プロの実践譜より4手目△3三角戦法を解説します。
※日時、対局者、棋戦名は伏せてあります。
振り飛車編と居飛車編の代表的な指し方を紹介します。
4手目△3三角戦法は、今だに定跡は確立されていません。 そういう意味では力戦型の分類の将棋となります。
昨日のMHK杯の(先)谷川九段vs橋本七段戦も、4手目△3三角戦法でしたね!
振り飛車編では、△2五桂がいつも狙いにあるようです。
私の実践譜(2008/10/11の記事)です。 良かったら参考にしてください。
<<< 基本型 >>>
▲7六歩、△3四歩、▲2六歩、△3三角
<<< 振り飛車編 >>>
基本図より▲同角成、△同桂、▲7八金、△4二飛
△2二飛は、▲6五角を危険と見ているからでしょうか?
※形によっては、▲6五角が成立する場合もあります。
上図より▲4八銀、△6二玉、▲6九玉、△7二玉、▲5六歩、△2二飛
やはり、向い飛車にします。
上図より▲2五歩、△4二銀、▲6八銀、△8二玉、▲7九玉、△2一飛、▲5七銀右、△7二金、▲8八玉、△2五桂
待望の狙いの△2五桂です。
<<< 居飛車編 >>>
基本図より▲同角成、△同桂、▲2五歩、△3二金、▲7八銀、△2二銀、▲4八銀、△5二金
腰掛け銀のように駒組みをするようです。
上図より▲4六歩、△6二銀、▲4七銀、△6四歩、▲5八金右、△6三銀、▲5六銀、△5四銀
これで、腰掛け銀となりました。
上図より▲6八玉、△4二玉、▲6六歩、△4四歩、▲7九玉、△8四歩、▲7七銀、△7四歩、▲7八金、△3一玉、▲3六歩、△1四歩、▲1六歩、△4二金右、▲8八玉、△9四歩、▲9六歩、△2一玉
これが、駒組みの1例ですね!
===== LogicalInSpaceより =====
後手の作戦の△3三角戦法は、居飛車にも振り飛車にも出来るので、後手の作戦の幅が広い戦法だと思います。
2局ほど、プロの実践譜を中盤の入り口あたりまで書きましたが、これを参考に試してみればいかがでしょうか?
※日時、対局者、棋戦名は伏せてあります。
振り飛車編と居飛車編の代表的な指し方を紹介します。
4手目△3三角戦法は、今だに定跡は確立されていません。 そういう意味では力戦型の分類の将棋となります。
昨日のMHK杯の(先)谷川九段vs橋本七段戦も、4手目△3三角戦法でしたね!
振り飛車編では、△2五桂がいつも狙いにあるようです。
私の実践譜(2008/10/11の記事)です。 良かったら参考にしてください。
<<< 基本型 >>>
▲7六歩、△3四歩、▲2六歩、△3三角
<<< 振り飛車編 >>>
基本図より▲同角成、△同桂、▲7八金、△4二飛
△2二飛は、▲6五角を危険と見ているからでしょうか?
※形によっては、▲6五角が成立する場合もあります。
上図より▲4八銀、△6二玉、▲6九玉、△7二玉、▲5六歩、△2二飛
やはり、向い飛車にします。
上図より▲2五歩、△4二銀、▲6八銀、△8二玉、▲7九玉、△2一飛、▲5七銀右、△7二金、▲8八玉、△2五桂
待望の狙いの△2五桂です。
<<< 居飛車編 >>>
基本図より▲同角成、△同桂、▲2五歩、△3二金、▲7八銀、△2二銀、▲4八銀、△5二金
腰掛け銀のように駒組みをするようです。
上図より▲4六歩、△6二銀、▲4七銀、△6四歩、▲5八金右、△6三銀、▲5六銀、△5四銀
これで、腰掛け銀となりました。
上図より▲6八玉、△4二玉、▲6六歩、△4四歩、▲7九玉、△8四歩、▲7七銀、△7四歩、▲7八金、△3一玉、▲3六歩、△1四歩、▲1六歩、△4二金右、▲8八玉、△9四歩、▲9六歩、△2一玉
これが、駒組みの1例ですね!
===== LogicalInSpaceより =====
後手の作戦の△3三角戦法は、居飛車にも振り飛車にも出来るので、後手の作戦の幅が広い戦法だと思います。
2局ほど、プロの実践譜を中盤の入り口あたりまで書きましたが、これを参考に試してみればいかがでしょうか?
この戦法は中々奥が深くて、指していて飽きません。
私は居飛車党なので通常は向い飛車にはしないのですが、それでも普通(流行?)の角換わり系の将棋に戻る他に、
・2一玉と低く構えて菊水矢倉のように組む
・2三銀から銀冠に組む
など、上でも紹介されているような独特のバリエーションがあり、色々な形が楽しめる所が気に入ってます。
確か付録の方でも触れていたと思うのですが、先手が簡単に飛車先の歩を交換出来ない所が、この戦法の面白いところだと思います。
余談ですが、昔は先手で3手目に7七角と上がる手も試していました。先手の得無しと判断して止めてしまいましたが(笑)
将棋世界の付録には、いろいろな変化がありましたね!
今回は、複雑な変化と言うより、プロの実践譜より基本となるだろうと思える将棋を選びました。 プロが実際に指した手なので、変な手は指さないので、参考になると思います。
3手目に▲7七角もありましたね! 逆バージョンですね! そういう意味では奥が深い戦法だと思います。
アマは将棋のすべてを知りうることは出来ませんが、知らない変化を自分なりに楽しむことは、出来ると思います。 将棋がいつまでも楽しむゲームであって欲しいですね!
検索しましたが、初手▲6八銀(ケトルシステム)は、将棋の本筋ではありません。 あまり、お薦めはしませんね!
定跡を覚えて、手筋を覚えて、格言を覚えて、駒の働きを重要視する指し方を覚えた方が王道だと思いますよ。
アマ2級ぐらいまでは、通用すると思いますけど、それ以上は伸びないですよ!
日本語を理解していますか? 奇襲戦法で勝っても、本当の棋力にはなりませんよ!
ここは、奇襲戦法の話をする予定はないので、あまり書かないでください。