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将棋の日記

第3回 電王戦について(2)

2014-04-06 23:22:05 | 将棋ソフト情報
私の印象だと、豊島七段は、天才タイプの棋士だと思っていました。
つまり、ある程度は、プロ的に指して行けば、コンピューターには勝てる自信があると思っていました。
しかし、YSS と3桁台の練習将棋をしていることを聞いて、努力する秀才タイプの棋士であることを知りました。

森下九段の練習が少ないと、豊島七段と比較されることがありますが。
プロ棋士が、どのように対策を練るかは、プロ棋士自信が決めることであり、外野の私たちがあれやこれやと言うべきことではないと思います。

現在は、森下九段が負けて、プロ棋士側の1勝3敗になりました。

この結果を、どのように捉えるかは、人それぞれあるのではないのでしょうか?
1)プロ棋士が負けるのは、見たくない。
2)やっと、コンピューターが勝つ『Xデー』が来た。
3)人間とコンピューターと共存は、今後はどうなるのか?
4)コンピューターのこの結果が、人工知能(AI)にどのような影響を与えて、私たちの生活にどのように役に立つのか?


コンピューター側が勝ち越すことになった要因は、一体なんでしょうか?
現在のパソコンは、限りなく、オフコン、汎用機の処理速度と変わりなくなったこと。
メモリーが多く搭載が出来ること。
私は、この2点が、コンピューターが勝ち越す要因だと考えています。

2000年の頃のハード面は、現在とは比較にならない程、貧弱でした。
そのハードに合わせて、ソフトの開発をしないといけなかったのが実状です。

ここ数年のハードの発展が、今回の電王戦の結果になったと考えます。

2011年に、自宅のパソコンで、円周率の計算の10兆桁がギネス記録に登録されたことは有名な話です。
この事例だけを考えて見ても、現在のパソコンの処理速度とメモリーのハード面の発展があったことは、否定が出来ないと考えます。

将棋ソフトの開発者のプログラムのソフト面の努力はあることは、当然ながら否定はしませんが、それは、パソコンの処理速度とメモリーのハード面の発展があるから出来ることは、開発者であれば、分かっていることだと思います。

私は、開発者関係の立場から、どう捉えるのかについても、それぞれあると思います。
機械工学として、情報処理として、もしかして、有名企業のIT関係者ならば、この結果をどのように活用するのかに注目が出てくると思います。
5)将棋のアルゴリズムが、他のアルゴリズムにどのように応用が出来るのか?
6)コンピューターロボットの活用に応用が出来るのか?
7)人間が判断している部分を、今回の将棋アルゴリズムを分析して、コンピューターの判断にどのように応用するのか?
8)将棋ソフトの学習機能を、何に応用が出来るのか?
9)当然ながら囲碁の応用をどうするのか?
10)将棋以外のゲームプログラマーへの影響は、どのようになるのか?


私は、今回の電王戦の結果が、Yahooのトップ記事に載っているので、将棋ファン、将棋ソフト開発者以外にも影響を与えることを、考えるとさまざまな分野に応用される可能性も否定が出来ないので、そちらにも興味があります。

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