日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

七十歳過ぎたら、肝心要の事はメモにして、どうでもいいことは忘れるに限ります⁉

2020-10-15 09:44:00 | 高齢者
    今日の言葉
   
    日々に新たに

 苟に日に新たに、
   日日に新たに、
     又日に新たなり

苟日新日日新又日新 
   四書五経「大学」     


きょうの行いはきのうよりも新しくよくなり、明日の行いはきょうよりも新しく新しくよくなるように修養を心がけねばならない。殷の湯王はかれを盤、すなわち洗面の器に彫りつけて毎日の自誡の句とした。
『中国の古典名言辞典』・講談社学術文庫

忘却とは忘れ去る事なり
忘れえずして忘却を誓う心の悲しさよ
菊田一夫原作 「君の名は」より

幼い頃から、耳に胼胝ができるほど聞いてきたセリフです。いつもは、「事なり」で終わっていたのですが、調べてみたら続きがありました。下のセリフは、わすれられないことを無理にわすれようてしてもできない、そのもどかしさのジレンマをうまく表現しています。

でも、後期高齢者になれば、「忘却」は日常茶飯事ですから、そこには、ロマンのかけらもありません。忘れてしまうことは当たり前になります。

「忘却」とは、神様が人間にプレゼントしてくれた最高のものです。特に後期高齢者には一つの人生を守るアイテムになります。寿命が伸び、前期高齢者はそれはそのアイテムはまだ、必要ありませんが・・・。

「忘れる」、これをテーマに選んだのは、下記の記事を読んで、自分にあてはめたからなのです。予備軍にあたる自分の生き方で避けて通れないのは、「物忘れ」です。

忘れていいことといけないことがあります。特に、高齢者になると、すべて忘れる場合もありえます。そうならないためにも、肝心なことはメモするクセをつけるようにしています。スマホのメモ帳に書き留めて置けば安心です。紙やホワイトボ-ドでは、捨てたり、消されたりする可能性があります。

もう一つ、予備軍として心がけていることがあります。起床から就寝まで、その日、無事に過ごすことだけを考えて暮らすようにしています。喜怒哀楽をひきずらないで、翌朝、新たな気持ちでスタートできるよう、今から準備していきます。


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