【はじめに】
新型コロナは目では見えない人類の敵です。世界・各国はウイルスとの戦争をしているのです。今こそ日本は『平和ボケ』から目覚めて、この戦争に勝つ必要が有ります。
新型コロナの感染が始まって1年経過し、このウイルスの特性が色々分かって来ました。「どう対応すべきか!」・・・私が納得出来るコメントが沢山報じられる様になりました。 国会が始まりましたが、菅内閣も与野党の議員達も去年の春頃の知見しか持っていない様に見えます。 将来、菅氏も与野党の議員達も「不作為の犯罪者だった」と言われますよ!
【国家が国民に負う義務】
日本国憲法 第13条 :すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
この条文は、国家が国民に保障しなければならない事を規定していますが、抽象的で何を保障してくれるのか?良く分かりませんね!? 私は、「国は、国民の生命、財産、自由を守る義務がある。そして国家は、法律で禁止されておらず、公序良俗にも反しない職業に就き/その職業を継続する権利を国民に保障しなければならない」と解釈しています。
【新型コロナとの戦争】
「現在、人類は新型コロナと戦争しているのだ」と思います。日本は『幸いか不幸か』デフレからの脱却が課題の状況です。財務省が反対する国債を多量に発行する事が許容される(先進国では唯一の)国です。『戦時国債』と見なして、多量に国債を発行しても国民の同意が得られると思います。
今月(2021年1月)、首席補佐官が財務省出身の寺岡光博氏に交代しました。財務省は国債の増発に反対して来ました。今、金を出し渋ったら日本の経済回復はトンデモナク遅れてしまいます。 寺岡氏へのお願い:コロナと戦争中だと言う認識を持って頂きたい。
(余談 :株式バブル) 各国がコロナ対策に多量の金を出したので、株価が上昇した様です。 どんな理屈か私には良く理解出来ないのですが、日本とアメリカの株価が異常に上昇してバブルと言って良い状態になっています。経済学者へのお願い:「シミュレーションプログラムを作って、何故バブルになったのか?バブルが崩壊したらどうなるのか?どんな対策をすべきか?」研究して頂きたい。
【新型コロナに関する国家の義務】
「国には、新型コロナによる死者数を減らす義務が有る」と感染が拡大し始めた頃から、国民の多くは考えていたと思います。 「国には、感染拡大で職を失ったり、収入が大幅に減少した人を救済する義務が有る」とも考える人が増えて来ているように思えます。
ワクチンを出来るだけ早く接種して、経済活動を正常な状態に戻し、経済を回復させる責任が政府だけで無く与野党の政治家と官僚には有ると考えます。新型コロナを政争の材料にしたり、揚げ足を取るのは止めましょう!
【村山内閣と小里貞利氏】
阪神淡路大震災、東日本大震災(福島原発事故)と新型コロナ問題についての政府の対応の違いを考えて見ました。 私は、村山/小里チームには合格点を与えますが、菅直人氏と安倍晋三氏は不合格点では無く、「不作為の犯罪を犯した」と考えています。
❶ 多くの方はご存知無かったか、忘れてしまわれたと思いますが、1995年に阪神淡路大震災が発生した時の総理大臣は村山富市氏でした。 旧社会党出身の村山氏が、自民党の故・小里貞利(おざと さだとし)氏を復興担当大臣に任命し、全権を与えました。そして、短期間に復興させたのです。
➋ 2011年に発生した東日本大震災が発生した時は、菅直人氏が総理大臣でした。 震災担当の大臣を置かないで、管氏は自分で陣頭指揮を執って、散々な結果になってしまいました。
管氏は東京工業大学の応用物理学科を卒業しています。(私の独断と偏見ですが、)管氏は「自分以上に原子力発電を知っている政治家がいない」と考え、担当大臣を置かなかったのだと思います。 (原子力損害賠償支援機構担当大臣はおきました。)
(余談) 私は機械工学科卒ですが、大学の頃から原子力発電に興味が有って、勉強していました。 「原子炉への冷却水が止まったらメルトダウンが起こって、地震や津波以上の問題が発生する」と考えていました。 3月11日の午後3時頃に地震が発生しましたが、私はメルトダウンが心配で12日の昼頃までテレビを見ました。(長男夫婦が東京に住んでいたので、心配だったのです。)
❸ 2020年に新型コロナの感染拡大が問題になった時の総理大臣は、安倍晋三氏でした。安倍氏とその周辺は事の重大さを理解出来無かったと思います。次から次に出て来るスキャンダルの追求に邁進した野党の政治家達も、同様だったと思います。
安倍氏が新型コロナ対策としてやった最悪の事は、『おしゃべり大臣』と揶揄されていた西村康稔氏を新型コロナ対策担当大臣に任命した事です。安倍氏は大した問題では無いと考えていた様に思われます。その理由は、①西村氏に全権を与え無かった(厚労大臣の権限を制限しなかった。)、②経済再生担当大臣兼務だった、③西村氏は東大法学部卒の通産省官僚出身で危機管理の知識/経験が無い、④自民党内を調整する為に必要な人脈/経験が無い、⑤十分なスタッフも金も与えなかった。 こんな状況では、西村氏は得意な、『おしゃべり』しか出来ません。
医療崩壊を起こさないで、経済活動を続けるために留意しなければならない事項が沢山分かって来ました。 「重症感染患者用のベッド数を増やす事が、経済活動の制限を緩和できる対策の一つだ」と強く主張するコメンテータもいました。然し、安倍氏の耳には情報が入らなかった様です。 これと言った対応をしないで、体調不良で辞職しました。
❹ 2020年9月に発足した菅義偉内閣では、事も有ろうに経済再生担当大臣兼務のままで西村康稔氏を新型コロナ対策担当大臣に留任させてしまいました。この時点では、「もうすぐ第3波が襲来する」と予想するコメンテータがいました。 菅氏は安倍内閣の官房長官でしたから、発足時点で安倍内閣が放置していた重要な問題を把握していたはずです。
例えば、ワクチンの接種体制です。これは、河野氏を担当大臣に任命したので、頑張ってくれると思います。 「新型コロナに対応出来る病床数を増やす」と言う課題は今の所・着手していません。「仕事が減った業種、客が減少した商店に金を配って持ちこたえてもらう」と言う大切な政策も十分にやっている様には見えません。 このままだと菅氏の支持率は低下して、将来「不作為の犯罪を犯した」と言うレッテルを貼られると思われます。
【ワクチンの接種体制】
安倍氏はワクチンの入手には努力しましたが、肝心の接種体制は放置して、退陣してしまいました。 2021年1月18日になって、菅内閣は河野太郎氏を行政改革担当大臣兼務で新型コロナワクチン担当大臣に任命しました。 西村新型コロナ対策担当大臣と田村憲久厚労大臣には荷が重すぎると思ったのでしょうか?(私も、この二人の大臣では無理だと思っていました。)
ワクチンが輸入出来ても、きめ細かい配慮をした体制を整備しておかないとスムーズに接種が出来ません。地方公共団体が医師/医療機関に指示して接種する事になりますが、インフルエンザ予防接種とは違って、事前に検討/準備しておくことが多々有ります。
インフルエンザ予防接種は開業医で行っていますが、新型コロナの場合は工夫しないと待合室で感染してしまいそうです。 コロナワクチンの場合は、アレルギー反応を確認する為に、接種後10分~15分間は医療機関に留まる必要が有る様です。
医者や看護婦さんの防御服等を十分確保する必要が有ります。 1億人に接種するためには、注射器は2億本必要です。
ワクチンを接種した人の情報(接種した年月日、ワクチンの銘柄、性別、年齢、健康状態、・・・)を大形コンピューターにインプットして管理する事が不可欠だと思われますが、都道府県でそんな体制が整備出来るか?疑問です。 国が、副反応のデーターを収集して、分析する事が大切です。
コロナワクチンの接種にマイナンバーを利用する様な噂が出ていますが、2020年12月末のマイナンバーカードの普及率はタッタノ『24%』です。ワクチン接種が始まるまでに、大幅に普及率を高めようとしたら、市町村は人手不足で大混乱になりそうです。
【新型コロナワクチンは温度管理が必要です】
新型コロナワクチンは工場出荷から接種まで厳密な温度管理が必要です。日本が1億2000万人分契約したファイザーとアストラゼネカのワクチンは、マイナス60度から80度の冷凍保存が必要です。 この温度は、ドライアイス(CO2)の保管倉庫の温度です。 周囲にドライアイスを入れた保冷箱にワクチンを入れた瓶を入れて運ぶのでは?と想像します。保冷箱とドライアイスを多量に確保出来るでしょうか?
保管/運搬中に高温に曝され無かったか?管理する為には『温度記録計』の様な計器が必要と思われますが、多量に入手出来るでしょうか? 誰が責任者になるのでしょうか?河野大臣?、西村大臣?、田村大臣?、都道府県知事?・・・明確にしておく必要が有ります。
瓶(バイアル瓶)に入ったワクチンの映像が流れますが、1瓶が何回接種分なのか?は殆ど報じられません。ファイザーの瓶には5~7回の接種分が入っている様です。
ファイザーのワクチンはマイナス60度から80度の冷凍保存、モデルナ製はマイナス20度での保存が必要です。 工場出荷→流通途中→販売拠点→医療機関→接種直前まで規定の温度で保存する必要が有ります。
ワクチンにも食品の賞味期限の様な有効期間が有ります。ファイザーのワクチンはマイナス60度から80度で冷凍保存すると最大半年間、2度から8度だと5日間(1日と言う記事もありました。)、保存出来る様です。モデルナ製の有効期間はマイナス20度で半年間、2度から8度では30日間の様です。(普通の冷凍庫で10日ほど保管出来ると言う記事も有りました)
【中川日本医師会会長】
日本医師会の中川俊男会長が、「新型コロナの医療機関が切迫して来たのは、医師の数が少ないためだ!」と言う様な発言をしていました。 「チョット!チョット!、貴方にはそんなことを言う資格はない!」と私は呆れてしまいました。
医師の数が増えると医師の収入が減ると言う理由で、各大学の医学部定員を増やすのに反対し、医科大学の新設や総合大学に医学部を新たに設ける事に強く反対したのは、日本医師会でした。
冒頭で述べた様に、「国家は、法律で禁止されておらず、公序良俗にも反しない職業に就き/その職業を継続する権利を国民に保障しなければならない」と言うのが憲法の趣旨です。 医師を希望する高校生は沢山います。 そして、医師は立派な職業です。 日本医師会には医師の数を制限する権利は全く有りません。憲法の規定に反対する、トンデモナイ団体です。
中川氏の揚げ足を取って、この際・医学部の新設を希望している大学にドンドン許可を与えたら良いと思います。 例えば、早稲田、明治、上智、同志社、立命館、・・・。
将来の新・新コロナ対策として、防衛医科大学をあと二、三校新設するのが最良だと思います。現在、防衛省は17の病院を運営していますが、大幅に増やして各都道府県に1カ所以上・自衛隊病院を設け、平時は民間にも開放し、新型コロナの様な感染症が問題になった時は、(入院患者を一般病院に移して)感染症専門病院にするのです。
防衛医科大学は学費がタダで、全寮制で、手当や賞与も出ますから貧しい家の子供達も医者になる夢を持てます。日本医師会がガッチリと抑えている自民党には期待出来ませんから、貧しい子供達の夢の実現のために、志の有る野党の先生方に働いて頂きたいです。
【緊急事態宣言は必要なのか?】
新型コロナの感染が問題になって約1年になります。 色々な事が分かって来ました。知見を活かした対策を取るべきで、一律に行動を規制する緊急事態宣言は経済活動を停滞させるだけで、感染拡大を抑える効果は小さいと思います。
Go Toキャンペーンは継続しています。Go To トラベルは、家族や恋人同士だったら問題は無いでしょうが、友人達の旅行や社内旅行の様に飲み食いして盛り上がるのは禁止すべきです。(旅館やホテルは従業員の感染対策を取る必要が有ります。) 『Go To Eat』、『Go To イベント』、『Go To 商店街』は現在分かっている事を考慮して実施すべきです。
「どういう状況で集団クラスターが発生したのか?」と言うデーターを収集/分析して、「どういう事が危険なのか?」国民に公表し、啓蒙すべきです。
若者50人が宴会して40人がPCR検査で陽性になったとします。陽性者の40人が無症状ならクラスターが発生したと言えるでしょうか? 問題は、その内・数人が老人と同居していて、老人に感染させた場合です。 然し、若者が外で働いていたら、何時・無症状の感染者になるか?分かりません。 老人と若者が同居している家を調査/把握して、医療崩壊の恐れが出た時、老人か若者か何方かをビジネスホテルで暮して貰う様な対策が良いと考えます。
❶ 電車の中で、体面で会話しなかったら感染の恐れは少ない。(新幹線、飛行機、バスでも同じだと思います。社内旅行や友人達の旅行は禁止すべきです。)
❷ パチンコ店では殆ど感染しない。(多分、映画館も同じだと思います。)
❸ 家族間では感染するが、家族旅行をしても感染のリスクが高くなる分けでは無い。
❹ 数人以上が集まって、飲み食いして、盛り上がると集団感染のリスクが高い。
❺ 外食しても沈黙して食べたら感染しない。 『黙食』と呼ぶそうです。
❻ 20歳以下の若者は感染しても症状が出ない(無症状の)ケースが多いい。 (PCR検査で陽性でも無症状だと患者とは言えません。普通に働いても大丈夫なはずです。)
❼ 無症状者からも感染する。
❽ 老人や持病の有る人が感染すると重症化する可能性が高い。
❾ 若い人に症状が出ても、重症化するケースは少なく、死亡する確率は小さい。
❿ 重症患者でも人口呼吸器を付けると助かるケースが多い。(人口呼吸器を増やす必要が有ります。)
⓫ 短時間に急激に病状が悪化して、死亡するケースが有る様です。(どの程度の頻度か?等のデーターを蓄積する必要が有ります。)
(余談 :志村けん氏) 志村けん氏は、昨年(2020年)3月に新型コロナに感染して70歳で亡くなられましたが、その後・症状によって与える薬を変える等の知見が得られたので、「現在だったら助かったのでは?」と言う方がいました。
(余談 :タクシー) 今月中旬に大阪で久しぶりにタクシーに乗りました。運転手は、なんと!「80歳です」と言うのです。 「コロナが問題になっても、殆ど休まずに運転しているが、運転手仲間で感染したのはいない」、「家でゴロゴロしていると頭がボケて来るから、感染して死ぬ方がましだ!」と言っていました。
新型コロナは目では見えない人類の敵です。世界・各国はウイルスとの戦争をしているのです。今こそ日本は『平和ボケ』から目覚めて、この戦争に勝つ必要が有ります。
新型コロナの感染が始まって1年経過し、このウイルスの特性が色々分かって来ました。「どう対応すべきか!」・・・私が納得出来るコメントが沢山報じられる様になりました。 国会が始まりましたが、菅内閣も与野党の議員達も去年の春頃の知見しか持っていない様に見えます。 将来、菅氏も与野党の議員達も「不作為の犯罪者だった」と言われますよ!
【国家が国民に負う義務】
日本国憲法 第13条 :すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
この条文は、国家が国民に保障しなければならない事を規定していますが、抽象的で何を保障してくれるのか?良く分かりませんね!? 私は、「国は、国民の生命、財産、自由を守る義務がある。そして国家は、法律で禁止されておらず、公序良俗にも反しない職業に就き/その職業を継続する権利を国民に保障しなければならない」と解釈しています。
【新型コロナとの戦争】
「現在、人類は新型コロナと戦争しているのだ」と思います。日本は『幸いか不幸か』デフレからの脱却が課題の状況です。財務省が反対する国債を多量に発行する事が許容される(先進国では唯一の)国です。『戦時国債』と見なして、多量に国債を発行しても国民の同意が得られると思います。
今月(2021年1月)、首席補佐官が財務省出身の寺岡光博氏に交代しました。財務省は国債の増発に反対して来ました。今、金を出し渋ったら日本の経済回復はトンデモナク遅れてしまいます。 寺岡氏へのお願い:コロナと戦争中だと言う認識を持って頂きたい。
(余談 :株式バブル) 各国がコロナ対策に多量の金を出したので、株価が上昇した様です。 どんな理屈か私には良く理解出来ないのですが、日本とアメリカの株価が異常に上昇してバブルと言って良い状態になっています。経済学者へのお願い:「シミュレーションプログラムを作って、何故バブルになったのか?バブルが崩壊したらどうなるのか?どんな対策をすべきか?」研究して頂きたい。
【新型コロナに関する国家の義務】
「国には、新型コロナによる死者数を減らす義務が有る」と感染が拡大し始めた頃から、国民の多くは考えていたと思います。 「国には、感染拡大で職を失ったり、収入が大幅に減少した人を救済する義務が有る」とも考える人が増えて来ているように思えます。
ワクチンを出来るだけ早く接種して、経済活動を正常な状態に戻し、経済を回復させる責任が政府だけで無く与野党の政治家と官僚には有ると考えます。新型コロナを政争の材料にしたり、揚げ足を取るのは止めましょう!
【村山内閣と小里貞利氏】
阪神淡路大震災、東日本大震災(福島原発事故)と新型コロナ問題についての政府の対応の違いを考えて見ました。 私は、村山/小里チームには合格点を与えますが、菅直人氏と安倍晋三氏は不合格点では無く、「不作為の犯罪を犯した」と考えています。
❶ 多くの方はご存知無かったか、忘れてしまわれたと思いますが、1995年に阪神淡路大震災が発生した時の総理大臣は村山富市氏でした。 旧社会党出身の村山氏が、自民党の故・小里貞利(おざと さだとし)氏を復興担当大臣に任命し、全権を与えました。そして、短期間に復興させたのです。
➋ 2011年に発生した東日本大震災が発生した時は、菅直人氏が総理大臣でした。 震災担当の大臣を置かないで、管氏は自分で陣頭指揮を執って、散々な結果になってしまいました。
管氏は東京工業大学の応用物理学科を卒業しています。(私の独断と偏見ですが、)管氏は「自分以上に原子力発電を知っている政治家がいない」と考え、担当大臣を置かなかったのだと思います。 (原子力損害賠償支援機構担当大臣はおきました。)
(余談) 私は機械工学科卒ですが、大学の頃から原子力発電に興味が有って、勉強していました。 「原子炉への冷却水が止まったらメルトダウンが起こって、地震や津波以上の問題が発生する」と考えていました。 3月11日の午後3時頃に地震が発生しましたが、私はメルトダウンが心配で12日の昼頃までテレビを見ました。(長男夫婦が東京に住んでいたので、心配だったのです。)
❸ 2020年に新型コロナの感染拡大が問題になった時の総理大臣は、安倍晋三氏でした。安倍氏とその周辺は事の重大さを理解出来無かったと思います。次から次に出て来るスキャンダルの追求に邁進した野党の政治家達も、同様だったと思います。
安倍氏が新型コロナ対策としてやった最悪の事は、『おしゃべり大臣』と揶揄されていた西村康稔氏を新型コロナ対策担当大臣に任命した事です。安倍氏は大した問題では無いと考えていた様に思われます。その理由は、①西村氏に全権を与え無かった(厚労大臣の権限を制限しなかった。)、②経済再生担当大臣兼務だった、③西村氏は東大法学部卒の通産省官僚出身で危機管理の知識/経験が無い、④自民党内を調整する為に必要な人脈/経験が無い、⑤十分なスタッフも金も与えなかった。 こんな状況では、西村氏は得意な、『おしゃべり』しか出来ません。
医療崩壊を起こさないで、経済活動を続けるために留意しなければならない事項が沢山分かって来ました。 「重症感染患者用のベッド数を増やす事が、経済活動の制限を緩和できる対策の一つだ」と強く主張するコメンテータもいました。然し、安倍氏の耳には情報が入らなかった様です。 これと言った対応をしないで、体調不良で辞職しました。
❹ 2020年9月に発足した菅義偉内閣では、事も有ろうに経済再生担当大臣兼務のままで西村康稔氏を新型コロナ対策担当大臣に留任させてしまいました。この時点では、「もうすぐ第3波が襲来する」と予想するコメンテータがいました。 菅氏は安倍内閣の官房長官でしたから、発足時点で安倍内閣が放置していた重要な問題を把握していたはずです。
例えば、ワクチンの接種体制です。これは、河野氏を担当大臣に任命したので、頑張ってくれると思います。 「新型コロナに対応出来る病床数を増やす」と言う課題は今の所・着手していません。「仕事が減った業種、客が減少した商店に金を配って持ちこたえてもらう」と言う大切な政策も十分にやっている様には見えません。 このままだと菅氏の支持率は低下して、将来「不作為の犯罪を犯した」と言うレッテルを貼られると思われます。
【ワクチンの接種体制】
安倍氏はワクチンの入手には努力しましたが、肝心の接種体制は放置して、退陣してしまいました。 2021年1月18日になって、菅内閣は河野太郎氏を行政改革担当大臣兼務で新型コロナワクチン担当大臣に任命しました。 西村新型コロナ対策担当大臣と田村憲久厚労大臣には荷が重すぎると思ったのでしょうか?(私も、この二人の大臣では無理だと思っていました。)
ワクチンが輸入出来ても、きめ細かい配慮をした体制を整備しておかないとスムーズに接種が出来ません。地方公共団体が医師/医療機関に指示して接種する事になりますが、インフルエンザ予防接種とは違って、事前に検討/準備しておくことが多々有ります。
インフルエンザ予防接種は開業医で行っていますが、新型コロナの場合は工夫しないと待合室で感染してしまいそうです。 コロナワクチンの場合は、アレルギー反応を確認する為に、接種後10分~15分間は医療機関に留まる必要が有る様です。
医者や看護婦さんの防御服等を十分確保する必要が有ります。 1億人に接種するためには、注射器は2億本必要です。
ワクチンを接種した人の情報(接種した年月日、ワクチンの銘柄、性別、年齢、健康状態、・・・)を大形コンピューターにインプットして管理する事が不可欠だと思われますが、都道府県でそんな体制が整備出来るか?疑問です。 国が、副反応のデーターを収集して、分析する事が大切です。
コロナワクチンの接種にマイナンバーを利用する様な噂が出ていますが、2020年12月末のマイナンバーカードの普及率はタッタノ『24%』です。ワクチン接種が始まるまでに、大幅に普及率を高めようとしたら、市町村は人手不足で大混乱になりそうです。
【新型コロナワクチンは温度管理が必要です】
新型コロナワクチンは工場出荷から接種まで厳密な温度管理が必要です。日本が1億2000万人分契約したファイザーとアストラゼネカのワクチンは、マイナス60度から80度の冷凍保存が必要です。 この温度は、ドライアイス(CO2)の保管倉庫の温度です。 周囲にドライアイスを入れた保冷箱にワクチンを入れた瓶を入れて運ぶのでは?と想像します。保冷箱とドライアイスを多量に確保出来るでしょうか?
保管/運搬中に高温に曝され無かったか?管理する為には『温度記録計』の様な計器が必要と思われますが、多量に入手出来るでしょうか? 誰が責任者になるのでしょうか?河野大臣?、西村大臣?、田村大臣?、都道府県知事?・・・明確にしておく必要が有ります。
瓶(バイアル瓶)に入ったワクチンの映像が流れますが、1瓶が何回接種分なのか?は殆ど報じられません。ファイザーの瓶には5~7回の接種分が入っている様です。
ファイザーのワクチンはマイナス60度から80度の冷凍保存、モデルナ製はマイナス20度での保存が必要です。 工場出荷→流通途中→販売拠点→医療機関→接種直前まで規定の温度で保存する必要が有ります。
ワクチンにも食品の賞味期限の様な有効期間が有ります。ファイザーのワクチンはマイナス60度から80度で冷凍保存すると最大半年間、2度から8度だと5日間(1日と言う記事もありました。)、保存出来る様です。モデルナ製の有効期間はマイナス20度で半年間、2度から8度では30日間の様です。(普通の冷凍庫で10日ほど保管出来ると言う記事も有りました)
【中川日本医師会会長】
日本医師会の中川俊男会長が、「新型コロナの医療機関が切迫して来たのは、医師の数が少ないためだ!」と言う様な発言をしていました。 「チョット!チョット!、貴方にはそんなことを言う資格はない!」と私は呆れてしまいました。
医師の数が増えると医師の収入が減ると言う理由で、各大学の医学部定員を増やすのに反対し、医科大学の新設や総合大学に医学部を新たに設ける事に強く反対したのは、日本医師会でした。
冒頭で述べた様に、「国家は、法律で禁止されておらず、公序良俗にも反しない職業に就き/その職業を継続する権利を国民に保障しなければならない」と言うのが憲法の趣旨です。 医師を希望する高校生は沢山います。 そして、医師は立派な職業です。 日本医師会には医師の数を制限する権利は全く有りません。憲法の規定に反対する、トンデモナイ団体です。
中川氏の揚げ足を取って、この際・医学部の新設を希望している大学にドンドン許可を与えたら良いと思います。 例えば、早稲田、明治、上智、同志社、立命館、・・・。
将来の新・新コロナ対策として、防衛医科大学をあと二、三校新設するのが最良だと思います。現在、防衛省は17の病院を運営していますが、大幅に増やして各都道府県に1カ所以上・自衛隊病院を設け、平時は民間にも開放し、新型コロナの様な感染症が問題になった時は、(入院患者を一般病院に移して)感染症専門病院にするのです。
防衛医科大学は学費がタダで、全寮制で、手当や賞与も出ますから貧しい家の子供達も医者になる夢を持てます。日本医師会がガッチリと抑えている自民党には期待出来ませんから、貧しい子供達の夢の実現のために、志の有る野党の先生方に働いて頂きたいです。
【緊急事態宣言は必要なのか?】
新型コロナの感染が問題になって約1年になります。 色々な事が分かって来ました。知見を活かした対策を取るべきで、一律に行動を規制する緊急事態宣言は経済活動を停滞させるだけで、感染拡大を抑える効果は小さいと思います。
Go Toキャンペーンは継続しています。Go To トラベルは、家族や恋人同士だったら問題は無いでしょうが、友人達の旅行や社内旅行の様に飲み食いして盛り上がるのは禁止すべきです。(旅館やホテルは従業員の感染対策を取る必要が有ります。) 『Go To Eat』、『Go To イベント』、『Go To 商店街』は現在分かっている事を考慮して実施すべきです。
「どういう状況で集団クラスターが発生したのか?」と言うデーターを収集/分析して、「どういう事が危険なのか?」国民に公表し、啓蒙すべきです。
若者50人が宴会して40人がPCR検査で陽性になったとします。陽性者の40人が無症状ならクラスターが発生したと言えるでしょうか? 問題は、その内・数人が老人と同居していて、老人に感染させた場合です。 然し、若者が外で働いていたら、何時・無症状の感染者になるか?分かりません。 老人と若者が同居している家を調査/把握して、医療崩壊の恐れが出た時、老人か若者か何方かをビジネスホテルで暮して貰う様な対策が良いと考えます。
❶ 電車の中で、体面で会話しなかったら感染の恐れは少ない。(新幹線、飛行機、バスでも同じだと思います。社内旅行や友人達の旅行は禁止すべきです。)
❷ パチンコ店では殆ど感染しない。(多分、映画館も同じだと思います。)
❸ 家族間では感染するが、家族旅行をしても感染のリスクが高くなる分けでは無い。
❹ 数人以上が集まって、飲み食いして、盛り上がると集団感染のリスクが高い。
❺ 外食しても沈黙して食べたら感染しない。 『黙食』と呼ぶそうです。
❻ 20歳以下の若者は感染しても症状が出ない(無症状の)ケースが多いい。 (PCR検査で陽性でも無症状だと患者とは言えません。普通に働いても大丈夫なはずです。)
❼ 無症状者からも感染する。
❽ 老人や持病の有る人が感染すると重症化する可能性が高い。
❾ 若い人に症状が出ても、重症化するケースは少なく、死亡する確率は小さい。
❿ 重症患者でも人口呼吸器を付けると助かるケースが多い。(人口呼吸器を増やす必要が有ります。)
⓫ 短時間に急激に病状が悪化して、死亡するケースが有る様です。(どの程度の頻度か?等のデーターを蓄積する必要が有ります。)
(余談 :志村けん氏) 志村けん氏は、昨年(2020年)3月に新型コロナに感染して70歳で亡くなられましたが、その後・症状によって与える薬を変える等の知見が得られたので、「現在だったら助かったのでは?」と言う方がいました。
(余談 :タクシー) 今月中旬に大阪で久しぶりにタクシーに乗りました。運転手は、なんと!「80歳です」と言うのです。 「コロナが問題になっても、殆ど休まずに運転しているが、運転手仲間で感染したのはいない」、「家でゴロゴロしていると頭がボケて来るから、感染して死ぬ方がましだ!」と言っていました。