まつなが畑のはたけ日記

農ある生活をするため奈良御所市金剛山の麓に農地を借りスタート
素人農業の何気もない日々の日記

私たちは本気だ

2009年10月28日 22時49分11秒 | Weblog
 「俺は本気だ!」

 来年就農を控えた潮屋くんに何度も何度も語り掛ける。
 
 周りには本気で農業で食べていこうと思い、志がある人がいない。本気で環境問題を思う、考える人がいない。

 私たちと同じ意識で話が出来る人がいない。

 もっともっと時間とお金がある人は動いて欲しいと願う。
 10月25日山口県で上関原発反対のイベントがあった。DAYS JAPANの編集長広河隆一さんも来られるという事で行きたいと思った。しかし、実家の稲刈りでダメかと思ったら雨で中止、行ける?と調べると日帰りでは難しい次の日は出荷があるし、何よりお金が掛かりすぎる。ヘタをすると我が家の一ヶ月分・・・。

 
 「私たちは孤独なんだよ。仲間がいない・・」こんなことを潮屋くんに言っても仕方ないのだけど。



 私は思う。
 
 社会人ってサラリーマンをさす様だけど、私はこの世に生を受けた時から社会人だと。この社会、世の中を形成する一人だと。

 その一人が環境問題だって平和だって願わないと世の中は変わらない。

 だから子供は愛情たっぷりに育ってくれないと人に愛情を注げなくなってしまうし、平和を願えなくなってしまう。

 社会人だからこそ世の中を変えていく責任がある。

 サラリーマンなんて社会人じゃない。世の中を良くしようと思ってサラリーマンをしている人がどこにいる。みんな口を揃えて言う。
 「生活の為だと」

 昔とは違うバブルのような幻想の社会はもう無い。今の時代だからこそ真実を見据え本気で思う人が必要な時代ではないのか。そうできる環境にいる人はそうすべきだと強く、強く思う。

 私たちは両両親がお金があるから出来る。出来るのだ。

 社会人であるという事を自覚し、この生活は環境破壊の上で成り立っている、不幸にしている人の上で成り立っている。という事を自覚し。
 明日の未来の為に子供たちみんなが沢山の愛情を受けて育てる世の中を願っている。

 まず私達は農業で成り立たなければいけない。

 「私たちは本気だ。」
 



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