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将棋の日記

永世名人

2008-06-17 22:32:52 | タイトル戦&予選情報
名人戦は、羽生二冠が4勝2敗より通算5期の規定より永世名人(19世名人)を獲得しました。

これで、羽生三冠(名人・王座・王将)となりました。 森内前名人となります。
<参考URL>
タイトル保持者

今日は、yasutomoさんとSkypeをしながなら、棋譜を送って頂き、将棋界の歴史的な瞬間を見ました。
最後、羽生二冠は手が震えたそうで、それは、羽生二冠が勝ちを意識したとき出る癖です。
最後は、▲3二金より投了になりました。

永世名人とは。
江戸時代から世襲制だったのを、13世名人が異をとなえてから、14世名人から実力制名人に変わりました。

2008/06/17 現在
木村義雄14世名人 名人8期 タイトル8期
大山康晴15世名人 名人18期 タイトル80期
中原 誠16世名人 名人15期 タイトル64期
谷川浩司17世名人(引退後に襲位) 名人5期 タイトル27期
森内俊之18世名人(引退後に襲位) 名人5期 タイトル8期
羽生善治19世名人(引退後に襲位) 名人5期 タイトル69期

過去、名人位を経験者
塚田正夫 名人2期 タイトル6期
升田幸三 名人2期 タイトル7期
加藤一二三 名人1期 タイトル8期 
米長邦雄 名人1期 タイトル19期
佐藤康光 名人2期 タイトル12期
丸山忠久 名人2期 タイトル3期


金額では、竜王位の方が上ですが、歴史から見ると名人位の方が歴史が古いです。
伝統を考えると、名人位の方が重みが違うと思います。
将棋以外で「名人」と使うと「達人」のイメージがあります。

名人位を確固としたのが、大山名人(18期)と中原名人(15期)より計33期より名人は時の時代を築くイメージが出来ました。
名人より有名な格言が「名人に定跡なし」です。 つまり、自由な発想で将棋を指すイメージがあります。
将棋の名人は、実力も見せることも名人であると言えます。


(永世六冠)
羽生二冠は、永世名人を獲得して、これで永世六冠となりました。
永世六冠も意識したのでしょうか? これは、本人に確認したいですけど。
永世名人、永世棋聖、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将の6つです。

6つでもすごい記録だと思います。
竜王戦の挑戦者になれば、永世七冠となります。


羽生二冠へ
永世名人の称号を獲得して、おめでとうございます。
今後とも、将棋の活躍を期待しています。
これからも、大山15世名人の記録を更新して欲しいと願っています。

研究範囲・・・

2008-06-17 00:45:57 | 私の将棋
プロのタイトル戦より、よくこの局面は研究範囲と書かれている場合があります。

実は、私はこの表現に違和感を感じ始めました。
10年ぐらい研究範囲と言われると、そうなのかなと思いますけど。

毎年、毎年、研究範囲だと言われると、違和感を感じます。
プロは一体、何を研究して、何を結論を出しているのだろうと思います。

結論が出た将棋は、アマチュアにも公表して欲しいです。
いつも、深浦王位が本を出してくれています。
また、勝又六段が最近の定跡の講義をしてくれます。

ますます、戦法が専門化して、難しくなっていると思います。
たしかに、トッププロは未知の局面に誘導して指しますので、まだまだ、未知の局面があるだろうと思います。

アマ三段(将棋倶楽部24の6級)の私ですけど、先手の指し方、後手の指し方を限定しているので、勝ちやすいように戦法を勉強するしかないですけど。

プロ棋士の先生の方に、研究範囲について、どんなことを考えているのか、お伺いしたいです。