これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

韓国GMとJR東日本の労働組合

2018-04-12 17:59:15 | 社会問題
 日本のマスコミではほとんど報じられませんが、韓国では韓国GM(ゼネラルモーターズ)の労働争議が重大な問題になっている様です。
 一方、我が国では今年になってJR東日本の労働組合であるJR東労組で組合員の半数以上(約2万8000人)が脱退したと報じられています。

 韓国GMのケースは、生産性が悪いのに高給とハイレベルな福利厚生の維持を要求する闘争の様です。

 現在は中小企業の労働者で組合に入っているのは1%程度だそうです。1970年頃には、もう少し多かったようです。当時、中小企業の労働組合の中には要求を段々エスカレートさせ、経営が成り立たなくなる所まで追い込まれた会社がありました。私の取引していた会社も、数社そんな状況に追い込まれました。

 ある社長が危機を脱した会社の社長(A社長)に相談すると、「(現在は存在しない)野党(◎◎党)の市会議員の力を借りた」と、想像も出来ない次の様な話をしたそうです。

 『A社長から依頼された◎◎党は、その組合を旨くだましてオルグを派遣し、要求を更にエスカレートさせ、ストライキまで持っていきます。「このままでは倒産する」と組合員に認識させると、オルグはさっさと引き上げてしまいます。社長は運動の中心になっていた数人を解雇し、◎◎党には家が一軒建つ程度の(秘密の)金を渡す。』
 同じ様にして争議を解決した会社を数社知っていますが、いまでも数十人の社員を雇用して頑張っています。

 ◎◎党は『とんでもない』政党だと思いましたが、後でよくよく考えると「噓も方便」と言いますから、荒っぽいけど、最善に近い方法だったのでは?
 韓国GMの組合員に、中立な第三者が正論で説得しても聞く耳は持たないでしょう!


 JR東労組は元革マル派の副議長だった方が初代委員長になられた組合で、今でも公安が監視していると言われています。私は、JR東労組が革マル派と直接繋がっているとは思っていませんが、JR東労組は普通の労働組合より政治色が濃いと見ています。

 JR東労組が主張している様に、JR東日本の給料は我が国の平均より高く、福利厚生も充実しています。そんな恵まれた会社の社員がマルクス・レーニン主義に興味が有るとはとても思えません。

 マルクスやレーニンの時代の問題は「資本主義が進むと、資本家が労働者をますます搾取して、貧富の差が拡大する」でした。 現在社会の問題は、老人が多すぎて年金制度、健康保険制度、生活保護制度が破綻しそうだ! 女性がもっと活躍出来る様にすべきだ! 原発は停止すべきだ! ・・・・

 これらの問題は、労働組合が直接取り上げる問題ではなく、国民が選んだ議員が国会で議論して解決していく問題だと思うのですが!

 どの国でも豊かになってくると、国民は自由に色々な考え方をする様になります。「同じ会社に勤めているのだから、労働組合が支持する候補者に投票しろ!」と押し付けるのは時代錯誤です。
 JR東労組や日教組は、時代に合うように指針を見直さないと、組合員の脱退は止められないと思います。

牡丹は『取り木』でも増やせます。

2018-04-10 18:14:32 | 園芸
 三十数年前に、山奥の実家の庭から牡丹を移植しました。環境が全く違うのに毎年見事な花を咲かせます。今年も、直径20cm程のピンクの大輪が咲き始めました。

 移植して二十年ほどして数メートル移動させる事になり、掘り起こして見ると、枝の一本が倒れ、枝の中ほどが地中に埋まっていました。その枝を引っ張ると、根が付いていました。根が出た所を残して(上下を)切り取り、植えてみる事にしました。

 牡丹の『土中取り木法』が実証出来るかもと、目論んだわけです。

 『古い株』と『根の出た枝』を少し離して植えてみました。『古い株』は翌年の春、数輪咲きましたが、『根の出た枝』の方は翌々年に遜色の無い大輪を咲かせました。

 インターネットに牡丹の増やし方に関する記事が何件かありましたが、『取り木』法については見当たりませんでした。多分、時間が掛かり過ぎるので誰も試みないのだと思われます。

 我が家の牡丹は、道路から手が届きそうな所に植えているので、花が咲くと足を止めて見てくれる方がおられます。「見事な花ですね!」と褒めてくれる方には、一輪差し上げる事にしています。そんなわけで、花弁が散るまで残っている花は殆どありません。これが、我が家の牡丹の健康の秘密だと思います。

 「牡丹の寿命は100年以上」との記事を見つけました。我が家の牡丹は明治時代に実家の庭に植えたらしいので、既に100年以上花を咲かせています。まだまだ元気です