竜王戦の決勝トーナメントの丸山九段vs羽生四冠戦が行われました。
竜王戦中継サイト
対丸山九段戦だったので、角換わり腰掛け銀は予想していました。
お互い名人経験者なので、注目の1戦でした。
ただし、竜王戦の1組優勝者は、挑戦者になれないジンクスがあります。
なので、丸山九段は挑戦者になれないと思っていました。
個人的には、1番好きな戦法は角換わり腰掛け銀なので、とても楽しんで見れました。
先手:丸山九段
後手:羽生四冠(名人・棋聖・王座・王将)
戦型:角換わり腰掛け銀同型
角換わり腰掛け銀の基本型です。
△8八玉、▲2二玉は、木村定跡より先手必勝です。
なので、△7九玉、▲3一玉の升田定跡が現代の角換わり腰掛け銀となります。
歩の突き捨てによって変化が分かれます。 3つの変化があります。
4筋と2筋は、必ず突きます。
1)3筋
2)3、1筋
3)3、1、7筋
本譜は、3)となりました。 また、3)が現代の主流だと思います。
3)の変化より△2三歩から飛車の引き場所によって変化が分かれます。
▲2六飛が最新形、▲2九飛が旧形です。
本譜は、▲2九飛の旧形になりました。
ここまでは、第63期の名人戦の第3局と同一局面で、(先)羽生vs森内戦でした。 後手の森内の勝ちでした。
ここまでは、角換わり腰掛け銀の定跡として覚えていても損がないと思います。
でも、後手は受けて勝つ将棋なので、受け将棋の方には向いていると思います。
本譜も受け将棋となりました。
△3一歩の受けには驚きました。 全然、見えていない手でした。
△2一香は、羽生マジックのような気がします。
これが、詰めろ逃れの詰めろです。 △7三角も羽生マジックだと思います。
また、△5一桂の受けも用意しています。
△3一歩、△2一香、△7三角と受け将棋ですね!
攻め合っての勝ちではなく、受け切っての勝ちなので、指し方の方針が難しいと思います。
私はときどき、受け切って勝つ将棋もあるので、このような勝ち方は個人的には好きです。
投了図となりました。
後手玉に詰みがなくなったので、後手の勝ちとなりました。
次は木村八段と三番勝負です。
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対丸山九段戦だったので、角換わり腰掛け銀は予想していました。
お互い名人経験者なので、注目の1戦でした。
ただし、竜王戦の1組優勝者は、挑戦者になれないジンクスがあります。
なので、丸山九段は挑戦者になれないと思っていました。
個人的には、1番好きな戦法は角換わり腰掛け銀なので、とても楽しんで見れました。
先手:丸山九段
後手:羽生四冠(名人・棋聖・王座・王将)
戦型:角換わり腰掛け銀同型
角換わり腰掛け銀の基本型です。
△8八玉、▲2二玉は、木村定跡より先手必勝です。
なので、△7九玉、▲3一玉の升田定跡が現代の角換わり腰掛け銀となります。
歩の突き捨てによって変化が分かれます。 3つの変化があります。
4筋と2筋は、必ず突きます。
1)3筋
2)3、1筋
3)3、1、7筋
本譜は、3)となりました。 また、3)が現代の主流だと思います。
3)の変化より△2三歩から飛車の引き場所によって変化が分かれます。
▲2六飛が最新形、▲2九飛が旧形です。
本譜は、▲2九飛の旧形になりました。
ここまでは、第63期の名人戦の第3局と同一局面で、(先)羽生vs森内戦でした。 後手の森内の勝ちでした。
ここまでは、角換わり腰掛け銀の定跡として覚えていても損がないと思います。
でも、後手は受けて勝つ将棋なので、受け将棋の方には向いていると思います。
本譜も受け将棋となりました。
△3一歩の受けには驚きました。 全然、見えていない手でした。
△2一香は、羽生マジックのような気がします。
これが、詰めろ逃れの詰めろです。 △7三角も羽生マジックだと思います。
また、△5一桂の受けも用意しています。
△3一歩、△2一香、△7三角と受け将棋ですね!
攻め合っての勝ちではなく、受け切っての勝ちなので、指し方の方針が難しいと思います。
私はときどき、受け切って勝つ将棋もあるので、このような勝ち方は個人的には好きです。
投了図となりました。
後手玉に詰みがなくなったので、後手の勝ちとなりました。
次は木村八段と三番勝負です。
羽生さん相手だと、対戦者は最後の終盤で、脳みそが酸欠になってしまう感じがします。
羽生名人は、切れ味はもちろんですが、脳内体力もずば抜けていると思います。
本当に夢を見させてくれますね。
▲8三金は、将棋の専門誌に何か書かれると思います。 結果は、どうなっているのでしょうか?
羽生四冠の活躍に期待したいと思います。
それだけギリギリの戦いなので、宮ちゃんさんがおっしゃるように、最後は人間的な部分(体力)も重要になってくるのでしょうね。
先の深浦戦も今回も、「最後に相手が転んだから勝った」というより、羽生名人が「最後まで転ばなかったから勝った」という感じがします。
羽生名人は、最後まで最善手で応手したと感じました。