抜け早い段階で前方に位置取る。



今回はレース前から、チームの仲間とは前々でローテーションに加わりながら走り、展開と体力が向けば逃げもありと示しあわせてあったので、徐々に集団前方にみんな集まってきた。



もちろん集団の中でのいろいろな動きや流れがあるので常に先頭付近にいる訳ではなく、時に少し後ろに下がったりもするが、前々に必ずチームメイトの誰かがいるので再び前方へ復帰しやすい。



これがチームプレイ、チームはなるべく固まっていることのメリットなんだなーと思いながら周回をこなす。いやー実際今回は、回り(一緒に走っている選手およびギャラリー)からも我々のチームの存在感は結構あったと思いますよ。



最終的なゴール着順はともかく、レース中、チームメイトと協力しあいながら集団を引っ張ってゆくのは実に痛快で楽しく、これがマスドロードレースを走る醍醐味の一つなのですね。



中略。



最終周に入り、逃げていた一人を追うべく集団の先頭でローテーションに加わる。逃げを吸収すると集団はゴールスプリントに向けてのけん制のためかスピードもややマッタリする。



後方から上がってきた選手に左右から被せられてアンコ状態になってしまい、前方へ出そびれてしまう。あちゃー、これではスプリントに加われないなあと思いつつ大きく右へカーブし集団は最後の直線へ。残り約2km。



スピードは徐々に上がってゆく。何とかアンコ状態を脱せないものかと思うが無理っぽい。無理な動きは落車を誘発してしまう。ロードレースはマナーが重要だ。よって半ば諦めの心持ち。



すると突然前方で、ガッシャーン! キキキーッ! と集団落車発生。マジかい?! 前方の選手達が順番にコケてゆく。心の中でアーッと思いながらこちらもフルブレーキングするが回避できず前の選手に乗り上げる。幸いスピードはかなり死んでおり体が吹っ飛ぶことはなく、後ろから乗り上げられることもなく、軽くコケただけで済んだ。



すぐに自転車を拾い上げレースへ復帰せんとするも、先頭集団の背中は既に遥かかなた。ここから残された選手達とゴールまでスプリントする意味もなく、実質的にはこの時点でレースは終了したも同然。ぼちぼちと(とは言っても一応スピードは35~36kmくらいですが)ゴールに向かう。



結果は・・・・これもリザルト確認してませーん。もっともこんな状態だったからあまり意味ないですけどね。



それにしても落車は怖いですね。我々の後にゴールしたチャンピオンクラスのゴールスプリントではかなり派手な落車が発生したらしく、重傷者もいたそうだ(もっともこの大会では毎年の様に誰か鎖骨骨折等の大怪我する人が発生しているので特に珍しくもないけど・・・・)。



レース中は常に危険予知をしつつ走ってはいるけれど、集団内での眼前の落車は避けようもない。プロじゃないんだから、集団でのゴールスプリントはある程度自重も必要でしょう。



それにしても今回は、集団の前々でチームメイトと意思疎通しながら走ることができて、実にレースを楽しめました。今まで参加したマスドロードレースで一番楽しかったかもしれません。来年以降もかくあるべしですね。集団の後ろにぶら下がって楽して走るだけ(ゴールスプリントにはちゃっかり参加)じゃ面白くないもんね。



あとは最後の詰め、いかに良い位置取りをしてゴールスプリントの参加権を得られるか、というところが課題です。自分とは言わずチーム内からぜひ優勝者を出したいですね。



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