今日の言葉
他人への貢献こそ幸福である
アルフレッド・アドラ-
接客業の苦悩
倒産件数が前年度比より、減少したという、ほっとするニュースが目に止まりました。コロナで、企業経営がむずかしくなったとき、持続給付金が支給され、一息ついたのではないでしょうか?しかし、落ち込んだ景気が、V字回復するには時間がかかりそうです。
昨日のブログで、「ラーメン屋の閉店」について書きました。付け足しがかあります。
飲食店が真っ先に倒産するのは、固定費、特に家賃の負担が主たる原因です。次に人件費です。社員待遇で雇用すると、社会保険がプラスされます。
新規で出店すると、設備投資のために借入をします。その月々の返済があります。
経費削減には、人件費、そして家賃が手っ取り早い項目です。しかし、飲食店は人の手が必要で、あまり人員は減らせません。そこで、家主との家賃減額が浮上してきます。土俵際で耐えている店もたくさんあると思います。これから、家賃値下げ交渉が本格化するでしょう?貸主も安泰ではない時代になりました。
売上は、客数×客単価で計算されます。そして、営業日数で総売上がでます。売上減は客数の減少が原因です。緊急事態宣言をはさんで、外出自粛、経済活動が停止、企業の倒産による失業者の増加、収入減による内食に生活が移り、その代わりに、宅配が大活躍しています。このシステムを活用しています。
「Go Toイート」を掲げた菅政権、飲食店の救世主となるえるかどうか、どうでしょうか?
倒産件数は前年度より、減りましたが
朝日新聞2020.10.9夕刊の記事を紹介します。
消費支出11ヵ月連続前年割れ
総務省が9日公表した8月の家計調査によると、2人以上世帯が使ったお金は、物価変動の影響を覗いた実質で前年同月より6.9%少ない27万6360円だった
前年割れは11ヵ月連続。新型コロナウイルスの感染再拡大で、お盆期間中の帰省自粛が呼びかけられたこともあり
宿泊や鉄道運賃への支出が大きく落ち込んだ。
支出項目の実質額を昨年8月と比べると、航空運賃が95.9%減、鉄道運賃が79.0%減など移動にかかわる出費で減少が目だつ。落ち込み幅は7月より広がっており、「帰省自粛の呼びかけが影響した」と総務省は見ている。贈与金は41.6%減で、帰省した子どもや孫にお小遣いを渡す機会が減った可能性があるという。
一方、感染対策や「巣ごもり」支出は増え、マスクやガ-ゼを含む保健用消耗品は約2.5倍、ゲ-ムソフトは
79.5%増しだった。