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LogicalInSpace

将棋の日記

H20度の将棋年鑑の棋譜並べ

2008-11-24 13:12:33 | 定跡&本など
まだ、H20度の将棋年鑑の棋譜並べ(データベース化)をしていないので、今日は、ゆっくり棋譜並べでもしようと思います。
プロの棋譜は難しいので、理解は出来ないと思いますが、楽しみながら、棋譜並べをしようと思います。

===== 2008/11/24 17:50 追記 =====
竜王戦の1組を10局を入力していました。
羽生さんが後手で中座飛車を指しているのは、少し意外な感じがしました。
トッププロは、自分の棋風を持っているイメージが残りました。

勝つとは何か・・・? 考えさせられます。
トッププロの将棋を見ていると、将棋の本質は何なのか?
何だか、戦法うんぬんではなく、将棋の本質を常に考えているイメージがあります。

私には理解できない領域のような感じがしました。
数学で言えば、数学の抽象理論を考えて、ただ、それを実装しているイメージがあります。 それに、似ている感じでした。
なんだか、不思議な感覚です。

4手目△3三角戦法

2008-11-17 12:42:56 | 定跡&本など
プロの実践譜より4手目△3三角戦法を解説します。
※日時、対局者、棋戦名は伏せてあります。

振り飛車編と居飛車編の代表的な指し方を紹介します。
4手目△3三角戦法は、今だに定跡は確立されていません。 そういう意味では力戦型の分類の将棋となります。

昨日のMHK杯の(先)谷川九段vs橋本七段戦も、4手目△3三角戦法でしたね!
振り飛車編では、△2五桂がいつも狙いにあるようです。

私の実践譜(2008/10/11の記事)です。 良かったら参考にしてください。


<<< 基本型 >>>
▲7六歩、△3四歩、▲2六歩、△3三角



<<< 振り飛車編 >>>
基本図より▲同角成、△同桂、▲7八金、△4二飛

△2二飛は、▲6五角を危険と見ているからでしょうか?
※形によっては、▲6五角が成立する場合もあります。

上図より▲4八銀、△6二玉、▲6九玉、△7二玉、▲5六歩、△2二飛

やはり、向い飛車にします。

上図より▲2五歩、△4二銀、▲6八銀、△8二玉、▲7九玉、△2一飛、▲5七銀右、△7二金、▲8八玉、△2五桂

待望の狙いの△2五桂です。


<<< 居飛車編 >>>
基本図より▲同角成、△同桂、▲2五歩、△3二金、▲7八銀、△2二銀、▲4八銀、△5二金

腰掛け銀のように駒組みをするようです。

上図より▲4六歩、△6二銀、▲4七銀、△6四歩、▲5八金右、△6三銀、▲5六銀、△5四銀

これで、腰掛け銀となりました。

上図より▲6八玉、△4二玉、▲6六歩、△4四歩、▲7九玉、△8四歩、▲7七銀、△7四歩、▲7八金、△3一玉、▲3六歩、△1四歩、▲1六歩、△4二金右、▲8八玉、△9四歩、▲9六歩、△2一玉

これが、駒組みの1例ですね!


===== LogicalInSpaceより =====
後手の作戦の△3三角戦法は、居飛車にも振り飛車にも出来るので、後手の作戦の幅が広い戦法だと思います。
2局ほど、プロの実践譜を中盤の入り口あたりまで書きましたが、これを参考に試してみればいかがでしょうか?

将棋年鑑が届きました

2008-11-09 13:21:54 | 定跡&本など
将棋年鑑が届きました。

写真が多くて、いいですね!
各棋戦ごとに整理されていていいですね!

棋士の師弟関係図もあり、面白いです。
意外なのが、羽生四冠と瀬戸六段が同門だったこと。
堀口(一)七段の師匠が伊藤(果)七段だったこと。

佐藤(天)四段が大山15世名人の孫弟子にあたること。
つまり、大山15世名人⇒中田(功)七段⇒佐藤(天)四段です。

佐瀬門下には多くの方がいること。
米長永世棋聖、西村九段、田丸八段、沼六段、植山七段、室岡七段、高橋九段、安西六段、丸山九段、中座七段、木村八段です。
私の中では、米長永世棋聖、高橋九段、丸山九段、中座七段、木村八段が同門だったのが以外でした。

棋譜Data2008中止

2008-11-02 22:48:01 | 定跡&本など
将棋年鑑のCD-ROMの棋譜Data2008が、発売されないことが決まりました。
将棋世界に書かれていました。
とても、楽しみにしていたので、残念です。

理由は、Vistaに対応すると問題が生じるということでした。
確かに、OSが異なると技術的に困難な部分はあると思います。

プロでさえ・・・

2008-07-03 10:13:31 | 定跡&本など
週刊将棋の「棋士・この一冊」より
棋士:泉 正樹七段
本:横歩取り△8五飛戦法

私がこの戦法を好きなのは、ひとことで言えば派手なところ。
私は「縦横無尽(じゅうおうむじん)」という言葉が好きで、ときどき頼まれて色紙などにも書くのですが、そういう言葉がまさにぴったりくるじゃないですか。

体で覚えないといけないと思い、この本は3回並べましたよ。

プロでさえ、よくわかっていないまま指しているくらいですから。
だからこそ面白いじゃないですか。

だから早く本家に続編を書いてほしいと思っているのです。
そしてこういう戦法がもっと流行ったほうがいい。
私の今の願いでもあります。
(週刊将棋の1部抜粋)


===== Logical Spaceのコメント =====
私もこの本は持っています。
私は1回しか読んでいないので、勉強不足なのかな・・・。

泉七段は「縦横無尽」という言葉が好きなんですね! なんだか、男のロマンを感じる言葉だと思います。
将棋には、定跡がありますけど、実際には定跡通りに指す必要はないのですよね! 自分の思い描いた「自由な発想」で指してもいい訳なので・・・。
「自由な発想」で指すことを、泉流では「縦横無尽」と表現していると思いました。

プロでも、△8五飛戦法は良く分からないと書かれていて、ビックリしました。
プロがこんなことを言っていいのか? と思いました。
泉七段は素直なのか、何度も本を読んだ自信なのか。 プロがある戦法を「良く分からない」ということに、本当にビックリしました。
それだけ、プロにとっては新感覚の戦法だったと思います。


===== 2008/07/03 13:30 追記 =====
今日は、将棋世界8月号の発売日です。

後手四間飛車(立石流)

2008-04-29 02:55:08 | 定跡&本など
初手から
▲7六歩、△3四歩、▲2六歩、△4四歩、▲4八銀、△4二飛、▲6八玉、△6二玉、
▲7八玉、△7二玉、▲5六歩、△8二玉、▲7七角、△7二銀、▲5七銀、△4五歩、
▲2五歩、△3五歩、▲8八玉、△3二金、▲7八銀より図1

(図1)

立石流は、居飛車穴熊対策して出てきた戦法です。
ポイントは、▲4九金のまま駒組みすることです。
実践では、相手が立石流で来ないのが分かるまで、▲5八金右としないこと。

図1⇒図2までの手順
△7七角成、▲同桂、△3三桂、▲9六歩、△9四歩、▲6六歩、△4四飛、▲6七銀、
△3四飛、▲2六飛より図2

(図2)

△4四飛⇒△3四飛が立石流の構えになります。
▲6七銀では、▲5八金右と左美濃にしないことがポイントです。

図2⇒図3までの手順
△4二銀、▲7八金、△4三銀、▲6五歩、△5二銀、▲7五歩、△5四歩、▲6六銀右、
△4四角より図3

(図3)

先手は、▲6五歩⇒▲7五歩⇒▲6六銀右と玉頭位取りのように指します。

図3⇒図4までの手順
▲2八飛、△3六歩、▲同歩、△同飛、▲2四歩、△同歩、▲同飛、△4三金、
▲7四歩、△同歩、▲2一飛成より図4(先手有利)

(図4)

後手は3筋を交換しても、▲4九金のため後手の飛車が成れない(△3九飛成と出来ない)のが、▲4九金の意味です。
2筋を交換して、飛車が成って先手有利です。


あくまでも定跡手順なので、ここまで先手が良くなることはないと思います。
しかし、この定跡手順を基本として実践で応用できるようにすることが、実践的な指し方となります。

立石流の先手のポイントは、▲4九金のまま駒組みをして、玉頭位取りのように駒組みをするところがポイントだと思います。

藤井システムと同様に、立石流は、居飛車穴熊対策として現れた戦法であることです。


(Logical Spaceより)
zaqroさんがきっかけとなって、立石流を書いたのは事実ですけど。
zaqroさんのために書いている訳ではありません。
自分でもきちんと定跡を確認したい意味もあったので、書きました。
結構、立石流対策で困っている方も多いのではないかとも思いました。


===== 2009/08/12 AM8:40 追記 =====
毎日のように、「立石流」よりこの記事に訪れる方が多くいます。
何かコメントを残して頂けると嬉しいです。
訪問をありがとうございます。

羽生七冠の実践譜

2008-04-23 06:05:05 | 定跡&本など
週刊将棋の順位戦の実践譜の入力が終わりました。

今度は、羽生七冠の実践譜を柿木将棋に入力しています。
今は販売していませんけど、「羽生善治実践集 七冠達成の譜」のCD-ROMがあります。

羽生二冠が四段⇒七冠を達成するまでの全棋譜が収録しているCD-ROMです。
羽生四段の棋譜でも、中・終盤はとても参考になります。
序盤は、やはり最新の定跡ではないので、少し古い感じの序盤戦です。

後手の羽生四段の場合は、序盤・中盤が先手有利でも、終盤で先手が緩手を指すとすぐに逆転して、後手番で勝ってしまうのは、すごいなぁと感心します。

少しづつ、柿木将棋に入力して行きたいと思います。

現代矢倉は先手不利

2008-04-15 11:38:35 | 定跡&本など
将棋世界より勝又六段の解説より現代矢倉は先手が不利だそうです。

▲3七銀戦法を見てみましょう。
(A図)


(B図)


(A図)と(B図)の違いは、△8五歩と△9五歩の違いだけです。

<基本的な狙い>
(A図)の△8五歩は、攻めに重点を置いた構えです。
(B図)の△9五歩は、先手が穴熊に囲った時に、端から先手穴熊を破ろうとする構えです。

プロ的には、(A図)と(B図)では先手の攻めがうまく行かないということです。
それぞれ、攻めた場合の手順を示しましょう。
(A図)
▲2五桂、△4五歩、▲同銀、△1九角成、▲4六角、△同馬、▲同歩、△5九角、▲3七角、△同角成、▲同飛、△1九角、▲3八飛、△4六角成以下後手十分。

▲2五桂からの仕掛けがうまく行かないということです。

(B図)
▲6五歩(宮田新手)、△8五歩、▲2五桂、△4二銀、▲3五歩、△同銀、▲同銀、△同歩、▲1五歩、△同歩、▲6四歩、△同歩(ポイント)、▲3五角、△3四歩、▲6八角、△2四歩、▲1二歩、△同香、▲2四角、△2三銀、▲6八角、△2四歩、▲1三歩、△同桂、▲同桂成、△同香より銀冠を作って耐えます。

▲6五歩は、宮田五段の新手で有名になりました。
ポイントの所では、▲同角は先手の攻めが続きます。

(A図)と(B図)では先手の攻めがダメでした。

(B図)で先手穴熊はもちろん、ダメですけど。
(A図)で仕掛けてダメらなば、穴熊に囲うことは考えられます。
でも、(A図)で先手穴熊でも後手が十分に戦えることが分かりました。

ということより現代矢倉は先手不利だそうです。

定跡について

2008-04-04 10:03:16 | 定跡&本など
10年前のCD-ROMですけど。
98'ザ・プロ将棋「四間飛車・矢倉・振り飛車と相居飛車」の3種類があります。
今は、売っていなので秘蔵版かも・・・。

・四間飛車の「5七銀左急戦(▲4五歩)」
・矢倉の「3七銀戦法」

の2つを柿木将棋の定跡に打ち込んで、勉強しました。

普通の本よりも細かく変化があるので、勉強は大変でした。
逆に、プロはこの定跡を全部、覚えていると思うとすごいなぁと思いました。