まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

有機的

2008年08月21日 22時12分06秒 | Weblog
 今日の路上販売。お盆が過ぎお客さんが戻ってきました。お盆だからお客さんが少ないのは分かっていたけどやっぱり寂しいよね。今日はありがとう。そして一安心。8月は注文も少なく野菜も余り気味。外出が多い時期だし里帰りされる方も多いだろうし。でも野菜はお盆休みがないんだよなぁ。来年はどうしようか。

 今日の出会い。昔奈良で半導体を作っていたというおじさんが声をかけてくる。今は半導体というと全てオートメーションで人間は管理するだけ。しかし昔は手で作っていたというのだからまさに職人芸だろう。こういう人がいたから今の日本がある。「おっちゃんが今の日本を作ったやな」なんて冗談のホントを言う。
 話を聞いていると無機質な電化製品にも昔は有機的な部分があったんだなぁなんて思う。昔の物はとにかく丈夫だったし修理をして長く使いたいと思えた。人の心が吹き込まれていたからだろう。今の大量生産の無機質電化にはそれがない。5年もてば良い方。あとは捨てて新しいのを買う。修理しようものなら「買うよりも高いですよ」なんて言われる。それか部品が無いと言われるのがオチである。

 野菜だって同じで慣行栽培でも有機栽培でも無機質な野菜が増えている。生産者の心がこもった有機的な野菜は実に少ない。大量生産の負の部分。
 おばあちゃんの作った野菜は化学肥料、農薬を使っていても美味しく食べられるのは有機的野菜だから。私は有機野菜を作りたいのではなく有機的野菜を作りたいのだ。

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