苛立ち

　堺での販売はボチボチ。来週も行きますのでよろしくお願いします。直売は実はとても不効率で一日という時間を費やして収益は少ない。
　今年中盤に入り抱負が決まった。「無駄を惜しまないこと」「ある事にケチをつけないこと」一番目は就農一年目は栽培、販売共に無駄が多いがこの無駄が明日へと続くと信じて進むということ。二番目は仏の第一歩らしい。
　堺での販売を済ませた後、羽曳野の直売所の説明を聞きにいく。表示の問題が厳しいので質問をする。予想どうりの答え。まあ仕方ないと有機野菜と分かる表示は諦めた。しかし、毎回防除履歴を提出し農協が確認をしてから持ち込みとなる。この防除履歴を商品の中に入れられないかと提案。答えはノー。納得いく答えが出ないので突っかかる。消費者は出来るだけ薬のかかっていない野菜が欲しい人は必ずいる。農協が認めた防除履歴が何故入れられないのか。私には理解できない。表示は誤解を招くからとの理由。しかし防除履歴は話が違うと私は思う。これこそ今盛んに言われるトレーサビリティーなのに生産者側が情報を隠してどうするか？消費者が努力をしないと分からないなんてまったく馬鹿げている。販売場を見て愕然。消費者が判断できる材料は品物と名前だけ。まったく面白くない。個性も何も無い野菜。隣に安いキュウリがあればそちらを手にするだろう。これじゃスーパーとなにが違うのか？
　3時間しか寝ていない。睡眠不足が追い討ちをかけて久しぶりに腹が立った。