まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

台風

2009年10月09日 03時46分32秒 | Weblog
 朝起きると枝や葉が散乱。畑へ行く途中も木が倒れていたり・・・。

 え・・と。畑の状況ですが大きな被害が出ています。この時期作付けが多い葉物は強い雨風によりなぎ倒され折れたり、強い雨風のせいか葉はズタボロです。
 軟弱野菜の小松菜やルッコラ、ホウレンソウといった葉物はほぼ全滅状態になるのではと思います。時間の経過と共に復活するものもあれば良いのですが。

 大量の雨で畝の上まで水に浸かってしまった所もありました。朝一でそういう場所は水抜きをしたのですが根の痛みが気になります。今後病気や生育に影響が出なければ良いのですが。

 しばらく復旧に時間が掛かりそうです。


 こういうことは農業に付き物。
 改めてバクチに近いものがあると思う。病気や害虫で被害が出ることも、こういう天災も農業には付き物でこのリスクを生産者は全て負わなければいけない。
 しかし決して農業だけのことではなく工場だって風で屋根が飛んだり、浸水したり地震で崩壊することだってある。ただ自然と直接的に関わりを持っているので影響を受けやすいという事ではないか。
 
 台風上陸前、ラジオで農家が温室みかんのビニールを破っていると流れていた。うちのハウスみたいに小さかったら外すことも出来るが大きければ時間がなく破らないといけなくなる。このビニール代数万円では恐らく収まらないのではと思う。ただ全壊することを思えば破るという事になる。
 外のビニールや資材は避難できても中の作物は避難できるわけではないのでそこに被害がでる。最善の処置であり万全の処置ではない。

 私みたいに成り立っていない農家は寿命が縮まる思いであるが2年目でこういう経験が出来たことは良いことだとプラス思考に考える。そして心の中は辛いだけではなく自然との関わりを持てている事にある意味楽しむという感覚を持つ。「しゃぁない」の一言だ。

 時間の経過と共に状況は刻々と変わるので今は目の前にある状況を整えることに最善を尽くす。それのみである。

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