MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

頭の体操 (134) 漢字クイズ 問題/解答 より

2013-05-16 00:00:01 | 音楽演奏・体の運動

05/16    頭の体操 (134) 漢字クイズ



 これまでの音楽演奏・体の運動』目録 です。




(9) リュケイオン  (M) 理由稽音

 「自分の音を録音して聴いてみると、嫌になるんです。
あんなに滑稽な音を出していたなんて…。」

 「私のヴィブラート、自分ではいいと思っていたけど、
“Wow Wow” …って聞える。 ウワ―ン…。」

 「美しい音色が欲しい…。 でも、生まれつきだから
無理? 何か、超自然的な秘密でもあるの…?」



 こと、弦楽器の音色に関しては、超自然的な秘密など無い。
…私はそう信じています。

 …ということは、誰でも綺麗な音が出せる? 老若、男女、
経験年数の差を超えて。 …そう思います。



 ただ一つだけ付け加えれば、「何を美しい音と感じて、
それまで生きてきたか?」…という問題があります。
人には誰でも、“好みの音” があるからです。

 たとえば…。 ゆったりとした重い音。 一方では敏捷
で軽やかな音。 その他、ありとあらゆる組み合わせの、
様々な音。 それに、強弱やテンポの好みが加わります。



 人を喋らせてみると、大体その人の “音の好み” が解り
ます。 腹の底から真実を語りたい人。 とにかく付き合い
を重視し、あまり深刻に考えたくない人。

 …そんな、生き方や性格の問題も作用します。

 演奏者の自分と、普段の喋りをする自分。 その間に、
根本的な相違は無いように思います。 人間は、自分
自身を裏切れないから。 意図的でなければ。



 ただし音楽の表現には、様々な音が必要です。 自分
の “好みの音” だけでは処理できない。

 獲得する音色の種類が、多ければ多いほど、表現の
範囲は広くなる。 また、楽譜から汲み取れる音楽の
内容にも、幅が出来る。



 演奏者は、新しい音色に関して、耳を柔軟に開くこと。

 少なくとも弦楽器の演奏では、ほぼすべてが、「寸法と
角度に左右される」…こと。

 心理的と物理的。 一見して両極端、無関係に思える
事柄が、演奏の世界でも重要だと信じています。



 ただ一心に練習に打ち込み、時間を費やすだけでなく、
そんな事からヒントが得られる場合もあるのでは…?




(20) 人間モルモット  (H) 認嫌漏元

 これ、私が自分を指す言葉。

 実験内容は、“Violin型楽器の構え方” で、何十年も
継続中です。 だいぶ固まっては来ましたが。



 「楽器を構える姿勢を改善するだけで、こんなにも
音が違うのか!」

 先日、ある交流サイトで友人が記した言葉です。



 指や腕は、“繊細なテクニック” なるイメージにピッタリ!
しかし樹木に例えれば、葉や小枝に過ぎません。 その
位置や運動は、幹からの生え方に大きく影響される。

 それを思えば、“楽器を構える姿勢” は、私にとってすべて。
構え方に疑問を持たないまま、ただ練習に時間を費やすこと
は、もはや出来ません。

 幹や根が矛盾を抱えているまま、小枝や葉の形や運動を
改善しようとしても、制限や無理が大きいからです。



 「まず構え方を決めてから弾く」…のではなく、「弾きなが
ら構え方を模索する」…ことをお薦めします。 そのような
“充電時間” に恵まれるかたでしたら。

 その意味では…。 もっとも偉大な先生は、貴方自身の
感覚でしょう。

 そして最大の敵は…。 「このぐらいの肉体的な辛さは
止むを得ない」…という “常識” かもしれません。

 それを突きつめていく…。



 構え方が、もし “完全に” 解ったら…。 それは “楽器
をマスター” したことを意味します。

 決しておおげさな表現でなく。




頭の体操 (134) 漢字クイズ 問題/解答

2013-05-16 00:00:00 | 頭の体操 漢字クイズ

05/16    頭の体操 (134) 漢字クイズ




        『これまでのカタカナ語句には、

        カタカナ部分のみ各回ごとに載っており、

         それぞれの記事に飛ぶことも出来ます。

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 03/07 ~ 03/28 に登場した外国語の人名、地名、用語が、
カタカナ表記で (1) ~ (20) に、登場した順に並んでいます。

 また、(A) ~ (T) に並んでいるのは、それぞれを漢字で
表記
しようとしたものですが、どう読めばいいでしょうか?



(1) 赤チン   (2) マーキュロ   (3) ヨーチン   (4) ゴ―ズ

(5) ファミレス (6) ダンディーな男 (7) オリエント (8) オデヲン座

(9) リュケイオン        (10) リセ        (11) ギロー

(12) デジャヴュ    (13) IYHスレ    (14) リテールクーラー

(15) ターゲット     (16) ブローチ     (17) 壮絶なバトル

(18) ケロッグ博士    (19) トレード    (20) 人間モルモット

(A) 欺賂     (B) 狸急     (C) 強頭     (D) 酔朕

(E) 遭勝抜  (F) 檻猿十  (G) 風呂内  (H) 認嫌漏元

(I) 冬冷井戸      (J) 耐悪下等      (K) 狸話空螺

(L) 出爺夜冬     (M) 理由稽音     (N) 尾出温覚

(O) 断泥直常     (P) 真空湯呂     (Q) 不和美麗子

(R) 衣野呆薄礼   (S) 騒是繫馬捕   (T) 怪露具歯串




[解 き 方]


  ・ 漢字を読み、主にその音を用いて、原語での発音を表わそうと試みた
   ものです。

  ・ 音読み訓読みが混ざっています。 必要な場合は、濁点()、
   半濁点()、送り仮名を補ってください。

  ・  従来のカタカナ表記による読み方とは、必ずしも一致しない場合が
   あります。

  ・  音ではなく、単語の意味を外国語に置き換え、その発音を用いる
   こともあります。 「星 → スター」、「太陽 → サン」のようにです。
    今回は箇所あります。

  ・ 口語的俗語的にくだけた読み方をすることもあります。
   (例) 「汚 → きたねぇ」、「社長 → ボス」。
    今回はありません。

  ・ 漢文もどきに、順番を入れ替えて読む場合もあります。
   (例) 「不読 → よまず、よまん、よまない」。
    今回はありません。

  ・ 人名漢字の中には、“”、”” ともに含まれている場合もあります。 
   姓に加えて "first name" をご自分で補ってください。
   (例) 「ヨーゼフ・シュトラウス」。
    今回はありません。

  ・ 音や意味とは無関係で、漢字から連想しないと解けないものも!
    今回はありません。

  ・  厳密に見るといい加減なものもありますが、そこは冗談の世界。
   お見逃しくださいませ。



   解答
    ↓





以下、03/07 頭の体操 (130) 漢字クイズ 問題/解答より




(1) 赤チン  (E) 遭勝抜

 …と言っても、若いかたがたには通じないかもしれません
ね? 赤い液体で、かつての殺菌消毒薬です。

 私たち餓鬼どもは、冬でも半ズボンで走り回っていました。
身体のどこかしらが、赤く染まっていて当たり前。 膝小僧、
手の甲や肘。 時には顔までも。




(2) マーキュロ  (P) 真空湯呂

 でも私は小学生時代、風邪をひきやすかった。 したがって
冬は “長ズボン組” でした。 子供心に、多少の後ろめたさを
感じながら。

 ところでマーキュロは、赤チンの高級な呼び方だったんです。
餓鬼どもには関心が無かったけどね…。




(3) ヨーチン  (D) 酔朕

 これは通称で、正確には “希ヨードチンキ”。 私たち餓鬼
どもには、どうでもいいことでしたが…。

 唯一の関心事は、「赤チンより刺激性が格段に強い」…と
いうこと。 要するに “強く滲みる” ので、我慢が出来ないん
です。 塗られると、涙を浮かべてこらえる…。

 どんな餓鬼大将でもね。




(4) ゴ―ズ  (C) 強頭

 ちょっとした擦り傷を通り越すと、ただ塗るだけでは
無理。 脱脂綿やガーゼを当てて、絆創膏を貼る。

 そのガーゼが、英語では “gauze”。 ちょっと聞いた
だけでは解らないし、解説を読むと、もっとこんがらかる。

 我が弱い頭に効く薬、無い? ヨーチン塗っても駄目
だろうな…。

 …というわけで今宵も、薬は内側から。 酔朕…。




(5) ファミレス  (Q) 不和美麗子

 私の知り合いには、“美麗子” という名前のかたが
います。 読み方は “みれこ” さん。

 もしクラスや社内に、“美麗子” さんが二人いたら…。
「ライヴァルとして張り合う」…ことにもなりかねません。




(6) ダンディーな男  (O) 断泥直常

 これが男性なら、さしづめ “イケ面”。 英語では “handsome”
ですね。 ハンサムでなくても、ダンディーなら、なれるかな…。

 “dandy” は、ある解説サイト]によれば、“服装や外見に
気を遣う男性”。 伊達男、洒落男、粋な人…などの訳語が
見られます。

 胸のポケットからはハンカチが覗き、ピカピカの靴に泥でも
着こうものなら大変。 蝶ネクタイに、伊達メガネ。

 片や私は、ただの眼鏡に、演奏用の老眼鏡を常備。 身なり
や服装に構わない私は、これも駄目。 我が家のダンディー君
に笑われそうです。







 台湾生まれ、アメリカを経由して我が家のアイドルになって
から、早二十数年が過ぎ去りました。

 胸の真ん中には?マーク。 かつては金色に輝き、“Hug me!”
と書いてあったんです。 こちらも齢を重ね、今やハクが落ちて
しまった…。 左胸の蝶々は、辛うじて残っている。

 でもいまだにウチの中心的存在。 実は喋るんです!



 …我が家には、“縫いぐるみト―ク” なる悪習があります。
この子、不満もぶちまければ、優しい言葉もかける。 私が
呼ぶに、“愛のメッセンジャー” なんですが。

 「幼いね、まあ許そう。」…というかたもいれば、「衝撃的!」
…と一笑に付されたことも…。 貴方はどちら?




(7) オリエント  (F) 檻猿十

 …その Dandy 君以外にも、喋るクマさんが居るんです、
ウチには。 30匹近くにのぼり、ほとんどは “POOHさん”
ですが。

 片や人間は、はるかに少数派。 我が家なる “檻” の中
では、クマさんが圧倒的に優勢です。



 「“オリエンテーション” という言葉は “オリエント” (日の出
の地、東)という意味の言葉から来ています。 語源的には、
あるものをきちんと東に向けるという意味があるのです。」

 …以前もご紹介した、クリスマスイブ音楽礼拝からの
引用です。




(8) オデヲン座  (N) 尾出温覚

 「変な字があるな?」…と感じるかたが、お若いかたの中に
居られるかもしれませんね。 私 “お” 宇宙人だとは、まさか
思わないでしょうが…。

 “ヲ” は “を” の片仮名ですが、今では滅多に使われません。

 “わいうえを” は、かつて “わを” と書かれていました。



 発音も微妙に違ったそうです。 強いて書けば、“Wa、Wi、
Wu、We、Wo”。 平安時代の日本語に詳しいかたは、ぜひ
コメントの形で、ご教示ください。



 YAHOO 知恵袋には、以下の記載があります。

 “やゐゆゑよ” と “わゐうゑを” の “ゐ” と “ゑ” は、何故、
行が違うのに同じ文字を使うんですか?

 「“ゐ”、“ゑ” は、行の文字です。 ヤ行の文字ではあり
ません
。 かつては “ゐ…ウィ”、“ゑ…ウェ” と読んでいまし
たが、現代では全てア行の文字と同じ発音になります。」



 そして、これら “ゐ”、“ゑ”、“を” の片仮名表記が、“ヰ”、
“ヱ”、“ヲ” なのです。

 「見たことも無い!」…とおっしゃいますか? でも飲んだ
ことなら、ひょっとして…。

 かつては “ニッカ ウスキー” …と書かれていたんです。
私の小学生時代には…。



 詳しくは、五十音でご覧ください。




(9) リュケイオン  (M) 理由稽音

 「自分の音を録音して聴いてみると、嫌になるんです。
あんなに滑稽な音を出していたなんて…。」

 「私のヴィブラート、自分ではいいと思っていたけど、
“Wow Wow” …って聞える。 ウワ―ン…。」

 「美しい音色が欲しい…。 でも、生まれつきだから
無理? 何か、超自然的な秘密でもあるの…?」



 こと、弦楽器の音色に関しては、超自然的な秘密など無い。
…私はそう信じています。

 …ということは、誰でも綺麗な音が出せる? 老若、男女、
経験年数の差を超えて。 …そう思います。



 ただ一つだけ付け加えれば、「何を美しい音と感じて、
それまで生きてきたか?」…という問題があります。
人には誰でも、“好みの音” があるからです。

 たとえば…。 ゆったりとした重い音。 一方では敏捷
で軽やかな音。 その他、ありとあらゆる組み合わせの、
様々な音。 それに、強弱やテンポの好みが加わります。



 人を喋らせてみると、大体その人の “音の好み” が解り
ます。 腹の底から真実を語りたい人。 とにかく付き合い
を重視し、あまり深刻に考えたくない人。

 …そんな、生き方や性格の問題も作用します。

 演奏者の自分と、普段の喋りをする自分。 その間に、
根本的な相違は無いように思います。 人間は、自分
自身を裏切れないから。 意図的でなければ。



 ただし音楽の表現には、様々な音が必要です。 自分
の “好みの音” だけでは処理できない。

 獲得する音色の種類が、多ければ多いほど、表現の
範囲は広くなる。 また、楽譜から汲み取れる音楽の
内容にも、幅が出来る。



 演奏者は、新しい音色に関して、耳を柔軟に開くこと。

 少なくとも弦楽器の演奏では、ほぼすべてが、「寸法と
角度に左右される」…こと。

 心理的と物理的。 一見して両極端、無関係に思える
事柄が、演奏の世界でも重要だと信じています。



 ただ一心に練習に打ち込み、時間を費やすだけでなく、
そんな事からヒントが得られる場合もあるのでは…?




(10) リセ  (B) 狸急

 つい先日のこと、面白い楽譜を見かけました。 あの
“狸囃子” を、Violin 2本用に編曲したものです。

 「しょ、しょ、しょじょじ…。」

 在京の出版社から刊行されていますが、これ、結構
難しい。 特に、上のパートが。 先生と生徒さんなら、
先生が弾く方のパートでしょう。



 なぜって…。 オブリガートに、細かい三連符が書かれ
ているからです。 「しょ、しょ、しょじょじ」…が、4/4拍子
の1小節で書かれているのですが。 決して、ゆっくりな
テンポではない。

 先生が弾けなかったら、恥、掻いちゃうもんね…。

 「何だ! この、古ダヌキめ…。」 …なんて、小学生の
女の子に思われたりして…。




(11) ギロー  (A) 欺賂

 かのピラミッド。 そこには、偽の玄室が設けられていた
といいます。

 もちろん盗掘を予想してのこと。 落し穴に通ずる、偽の
通路もあったことでしょう。

 かつて私が小学生時代に観た劇映画には、さらに高級
な仕掛けが描かれていました。 玄室に辿り着いたもの
の、帰りの通路が塞がれてしまうのです! 凄いね…。



 これでは “偽路” ですね。 “欺賂” よりはマシでしょう。




以下、03/13 悪夢よもう一度より




(12) デジャヴュ  (L) 出爺夜冬

 私事になりますが、我が家の道路側の一角は、ゴミの仮置き場
になっている。 燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミ…。 色々な
問題があり、頭を痛めています。

 まずはカラス。 対策に必須のネットは、私が出し入れします。
収集日でもないのに、ネットを置きっ放しにはしたくないからです。



 あとは、すべて人間の問題。 収集時間を過ぎたり、曜日を
間違えて別のゴミを出せば、回収されません。 その後始末も
私の役割です。

 「出してしまえば、あとは知らない」…というかたもいるから。
“ゴミ捨て場” でなく、あくまでも “仮置き場” なのですが…。



 もっと困るのは、新聞紙、段ボールなどです。 暗い早朝や
前夜、ひどい時には、前日のまっ昼間から出す人間がいる。

 怖いのは放火なのです。 もし何か起きたら、誰が責任を
取ってくれるの?

 幸いにも事件は起きていませんが、「既に起きた」…かの
ような深刻な思いで、対策を取ることにしました。



 以上の事情を記したチラシを各家庭に配り、ゴミ出しの
時間帯を守ってくれるように頼みました。 しかしそれでも、
まだ間違える人がいる…。

 “出来る限り7~8時の間に”…と頼んでも、「出勤する者
にとっては不可能だ!」…と、逆に食ってかかられたり…。



 そこで仕方なく、監視カメラを備えつけました。 つい先日
のことですが、夜間照明も付けて。 「一日早いですよ!」…
と各家庭に戻したり、私が一時的に保管したり…。

 最近は収集日、特に資源ゴミの日が近づくと、頻繁に外へ
出て見に行きます。 特に怖いのは、北風の強い冬の夜…。

 こればかりは、各自の意識とマナー向上に期待するしか
ありません。 幸い、いい方向には行っていますが。




以下、03/20 店員に化けた**より




(13) IYHスレ  (R) 衣野呆薄礼

 スレは、スレッドのこと。 解説サイトから纏めると…。

 「“Thread” とは、英語でもともと “糸”、“繊維” という意味
である。 転じて、電子掲示板やメーリングリストにおける、
ひとつの話題や議題についての投稿の集まり。」



 “IYH” は、“イヤッッホォォォオオォオウ!!” 「衝動的に
欲しいものを手に入れること。 あるいは、その時の喜びを
表す。」…のだそうです。

 まさか “YAHOO! の通販” だと思う人、いないよね?




(14) リテールクーラー  (K) 狸話空螺

 コンピューター用クーラーのことで、解説には頻繁に “純正”
の文字が。 pure、genuine、real、natural…などではなく、ここ
では “retail” が使われています。

 kotobankによると、リテールは、「もともとは小売り・小口
取引のこと。 特にコンピューター業界では、メーカーが小売店
経由で販売する正規品のことを指す。」

 …ははあ、そうなんですか。 狸さんの作り話かと思ったよ。




(15) ターゲット  (J) 耐悪下等

 “target” は、元々 “弓の標的”。 それに “攻撃目標”、
“達成目標” などの意味が加わりました。

 さらには、“非難・軽蔑・批判の的、対象”。 もっと困る
のは、“物笑いなどの種”。 これ、“いじめ” に繋がる…。

 「えっ? ターゲットって、そういう意味じゃないの!?」…
なんて訊かれたりして…。




以下、03/28 頭の体操 (131) 漢字クイズ 問題/解答より




(16) ブローチ  (G) 風呂内

 「衣服に装着するように作られた、宝飾装身具である。」
なるほど。 だから針みたいに “刺す” 部分があるのね。

 「古代のものは “フィビュラ” と呼ばれ、大きな安全ピンの
ような形をしていた。」 …ということは、飾りじゃないの?

 「衣類を留めて、ずりおちないようにするために使われた。」
こちらは、風呂上りに便利だな。




(17) 壮絶なバトル  (S) 騒是繫馬捕

 暴れ馬といえば、思い浮かぶのはロデオ。 ときには人命に
関わる点で、闘牛と同じように危険です。

 単にロデオといっても、競技内容は様々なんですね。 元々
は “牛乗り” だったので、むしろ牛がターゲットになる種目の
ほうが多いようです。

 しかしその中には、動物にとっては “いじめ・虐待” となる
種目もある。

 「人命に関わる」どころか、動物の側も必死です。




(18) ケロッグ博士  (T) 怪露具歯串

 「…という人物がいた」こと、恥ずかしながら、今回まで
知りませんでした。 これ、常識だったんでしょうか?

 あのような “食品” が出来るには、偶然までが作用し
ていたことも。 先日は、お皿に盛って牛乳をかける前に、
マジマジと見つめてしまいました。




(19) トレード  (I) 冬冷井戸

 都会では滅多に見かけなくなった井戸。 「夏は冷たく、
冬は温かい」…のを体験し、驚いたのをよく覚えています。

 もちろん、「地下水温はほとんど変わらない」からですが、
そんなことはまだ理解できなかった、幼少の頃…。 場所
は、今の西新宿。 60年も前の話です。




(20) 人間モルモット  (H) 認嫌漏元

 これ、私が自分を指す言葉。

 実験内容は、“Violin型楽器の構え方” で、何十年も
継続中です。 だいぶ固まっては来ましたが。



 「楽器を構える姿勢を改善するだけで、こんなにも
音が違うのか!」

 先日、ある交流サイトで友人が記した言葉です。



 指や腕は、“繊細なテクニック” なるイメージにピッタリ!
しかし樹木に例えれば、葉や小枝に過ぎません。 その
位置や運動は、幹からの生え方に大きく影響される。

 それを思えば、“楽器を構える姿勢” は、私にとってすべて。
構え方に疑問を持たないまま、ただ練習に時間を費やすこと
は、もはや出来ません。

 幹や根が矛盾を抱えているまま、小枝や葉の形や運動を
改善しようとしても、制限や無理が大きいからです。



 「まず構え方を決めてから弾く」…のではなく、「弾きなが
ら構え方を模索する」…ことをお薦めします。 そのような
“充電時間” に恵まれるかたでしたら。

 その意味では…。 もっとも偉大な先生は、貴方自身の
感覚でしょう。

 そして最大の敵は…。 「このぐらいの肉体的な辛さは
止むを得ない」…という “常識” かもしれません。

 それを突きつめていく…。



 構え方が、もし “完全に” 解ったら…。 それは “楽器
をマスター” したことを意味します。

 決しておおげさな表現でなく。




 お疲れさまでした。