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イエス・キリストのブログ
プロテスタント(バプテスト派)

原典の訳が欲しい

2009-06-11 21:37:54 | 聖書の原典
聖書の原典(ヘブライ語、ギリシャ語)の訳について考えることが多くなりました。

聖書が神の言葉であれば、単語と1対1の訳があると、原典に近く触れるの感じがします。
なぜ、そのような聖書が出ないのかが不思議であります。

<ギリシャ語>
Εν αρχη ην ο λογος, και ο λογος ην προς τον θεον, και θεος ην ο λογος.
~なかに 初め あった (*) ことばは、 そして (*) ことばは あった ~ともに (*) 神を、 そして 神は あった (*) ことばは
(*) は冠詞なので、「その」とかの意味になります。

<Logicalの訳>
そのロゴスは初めにあった、そして、そのロゴスは神と共にあった、そのロゴスは神であった。
※λογος 「logos:ロゴス」と発音します。 意味は「ことば」ですが、ここでは、発音に忠実にロゴスとしました。

<ギリシャ語の文法>
名詞は、男性名詞、女性名詞、中性名詞と3種類あります。
格について「主格 ~は  属格 ~の  与格 ~に  対格 ~を  呼格 ~よ」がありますが、名詞は「語幹(変わらない部分) + 語尾変化」となり、語尾変化より格が決定します。
冠詞にも5つの格(主格・属格・与格・対格・呼格)が3つの名詞(男性・女性・中性)に存在します。
英語のように、「主語 + 動詞」と文法体系がしっかりしていませんが、ギリシャ語は、格があるので、主格が主語になります。
「動詞 + 主格」と書かれていれば、英語の「主語 + 動詞」となります。

<英語>
In the beginning the Word already existed; the Word was with God, and the Word was God.
中に その 始まっている その 言葉は すでに 存在した;その 言葉は だった 共に 神、そして その 言葉は だった 神。

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。
===== ヨハネによる福音書 1章 1節 =====

こんな感じの1対1の訳があると、原典を直接に理解ができなくても、原典に比較的に近い理解が出来ると思います。
※ギリシャ語、英語の単語は、私の解釈で1対1にしています。


===== 2009/06/14 PM1:00 追記 =====
ギリシャ語について追加しました。

===== 2009/06/19 PM11:40 追記 =====
日本語に1対1のヘブライ語、ギリシャ語の本は調べるとあるようです。