MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

お引き取りください

2014-07-06 00:00:00 | 生活・法律

07/06        お引き取りください




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 「こんにちは、Google ですが、調査に伺いました。」 

 えっ、Google さん…?? 一体、何の調査ですか。

 「こちらの Webサイト、どういう状態でしょうか?
すぐ終わりますから、ざっと見せてくださいな。」


 ……“すぐ”…って言うけどね、何ページもあるから、時間
かかるよ? それに頼んでないんだけど、こっちは…。

 「いや、定期的にあちこち巡回しているんです。 だから
ちょっとお邪魔しますね。」


 結構ですよ! これ以上、立ち入らないでください。

 「…おや、玄関払いですか……。 じゃ、しょうがない。
また伺いますね。 失礼いたしました。


 もう来なくていいよ。 こっちは忙しいんだから。




 前回は、“ウィルス騒ぎ” についてお読みいただきました。
私が持っているホームページを閲覧しようとすると、アクセス
出来ない場合があったのです。 セキュリティ-ソフトの種類
によっては。

 もちろん、何者かが改竄したからです。 でも実際の危険
ありませんでした。 迷惑な話です。


 そのソフトは私自身も使っているものですが、ただちに
改善を迫りました。

 (不審な文字列が HTML-ソースにあるからといって、
“ウィルス汚染” と断定されては困ります!)


 後日、メーカーから連絡がありました。 一時的な
誤検知あることが判明しました。」…だってさ…。

 冗談じゃない! “ご迷惑をおかけしました” の一行
さえ無いなんて、大いに不満です。

 



 さて、もう一つ大問題を解決しなければ…。 私の Webサイト
Google で検索しても、ほとんど現われなくなってしまったのです。

 関連する検索語を入れても駄目。 また屋号など固有名詞を
入れても駄目…。 もちろん、URL を直接入れればOKですが、
それでは検索の意味がありませんものね…。



 “ウィルス表示” を最初に通報してくれた Nさんは、ご自分
の貴重な時間を割き、あれこれ調べてくれました。

 「Google に再登録しなさい。 “汚染表示” のために削除
された可能性が大きいようです。」


 聞いた私は、途方に暮れるばかり…。

 「まず、Webサイトを修正し、完全に “綺麗に” なったこと
報告してから調査を依頼し、再登録してもらいなさい。



 それからが大変でした。 教えられたのは、登録専用
の Google サイトでしたが、非常に使い難く出来ている。

           これは、次回の最後に、もう一度触れます。


 まず第一の障害は、専門語の山です。 インターネット
に習熟している人にとっては常識語でしょうが、この私に
は、チンプンカンプン。

 おまけに日本語が難解な上 (英語の直訳だからでしょう)、実態
そぐわない内容の連続でした (古い仕様を説明されても困るよ…)


 これらすべてを乗り越えるのに、二週間。 その後しばらく
は、“待ち” の状態が続きました。 気の長い私も、さすがに
心配になる。

 (他にも原因があるからなのかな~…?)


 そこへ決定的なメールが舞い込みました。 Nさんからです。

 「Google に登録されないのは、別の改竄部分がまだ残って
いるからではないか。 具体的には、HTML の以下の部分を
削除してみてください……。」


 またしても、目に見えない HTML-ソース内の改竄があった!

 (Google への “登録を拒否する” 改竄?? そんなものが
あるのか…!?)

 



 詳細は、この場では触れません。 インターネットの世界
では常識でしょうが、悪用される恐れがあるから。

 なんでも、犯人が書き加えた HTML-ソース の一行が
消えない限り、調査役の Googlebot が、“玄関払い”
されてしまうのだそうです。


 「Googlebot? 何のことだ?」 実は、私も初めて
知りましたが、冒頭で書いた問答を思い出してください。

 せっかく Webサイトの中味を調査しに来てくれたのに、
私は門前払いを食わせ、家に入れてあげなかった…。
調査員は、何の情報も得られぬまま素通りしてしまうの
ですから、これでは登録など、到底望めませんね。


 この Googlebot…。 Nさんによれば、「世界中の
Webページを日々くまなく探索している、Google社の
コンピュータシステム(ロボット)の名前らしい。」

 ちなみに “クロール” とは、「そのロボットが探索する
行為のこと。 でも、こちらは Google社の用語ではなく、
一般コンピュータ用語のようです。」

 

 さて、この後もだいぶ苦労しましたが、お蔭さまで Google
の検索サイトでも、再び現われるようになりました。

 これも、一重に友人の努力の賜物です。 自分がただ待って
いる間に、私以上の熱意を絶やさず、Nさんは原因の究明に
当っていたのです。


 Nさんは、コンピューターの専門家ではありません。 現に
メールの中には、次のような一文もありました。

 「クロールされているのに、インデックス登録されない。。。
どうしても納得がいかなくて、ダメもとでもう一度、HTML-
ソースを眺めているうちに発見したんです。 … ほんとに
幸運としか言えません。 勘です。 だってそんな記述が
できることすら、自分は知らなかったのですから。」


 Nさんは私の何倍も時間をかけ、隅々まで目を通し、懸命に
考えてくれていたことになります。 私の何倍も忙しいのに…。

 Nさん、本当にありがとう。


 自分の Webサイトが改竄されるなんて、夢にも思わなかった
私。 それが二件もあった。 “ウィルス騒ぎ“ と “登録拒否”…。


 究極の目的は何か? そして、犯人は同一人物なのか?

 私は考え込んでしまいました…。


 うち一件は、起こるべくして起こったのではないか?

 やがて私は、そう感じるようになりました。

 

 

 


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