【はじめに】
マスコミ各社が、真子様と小室氏の問題を面白・可笑しく報道して『金(かね)』を稼いでいるのを見て、私は腹立たしく思っています。 従って、この手の報道は殆ど見たり、読んだりしていません。 新型コロナとの戦争中なのに、報道が過熱するので、急遽ニュース記事を拾い読みして私の考えを書く事にしました。
1994年6月に松本サリン事件が起こりましたが、私は、その一、二か月後に松本市に出張して、河野義行家の近くのホテルに泊まりました。夕方、現場周辺を歩いて見ました。 「河野家で農薬が見つかったから、河野氏が犯人だ!」と言う様な報道をマスコミ各社が流し始めました。
自宅の庭で猛毒のサリンを作るわけが無い! 化学の知識が全く無い、悪質で愚鈍な警察官がリークした内容を鵜呑みにしてマスコミ各社が騒ぎ立てるのを腹立たしく思いました。小室圭氏に関する報道も腹立たしく思っています。 1社でも、小室圭氏を擁護する記事を出したら、日本の民主主義は健在だと言えます。
【小室圭氏の文書】
小室圭氏が4月8日に公表された文章は、次で検索すると読めます。 そんなに長文では無いので、短時間で読めますが、面白い内容では有りません。
https://www.asahi.com/images21/fbox/edit5/202102/20210408123948.pdf
【問題の本質】
戦後、天皇の戦争責任が問題視されて、GHQから天皇制廃止の要求が出るのでは?と懸念されていました。 吉田茂がGHQから英文の憲法草案を提示された時、天皇の存続が認められていたので、殆ど抵抗しないで受け入れたのだと推察します。
GHQの草案では『The Emperor shall be the symbol of the State and of the Unity of the People, ・・・.』となっていました。『symbol』とは何か?多分・吉田茂のスタッフ達も理解出来なかったと思われますが、取敢えず『象徴』と翻訳したのでしょう!
吉田茂は、「数年もしたら、GHQはいなくなって・日本は独立国家になるだろう! その時が来たら、憲法や皇室典範を改正すれば良い!」と考えていたのではないか?、と私は想像しています。
他国の干渉無しに日本国民の意思で憲法や皇室典範を改正出来る状態になったのに、歴代の政府は「皇室の問題点を真剣に検討せずに、放置して」、更に「皇族に中途半端な民主主義を適用した」ことが小室圭氏の問題を起こしたのだと私は考えています。
【結婚と皇室典範並びに憲法】
現在の皇族の結婚(配偶者の選択)に関する規定は、そんなに多く有りません。男子の場合は皇室典範の定めで、「皇室会議の議を経る」となっていますが、女子の場合は庶民と同じです。 自分で自由に結婚相手を選んで良いのです。その代わり、皇族以外の男性と結婚したら、皇族で無くなり、離婚しても皇族には戻れない事になっています。
皇室典範第10条 :立后及び皇族男子の婚姻は、皇室会議の議を経ることを要する。
皇室典範第12条 :皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる。
憲法第24条 :婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。
(余談 :同性結婚) 憲法第24条で「婚姻は、両性の合意」となっているので、日本では同性結婚が認められていません。 然し、近年・アメリカの一部の州、フランス、イギリス、ドイツ、カナダ、・・・多くの国で同性結婚が認められる様になっています。 日本でも、2015年に渋谷区が『同性パートナー条例』を制定するなどの動きがあり、将来は憲法を改正して同性結婚を認める様になると私は予想しています。
皇族の同性結婚を認めるのか?否か?・・・真剣に議論する必要が有ります。 女性天皇?女系天皇?・・・と言う議論と同時に、「国民に同性結婚を認める場合、皇族にも認めるのか?」についても考える必要が有ります。
【皇族の自由と権利】
皇族の方々は勿論・日本国民ですが、日本国憲法に定められた権利の多くが剥奪されています。
日本国憲法と皇室典範は1947年5月3日に同時に施行されました。 その後、日本では「何と無く民主主義的な考え方」が広がり、定着してきました。 然し、皇族に対しては民主主義の一部を適応していない事を、国民の多くが気付いていません。
皇族に与えられていない権利 ;選挙権/被選挙権、信仰の自由、表現の自由、職業や居住場所を選択する自由、・・・。 皇族には戸籍が有りません。 皇族は海外に出るときだけパスポートが与えられます。 多分、マンナンバーは無いと思います。 要するに、日本人なのか?不安定な存在なのです。
皆さんは、「民主主義とは何か?」と言う議論を誰かとされた事が有りますか? 私には、そんな記憶が全く有りません。 日本人は、それぞれ違った民主主義の定義を持っているのだと思います。 繊細な硝子食器の様で、ちょっとしたショックで砕けてしまう脆弱な民主主義です。
今回の真子様の報道を見ていると、内親王に与えられた数少ない権利の一つで有る「伴侶選択の自由」さえ、「そんな権利を国民は与えていないですね!」と世論操作をしている様に見えます。 そして、多くの国民が、「そうだ!そうだ!」と叫んでいる様です。
マスコミ各社の結婚適齢期の社員に、「貴方の恋愛相手に視聴者が反対したら、どう思いますか?」、「交際をやめますか?」と聞いてみたいです。 既婚社員は、「早く言ってくれたら良かったのに!」と言うかも? 世の中とはそう言うものです!
【帝王学を皇室典範に明記すべき?!】
国民に民主主義に関する教育をする事は抵抗も予想され、短時間では不可能です。 従って、皇族の方々の権利を現在以上に縮小して、国民の多くが納得する結婚をされ、模範的な言動や生き方をして頂く以外にないように思われます。(私は反対ですが。)
その為には、皇室典範を改正して、「皇族の男子は、学習院の幼稚園・初等科→中等科・高等科→学習院大学に進むこと」、「皇族の女子は、学習院の幼稚園・初等科→女子中等科・高等科→学習院女子大学に進むこと」にしたら良いと考えます。 皇族の子供が所属されるクラスのメンバーは、宮内庁が参加して慎重に選べば、今回の様な問題は回避出来るでしょう。
昔から、多くの国で王家や有力な家では、その子息を幼少の時から跡が継げる様に特別な教育をして来ました。これを、『帝王学』と呼びます。 皇族が国民の賛同を得られる相手としか結婚してはならないのなら、帝王学を復活する以外に手は無いですね! そして、宮内庁の重要な任務として、「結婚相手を探すこと」と皇室典範に規定してはどうでしょうか?
【小室圭氏は犯罪者では有りません!】
小室圭氏は、普通の国民で有り、犯罪者でも有りませんから、日本国民に与えられている全ての権利を持っています。 従って、彼のプライバシーは保護されるべきです。
一般国民が、皇族の方と親しくなるのを禁止する法律は有りません。 逆に、今回の問題の反省から「皇族と一般人の親交を禁止する法律」を閣議決定したら私は反対デモに参加します。 皆さんは、どう思われますか?
現在の日本では、「犯罪を犯しても、刑期を満了すれば過去の罪は問わない」のが常識になっています。 就活の履歴書に前科を書く欄が無くなっており、面接官が前科の有無を聞くのはタブーになっています。 余程の事が無い限り、マスコミが刑期を終えた人間の過去の犯罪を報道する事もタブーになっています。
もしも小室圭氏に前科が有ったら、マスコミはその事を報道出来ませんから、こんなに過熱する事は無かったと思われます。 宮内庁が前科を問題にする様な発言をしたら、マスコミ各社は逆に小室圭氏を支持する報道をしたかも知れません。
小室家の金に係わる問題は犯罪では無いと思われるので、マスコミはプライバシーを侵害しています。 「小室圭氏が真子様の相応しい相手では無い!」と言う様な報道は、報道の自由を超えていると私は思います。 「小室圭氏が立派な家庭を築く事が出来るか?」は神のみぞ知るです!
(余談) 私には息子が二人います。 「自分で好きな女性を探して結婚して欲しい」、「暴力団と親戚付き合いをする自信がないから、ヤクザの娘と結婚したら、親子の縁を切る」と私は言っていました。幸いにも、二人は素晴らしい女性を見付けてくれました。 来年、民法が改正されて男女とも18歳になったら、親の同意無しに結婚出来る様になります。 真子様は二十歳を過ぎておられるので、親の同意は不要です。 結婚されたら皇族では無くなるのに、どうして、国民や宮内庁の同意が必要なんでしょうか?
【天皇制の変遷】
天皇は中央集権的な日本国の統治者でした。 武士が力を持つ様になって、武士の統領が、天皇の権威を借りて日本国を収める様になりました。これが、日本独特の封建制度です。
江戸時代を見れば明らかですが、天皇は国民の為に存在したのでは無く、徳川家が国を治める正当性を得るために存続していたのです。徳川家にとっては、天皇が力を持つのは困るが、天皇家の存続は絶対に必要だったのです。
明治維新の時に、薩長土肥は自分たちの正当性を主張するために天皇を担ぎ出したと思われますが、何故か?天皇を現人神の様な存在に祭り上げて、『天皇の親政』を復活させました。(大政奉還の時、明治天皇は弱冠15歳でした。) 富国強兵政策を進めて、覇権主義国家になって行きました。 明治、大正、昭和初期の天皇は、「良きに計らえ!」と言うスタンスで、「日本が、覇権主義に邁進した責任の多くは政治家と軍人に有った」と私は思っています。
第二次世界大戦後に、天皇は『日本国の象徴』とされましたが、天皇も国民も『日本国の象徴』とは何か?を理解出来なかったと思います。 明仁天皇(上皇)は種々努力されて、「天皇が国民に寄り添って、国民の自発的な尊敬を得て、国民が国を愛する(大切に思う)運動の中心に天皇がなる事だ!」と考えられて、実践されたのだと私は思っています。
【私にとっての天皇制】
私は、自分が嫌いな事を他人に強制しないように心がけてきました。 他人から強制されるのも我慢出来ない質(たち)です。 天皇や皇族の方は、「明日、〇✕屋の寿司を食べに行こう!」、「今夜は、銀座のクラブ✕〇に行こう!」と言う自由が有りません。 天皇には、〇✕屋やクラブ✕〇に行ける休日が全く与えられません。 貴方は、天皇や皇族になりたいですか? 私は、真っ平御免です!
私は、「皇室の力を借りなくても日本は、平和な民主主義国家を維持出来る様になっている」と考えるので、天皇制は廃止すべきだと思っています。
【とんでもないコメント】
思わず笑ってしまう、とんでもないコメントが有りました。 マスコミ各社は、皇族の方を芸能人と同列に扱っています。 昔だったら、不敬罪に問われたでしょう!
① 昨年から話題になっている『皇女制度』を引き合いに出して、「真子様は皇女になる可能性が有るから、国民の納得する相手を選ぶべき!」と主張するコメンテーターがいます。 まだ閣議決定に至っていない法律(?)で拘束するのは愚の骨頂です。
② 「内親王(女性の皇族)は天皇にはなれないが、摂政にはなる可能性が有るから、内親王が自由に結婚相手を選ぶのは如何か?」とのコメントが有りました。 結婚されたら内親王ではなくなりますから、摂政になる事は有りません。
③ 「将来、結婚されたら小室圭氏が天皇の義兄になる可能性が有るので、相応しくない」と言うコメンテーターがいました。 私には六人義兄がいて、好ましくない義兄とは適当に付き合いました。天皇には宮内庁が付いていますから、上手に対応できると思われます。
④ 皇室経済法に定められている『一時金』を「辞退すべき!」とか「何処か?に寄付すべき!」と言うのも可笑しな議論です。 「結婚されるまで我慢してください、その代わり結婚される時はお金を渡します」と国民が約束しているのです。 約束した側から、辞退すべきと主張するのは如何なものでしょうか?
(余談) 私が、真子様の大学の同級生だったら、積極的に真子様に近づいて「皇族の身分を離れなさい。一緒に『真子株式会社』を設立しよう!」と唆したでしょう。 皇室御用達以上の効果が期待できるので、きっと繁盛したと思います。
マスコミ各社が、真子様と小室氏の問題を面白・可笑しく報道して『金(かね)』を稼いでいるのを見て、私は腹立たしく思っています。 従って、この手の報道は殆ど見たり、読んだりしていません。 新型コロナとの戦争中なのに、報道が過熱するので、急遽ニュース記事を拾い読みして私の考えを書く事にしました。
1994年6月に松本サリン事件が起こりましたが、私は、その一、二か月後に松本市に出張して、河野義行家の近くのホテルに泊まりました。夕方、現場周辺を歩いて見ました。 「河野家で農薬が見つかったから、河野氏が犯人だ!」と言う様な報道をマスコミ各社が流し始めました。
自宅の庭で猛毒のサリンを作るわけが無い! 化学の知識が全く無い、悪質で愚鈍な警察官がリークした内容を鵜呑みにしてマスコミ各社が騒ぎ立てるのを腹立たしく思いました。小室圭氏に関する報道も腹立たしく思っています。 1社でも、小室圭氏を擁護する記事を出したら、日本の民主主義は健在だと言えます。
【小室圭氏の文書】
小室圭氏が4月8日に公表された文章は、次で検索すると読めます。 そんなに長文では無いので、短時間で読めますが、面白い内容では有りません。
https://www.asahi.com/images21/fbox/edit5/202102/20210408123948.pdf
【問題の本質】
戦後、天皇の戦争責任が問題視されて、GHQから天皇制廃止の要求が出るのでは?と懸念されていました。 吉田茂がGHQから英文の憲法草案を提示された時、天皇の存続が認められていたので、殆ど抵抗しないで受け入れたのだと推察します。
GHQの草案では『The Emperor shall be the symbol of the State and of the Unity of the People, ・・・.』となっていました。『symbol』とは何か?多分・吉田茂のスタッフ達も理解出来なかったと思われますが、取敢えず『象徴』と翻訳したのでしょう!
吉田茂は、「数年もしたら、GHQはいなくなって・日本は独立国家になるだろう! その時が来たら、憲法や皇室典範を改正すれば良い!」と考えていたのではないか?、と私は想像しています。
他国の干渉無しに日本国民の意思で憲法や皇室典範を改正出来る状態になったのに、歴代の政府は「皇室の問題点を真剣に検討せずに、放置して」、更に「皇族に中途半端な民主主義を適用した」ことが小室圭氏の問題を起こしたのだと私は考えています。
【結婚と皇室典範並びに憲法】
現在の皇族の結婚(配偶者の選択)に関する規定は、そんなに多く有りません。男子の場合は皇室典範の定めで、「皇室会議の議を経る」となっていますが、女子の場合は庶民と同じです。 自分で自由に結婚相手を選んで良いのです。その代わり、皇族以外の男性と結婚したら、皇族で無くなり、離婚しても皇族には戻れない事になっています。
皇室典範第10条 :立后及び皇族男子の婚姻は、皇室会議の議を経ることを要する。
皇室典範第12条 :皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる。
憲法第24条 :婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
2 配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。
(余談 :同性結婚) 憲法第24条で「婚姻は、両性の合意」となっているので、日本では同性結婚が認められていません。 然し、近年・アメリカの一部の州、フランス、イギリス、ドイツ、カナダ、・・・多くの国で同性結婚が認められる様になっています。 日本でも、2015年に渋谷区が『同性パートナー条例』を制定するなどの動きがあり、将来は憲法を改正して同性結婚を認める様になると私は予想しています。
皇族の同性結婚を認めるのか?否か?・・・真剣に議論する必要が有ります。 女性天皇?女系天皇?・・・と言う議論と同時に、「国民に同性結婚を認める場合、皇族にも認めるのか?」についても考える必要が有ります。
【皇族の自由と権利】
皇族の方々は勿論・日本国民ですが、日本国憲法に定められた権利の多くが剥奪されています。
日本国憲法と皇室典範は1947年5月3日に同時に施行されました。 その後、日本では「何と無く民主主義的な考え方」が広がり、定着してきました。 然し、皇族に対しては民主主義の一部を適応していない事を、国民の多くが気付いていません。
皇族に与えられていない権利 ;選挙権/被選挙権、信仰の自由、表現の自由、職業や居住場所を選択する自由、・・・。 皇族には戸籍が有りません。 皇族は海外に出るときだけパスポートが与えられます。 多分、マンナンバーは無いと思います。 要するに、日本人なのか?不安定な存在なのです。
皆さんは、「民主主義とは何か?」と言う議論を誰かとされた事が有りますか? 私には、そんな記憶が全く有りません。 日本人は、それぞれ違った民主主義の定義を持っているのだと思います。 繊細な硝子食器の様で、ちょっとしたショックで砕けてしまう脆弱な民主主義です。
今回の真子様の報道を見ていると、内親王に与えられた数少ない権利の一つで有る「伴侶選択の自由」さえ、「そんな権利を国民は与えていないですね!」と世論操作をしている様に見えます。 そして、多くの国民が、「そうだ!そうだ!」と叫んでいる様です。
マスコミ各社の結婚適齢期の社員に、「貴方の恋愛相手に視聴者が反対したら、どう思いますか?」、「交際をやめますか?」と聞いてみたいです。 既婚社員は、「早く言ってくれたら良かったのに!」と言うかも? 世の中とはそう言うものです!
【帝王学を皇室典範に明記すべき?!】
国民に民主主義に関する教育をする事は抵抗も予想され、短時間では不可能です。 従って、皇族の方々の権利を現在以上に縮小して、国民の多くが納得する結婚をされ、模範的な言動や生き方をして頂く以外にないように思われます。(私は反対ですが。)
その為には、皇室典範を改正して、「皇族の男子は、学習院の幼稚園・初等科→中等科・高等科→学習院大学に進むこと」、「皇族の女子は、学習院の幼稚園・初等科→女子中等科・高等科→学習院女子大学に進むこと」にしたら良いと考えます。 皇族の子供が所属されるクラスのメンバーは、宮内庁が参加して慎重に選べば、今回の様な問題は回避出来るでしょう。
昔から、多くの国で王家や有力な家では、その子息を幼少の時から跡が継げる様に特別な教育をして来ました。これを、『帝王学』と呼びます。 皇族が国民の賛同を得られる相手としか結婚してはならないのなら、帝王学を復活する以外に手は無いですね! そして、宮内庁の重要な任務として、「結婚相手を探すこと」と皇室典範に規定してはどうでしょうか?
【小室圭氏は犯罪者では有りません!】
小室圭氏は、普通の国民で有り、犯罪者でも有りませんから、日本国民に与えられている全ての権利を持っています。 従って、彼のプライバシーは保護されるべきです。
一般国民が、皇族の方と親しくなるのを禁止する法律は有りません。 逆に、今回の問題の反省から「皇族と一般人の親交を禁止する法律」を閣議決定したら私は反対デモに参加します。 皆さんは、どう思われますか?
現在の日本では、「犯罪を犯しても、刑期を満了すれば過去の罪は問わない」のが常識になっています。 就活の履歴書に前科を書く欄が無くなっており、面接官が前科の有無を聞くのはタブーになっています。 余程の事が無い限り、マスコミが刑期を終えた人間の過去の犯罪を報道する事もタブーになっています。
もしも小室圭氏に前科が有ったら、マスコミはその事を報道出来ませんから、こんなに過熱する事は無かったと思われます。 宮内庁が前科を問題にする様な発言をしたら、マスコミ各社は逆に小室圭氏を支持する報道をしたかも知れません。
小室家の金に係わる問題は犯罪では無いと思われるので、マスコミはプライバシーを侵害しています。 「小室圭氏が真子様の相応しい相手では無い!」と言う様な報道は、報道の自由を超えていると私は思います。 「小室圭氏が立派な家庭を築く事が出来るか?」は神のみぞ知るです!
(余談) 私には息子が二人います。 「自分で好きな女性を探して結婚して欲しい」、「暴力団と親戚付き合いをする自信がないから、ヤクザの娘と結婚したら、親子の縁を切る」と私は言っていました。幸いにも、二人は素晴らしい女性を見付けてくれました。 来年、民法が改正されて男女とも18歳になったら、親の同意無しに結婚出来る様になります。 真子様は二十歳を過ぎておられるので、親の同意は不要です。 結婚されたら皇族では無くなるのに、どうして、国民や宮内庁の同意が必要なんでしょうか?
【天皇制の変遷】
天皇は中央集権的な日本国の統治者でした。 武士が力を持つ様になって、武士の統領が、天皇の権威を借りて日本国を収める様になりました。これが、日本独特の封建制度です。
江戸時代を見れば明らかですが、天皇は国民の為に存在したのでは無く、徳川家が国を治める正当性を得るために存続していたのです。徳川家にとっては、天皇が力を持つのは困るが、天皇家の存続は絶対に必要だったのです。
明治維新の時に、薩長土肥は自分たちの正当性を主張するために天皇を担ぎ出したと思われますが、何故か?天皇を現人神の様な存在に祭り上げて、『天皇の親政』を復活させました。(大政奉還の時、明治天皇は弱冠15歳でした。) 富国強兵政策を進めて、覇権主義国家になって行きました。 明治、大正、昭和初期の天皇は、「良きに計らえ!」と言うスタンスで、「日本が、覇権主義に邁進した責任の多くは政治家と軍人に有った」と私は思っています。
第二次世界大戦後に、天皇は『日本国の象徴』とされましたが、天皇も国民も『日本国の象徴』とは何か?を理解出来なかったと思います。 明仁天皇(上皇)は種々努力されて、「天皇が国民に寄り添って、国民の自発的な尊敬を得て、国民が国を愛する(大切に思う)運動の中心に天皇がなる事だ!」と考えられて、実践されたのだと私は思っています。
【私にとっての天皇制】
私は、自分が嫌いな事を他人に強制しないように心がけてきました。 他人から強制されるのも我慢出来ない質(たち)です。 天皇や皇族の方は、「明日、〇✕屋の寿司を食べに行こう!」、「今夜は、銀座のクラブ✕〇に行こう!」と言う自由が有りません。 天皇には、〇✕屋やクラブ✕〇に行ける休日が全く与えられません。 貴方は、天皇や皇族になりたいですか? 私は、真っ平御免です!
私は、「皇室の力を借りなくても日本は、平和な民主主義国家を維持出来る様になっている」と考えるので、天皇制は廃止すべきだと思っています。
【とんでもないコメント】
思わず笑ってしまう、とんでもないコメントが有りました。 マスコミ各社は、皇族の方を芸能人と同列に扱っています。 昔だったら、不敬罪に問われたでしょう!
① 昨年から話題になっている『皇女制度』を引き合いに出して、「真子様は皇女になる可能性が有るから、国民の納得する相手を選ぶべき!」と主張するコメンテーターがいます。 まだ閣議決定に至っていない法律(?)で拘束するのは愚の骨頂です。
② 「内親王(女性の皇族)は天皇にはなれないが、摂政にはなる可能性が有るから、内親王が自由に結婚相手を選ぶのは如何か?」とのコメントが有りました。 結婚されたら内親王ではなくなりますから、摂政になる事は有りません。
③ 「将来、結婚されたら小室圭氏が天皇の義兄になる可能性が有るので、相応しくない」と言うコメンテーターがいました。 私には六人義兄がいて、好ましくない義兄とは適当に付き合いました。天皇には宮内庁が付いていますから、上手に対応できると思われます。
④ 皇室経済法に定められている『一時金』を「辞退すべき!」とか「何処か?に寄付すべき!」と言うのも可笑しな議論です。 「結婚されるまで我慢してください、その代わり結婚される時はお金を渡します」と国民が約束しているのです。 約束した側から、辞退すべきと主張するのは如何なものでしょうか?
(余談) 私が、真子様の大学の同級生だったら、積極的に真子様に近づいて「皇族の身分を離れなさい。一緒に『真子株式会社』を設立しよう!」と唆したでしょう。 皇室御用達以上の効果が期待できるので、きっと繁盛したと思います。