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MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

花見けんぶつ

2011-04-20 00:00:00 | 生活・法律

04/20       花見けんぶつ




           これまでの『生活・法律




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               『花見けんぶつ
               桜に託して





 貴方は、今年はお花見に行かれましたか?



 もちろん被災された方は、それどころではないでしょう。
それに、この自粛ムードです。 「羽目を外して騒ぐのは
止めよう。 相応しくない…。」

 でも、花を愛でるのは自由です。 私の場合も、せっかく
春の到来を慶んでいる人を眼にして、それに水を差す気
には、到底なれません。




 この季節になると、どういうわけか、私自身は寂しくなる
一方なのです。 桜が美しすぎるから、どんな年でも。
決まって、例外無く。

 それに引きかえ、「毎年自分は進歩の無い春を迎えて
いる…。」 その対比を、余りにも鮮やかに感じてしまう
から。



 そう、ひねくれているのです。

 花の美しさを、ただ「美しい!」と、素直に感じていれば
それでいいのに…。




 でも、やはり今年の桜は特別でした。 自分にとっても。

 これまでに味わったことのない、静かな温かさを感じる
ことが出来たからなのです。



 桜の、淡い美しさから。

 そして、それを愛でる方々の平和で、落ち着いた
(たたず) まいから。




 これ、花見 "けんぶつ" ?




     

      「梢も低し」と咲き誇る。 携帯カメラに収まるべくもない。






    お花見で有名な場所ですが、平日の昼前とあって、まだ人出は

    少ない。 四月も上旬、五分咲きと言ったところでしょう。







   なぜか桜餅と "白玉ぜんざい" が食べたくなった。 「花より団子」?






    立ち止まって見とれる人。 カメラを向ける人。 年配のご夫婦が、

   落ち着いた歩調で通り過ぎます。 一方では陣取って、静かに酒を

   酌み交わす "おじさんたち" も…。








      大雨のときには警報が鳴り、河原を歩いてなどいられません。

      でも、今なら安心して昼寝も出来るようで…。







   写真は、いずれも西宮市の夙川 (しゅくがわ) 公園で撮ったものです。



  (続く)





心に残る信号音

2011-01-12 00:00:00 | 生活・法律

01/12      心に残る信号音




         これまでの『生活・法律




 円周率の話の最中に、突如私の気まぐれで登場して
いただいた、竹脇昌作さん。



 若い方々は、初めて目にされる名前かもしれません。



 強いて接点を探せば、「古いニュース映画など
語り役を務めておられた
」のを、耳にしたことはあり
ませんか?…という程度です。

 しかし、竹脇無我さんは、おそらくご存知でしょう。



 竹脇昌作さんの話し方は、どちらかと言えば早口。
悪い表現なら、"一本調子"に近いかも。

 しかし、媚を売らず、過剰な抑揚を排した語り口に
は、誠実な人柄が滲み出ていたように思います。




 竹脇昌作さんが、かつて出演しておられたラジオ番組
に、東京ダイヤルというのがありました。

 放送局は、今の "TBSラジオ" に当たる "ラジオ東京"。
AM放送で、同じ954キロサイクルです。



 番組自体は、僅か2~3年しか続きませんでした。 …と
言っても、私は当時小学生だったので、上記を検索して、
今、初めて判った次第です。



 これ、夕方になると、私の母親がいつも聴いていました。

 真空管ラジオの茶色い、大きい木製のヤツで。 たまに
鳴らなくなり、「叩くとまた聞こえ始める」という代物でした。



 番組の内容で、私の記憶に残っているようなものは
まったくありません。 大人が聴く番組なので、私には
ほとんど解らなかったからでしょう。

 しかし、ただ一つ、はっきり覚えていることがあります。
番組の最後にクイズコーナーがあったことです。




 あるとき、竹脇さんの、こんな声が聞こえてきました。

 「では今日の問題です。 3.1415926…、以下、無限
に続きます。 一体これは何でしょうか?」



 私と "数学" との最初の出会いでした。




 これ、何のことなの? 私が尋ねると、一緒に聴いて
いた母親は「円周率だよ」と、短く答えました。

 エンシュウリツ?



 そのとき、母親がどんな説明をしてくれたのか、まったく
覚えていません。 しかし "無限に続く…" という言葉だけ
は、妙に強く私の心に残りました。

 限り無く続く数字…、そんなものがあるのか…! 私に
とって、それは大きな驚きでした。



 これが、数字に興味を持ち始めた "きっかけ" になったか
どうか、それは解りません。 しかしこの出来事が無ければ、
竹脇昌作さんのお名前を、今でもこれほどはっきり覚えては
いなかったでしょう。

 ましてやラジオ番組のことなど、記憶に残っているはずも
ありません。 今を去る、半世紀も彼方のことですから。




 竹脇さん…。 残念ながらこの直後、自ら死を選ばれる
ことになってしまいました。

 そのニュースを新聞で読んだ、小学生の私。 細かい
事情や、何に苦しんでおられたかなどは、これもまったく
頭に入らなかったようです。



 ただ、あの独特の語り口の竹脇さんが、私に円周率を
教えてくれた方が、もうこの世にはおられないということ。
それが、妙に信じられませんでした。

 "限り無く続く数字" という言葉との間に、幼いながら、
大きなギャップを感じたからでしょうか。

 今になって初めて目にしたのは、竹脇さんがうつ病
だったという事実…。 「真面目で、自分を赦さない」
性格の方々に多く、また対処が難しい、心の病です。



 ラジオが接点となって出会った、"私の竹脇さん"…。
自分は、その声を直接聞くことが出来た、最年少の
視聴者の一人だったのかもしれません。




 この、かつてのラジオ東京。 "JO…" から始まる、
そのコール サイン (呼出符号) は "JOKR" で、今の
TBSラジオと同じです。

 それをモールス符号 (信号) で表わした音と共に、
この番組はいつも始まりました。



 J,O,K,R は、それぞれ以下のような長短の音になります。

 ・--- 、--- 、-・- 、・-・ 。




 このモールス信号、今ではあまり馴染がありませんね。
でも SOS信号 (・・・---・・・) の "O" だけは、きっと
ご存じではないでしょうか?

 「とっさに誰でも発信し易いので、これが救難信号に
なった」と聞いたことがあります。



 心を病む方、いじめに遭っている幼い方々、虐げられた、
その他の方々…。

 "JOKR" の信号音が、その方々の発する "SOS" 信号
のように聞こえてなりません。




              関連記事

            『円周率は10桁で終わり?』
            『検索語から ⑤ 円周率』





         "JOKR" のコール サイン

        最初の音量が大き過ぎることがあります


空中戦と地下組織

2010-12-01 00:00:00 | 生活・法律

12/01      我が家の地デジ騒動




           これまでの『生活・法律




          ⑥ 空中戦と地下組織



        関連記事 『我が家の地デジ騒動

            膨らむ付帯費用
            アマの挑戦、プロのケア
            屋根の上のアリャー
            ヒト食う客と空飛ぶ難敵
            柿を差し出し9連敗
            空中戦と地下組織




 何と、ジャンケンで九連敗。



 そんな信じられないようなハプニングもありましたが、柿は
まだ余っています。 9人が2個ずつ取り終わり、まだ12個
ありますが、どうしたものか?

 もう一回りすれば、「一人が3個ずつ」になるのですが、そう
なると、「Viola の皆さんだけが私の "仕打ち" を受ける」ことに
なります。 「どれも柔らかくて甘い」とは保証できませんから。



 私は柿の袋を抱えて、部屋を移りました。 Viola の方々と
一緒に。




 大きな教室に入ると、そこでは全体のミーティングが、すでに
始まっています。 人数をざっと数えてみると、大体 40人ほど
でしょうか。

 「40人に、柿が12個。 困ったな…。」 とても全員には行き
亘りません。 かと言って、全員でジャンケンをするわけには
行かないし…。



 私は机の上に柿を一つずつ並べると、こう言いました。

 「これからクイズを出すので、正解者に差し上げます!
ただし、真面目な問題だよ?」



 ワイワイざわめきが上がるのを尻目に、さっそく私は始めます。




 ① 隣りの家の柿の木の枝が、境界の塀を越えて貴方の敷地に
侵入してきました。 枝の先にはおいしそうな柿の実が。 貴方は
それを採ってもいいでしょうか?

  解答  (1) 採ってはいけない  (2) 採ってもよい



 そう、前回の終わりにご覧いただいた問題です。 「民法を学ぶ
者なら、すべて目にするのではないか」と思われる代表例です。
貴方はご存知でしたか?



 解答は最後に記すとして、この問題では「おそらく半分ほどの
人数が落伍するだろう。」 そう私は予想していました。

 ところが、結果は衝撃的。 正解者が3名だけだったのです。

 しかも全員が法学部だとか。 なかなか大したものです。




 問題はもう一つありましたね?



 ② 隣りの家に竹林があり、貴方の家の敷地からも (たけのこ)
が生えてきました。 貴方はそれを採ってもいいでしょうか?

  解答  (1) 採ってはいけない  (2) 採ってもよい



 この問題も出してみましたが、先ほどの3名のうち、正解
は2人でした。




 「じゃあこの柿は、3人に4個ずつ差し上げます。 一人占め
して恨まれてもいいし、全部友だちに上げてもいいし…。」

 そう言って、私は教室を後にしました。



 最後に残る人数は、「多分 5~10人ほどではないか?」

 私のその予想は外れました。



 それにしても、"12" というのは便利な数です。 2、3、4
6の、どれでも割り切れるのですから。




 ところで、① 「の問題」です。

 正解は、(1) 「採ってはいけない」です。



 枝でも何でも、こちらの "邪魔になる" のですから、「撤去
してください」と請求は出来ます。 しかし、そこまで! 枝
は隣家の所有物なので、自分で切れば "所有権の侵害"
になるのだそうです。

 また、それが柿の実であっても同じ。 違うのは、「邪魔
にならず、おいしそうで、魅力的」…なだけです。

 ただし、これはあくまでも "民法" から見た場合。 近所
付き合いは大事です。 貴方ならどうやって解決しますか?




 ② 「の問題」ですが、こちらは逆に
(2) 「採ってもいい」になります。



 先ほどは果実、あるいはも含めてでした。 しかし
が地上に出て来たときは、切ってもいいのだそうです。
竹の場合は "地下茎"、"筍" ですが、扱いは同じですね。

 同じ植物でも、どうして違うのでしょうか? 根の所有権は、
「どちらにあるか分らないから」かもしれませんね。 「隣りに
竹林がある」とは言え、掘ってみなければ。 今は、あちらの
敷地には無いかもしれませんし。



 ただし、あくまでも法律上の見解に過ぎないのは、こちらも
同じ。 「あんまりおいしそうなんで、掘らせていただいてもいい
ですかね?」と、一言お伺いを立てるべきかもしれません。



 これで連想してしまうのは、日中の "ガス田開発" 問題です。

 「伺いを立てる」どころか、"早い者勝ち"、"既成事実" …と
いった方向に、事態は進んでいます。




 ところで我が家には、実 (じつ) は竹も生えてきます。

 これが、ちょうど隣家との境界線に沿っている。 竹林は
隣家にはありませんが、「ここら一帯は昔は竹林だった」と
聞いています。



 もっとややこしいのは、隣家の土地は、私が今住んでいる
敷地の一部だったのだそうです。 おそらく金銭で売買が。

 こちらで筍が生えたとしても、もちろん所有権など隣家には
ありません。 しかし、法律を越えた心情的なものまで感じて
しまうと、「世の中はつくづく難しい」と思います。



 また筍も、こちら側で「まったく生えてこない」わけではありま
せん。 しかし気付かずに放置しているうちに、筍はどんどん
成長してしまう。 固くなって、たちまち手に負えなくなります。

 私も、柿ほどの食欲はそそられません。




 ところで柿の方は、これとは反対の一角に生えています。
枝は塀を越え、公道にせり出しているのです。

 これは採ってはいけないことになりますね、外からは。 "公道"
とは言え、柿の所有権はこちらにありますから。

 ただ、実際に通行人が「手を伸ばして採る」のは、ちょっと無理。
枝が高過ぎるのです。



 ただし、この柿は渋柿! よほど熟れたのを見つけないと、
とんでもないことになりますよ。

 私も、「赤くてうまそうだ!」と思って口にすると、反対側はまだ
黄色いまま。 口がひんまがりそうになります。

 それとも通行人の皆さんは、一度試食して、「もうコリゴリだ!」
と思い、手を出さないのでしょうか (笑)




 甘柿の木は別にあり、実の数は はるかに多いのですが。

 でも本当においしいのは、当り外れがあっても、この渋柿。



 鳥たちと私の "柿戦争" は、今日も続いています。




 それでは、またも謎々。 今度は貴方がお答えになる番です。
正解でも、柿は差し上げられませんが。



 ③ 隣りの家の柿の実が、貴方の敷地に落ちました。 
貴方はそれを採ってもいいでしょうか?

  解答  (1) 採ってはいけない  (2) 採ってもよい




 ↓ 解答




 ③ 隣りの家の柿の実が、貴方の敷地に落ちました
貴方はそれを採ってもいいでしょうか?

  解答  (1) 採ってはいけない  (2) 採ってもよい



 正解は、(1) 「採ってはいけない」 です、民法上は。 もし
これを守らないと、厳密には占有離脱物横領罪とかになる
のだそうです。




 貴方が道を歩いていたとしましょう。 手にしていたメモ、
書類、お札などが、もし風に煽られ、ある家の敷地に舞い
降りたら…。 落ちたのは塀の中。 手を延ばして届かない
としても、それは依然として貴方の物です。



 「いや、俺の物は俺の物!」…などと言われたら、貴方は
きっと警察に通報するでしょう。

 これは、干していた洗濯物でも同じ。 さらに微妙なことに
なってしまいます。




 柿の実が落ちたと言っても、その所有権は、やはり柿の木の
所有者にあります。



 民法第89条第1項には、「天然果実は、その元物から分離
する時に、これを収取する権利を有する者に帰属する。(果実
の帰属)」と記されているようです。 "権利を有する者" とは、
その時点の木の所有者ということになります。

 民法第206条は「所有者は、法令の制限内において、自由
にその所有物の使用、収益及び処分をする権利を有する。」
と定めています。



 このゆえに、①「柿の実を枝から採っても」、③「落ちた果実
拾って食べても」、それは所有者の権利を侵害してしまうこと
になるのですね。




 また民法第233条には、「隣地の竹木のが境界線を越える
ときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。
2 隣地の竹木のが境界線を越えるときは、その根を切り取る
ことができる
。(枝の切除及び根の切取り)」と、わざわざ分けて
書かれています。




 ところで、もしウチのまるちゃんが不幸にして殺されて
しまったら…。 今度は動物の話になりますが。

 これは器物損壊罪になりますね…。 殺犬罪なんて
無いから。

 → 関連記事 『不要な犬猫の回収




 また、"誘拐" されたら窃盗罪になるのでしょうか。



 では、まるチャンが何らかの事情で私の手を離れ、私が "返還
請求" しなかったら、一体どうなるのでしょう。

 民法第195条には、「家畜以外の動物で他人が飼育していた
ものを占有する者は、その占有の開始の時に善意であり、かつ、
その動物が飼主の占有を離れた時から一箇月以内に飼主から
回復の請求を受けなかったときは、その動物について行使する
権利を取得する。(動物の占有による権利の取得)」とあります。



 つまり、返還請求が1ヵ月間無いと、相手の物になってしまう
恐れがあるのだそうです。 きっかけが "善意" と認められれば。

 「すぐに返還請求をしないなんて、"ペット無視" も甚だしい。
今さら "返せ" とは聞いて呆れる!」 「まるチャンが自発的
に "家出" してきたので "保護" してやっただけさ!」…など
と言われてしまったら、確かに返す言葉もありません。



 では、"家畜" とは何か? まるチャンは、たとえ逃走したに
せよ、イヌはペット、すなわち家畜だと、私はこれまで思って
いたのですが。 もし家畜なら、返還請求は1ヵ月を過ぎても
出来ることになります。



 "家畜" と言っても千差万別。 一口に定義するのは困難で、
もちろん民法にも見当たらないようです。

 そこで上記195条をよく読んでみると…、「家畜外の動物」とは
「人の支配に服せずして生活するを通常の状態とする動物…」
なんて書いてあります。




 何、これ? 読めば読むほど解らなくなるのが法律の文章。

 それもそのはず、明治20年 (1887年)、あるいはそれ以前の
条文が、ほとんどそのまま用いられています。 内容も、ワン
ちゃんたちがペットとして広く可愛がられている今日の時代
には、まったくそぐいません。



 まるチャン、とにかく家出、しないでね?

 柿、上げるから…。




            

       ③が不正解の方

 


柿を差し出し9連敗

2010-11-29 00:00:00 | 生活・法律

11/29      我が家の地デジ騒動




           これまでの『生活・法律




         ⑤ 柿を差し出し9連敗



        関連記事 『我が家の地デジ騒動

            膨らむ付帯費用
            アマの挑戦、プロのケア
            屋根の上のアリャー
            ヒト食う客と空飛ぶ難敵
            柿を差し出し9連敗
            空中戦と地下組織





 我が家の庭の柿の木。 今年も一杯実を着けています。

 ただし、「どれも味が満点」とは保証できません。 押し
付けられた我が家の客人には、降って湧いた災難です。

 そしてその柿を、ついに外へ持ち出し、"出張サービス"
まですることになりました。



 新たな犠牲者は、長年お付き合いいただいている、
ある大学オケの方々です。

 関連カテゴリー 『私のオーケストラ仲間たち



 この日は、Viola のみなさんとの練習でした。




 さて、いよいよ "柿配り" です。 人数は9人、柿は30個。
一人2~3個は行き渡る計算になります。

 さあ、どうやって配るか?



 喧嘩にならないよう、大きさはどれも中ぐらいです。
持ち帰る途中で潰れないように、固めのものばかり
選びました。 しかしそれでも、「完全に公平」とは
言えません。 色、形、傷の有無…。

 そこで、優先権を得るためにジャンケンをしてもらう
ことにしたのです。



 しかし、9人でジャンケンすることになると、延々と時間
がかかってしまう。 そこで、「私と個別にジャンケンをし、
"勝ち組"、"負け組"、"あいこ組" に分れ、さらに内部で
勝負してはどうか?」という提案がありました。

 なるほど。 それはいい! …というわけで、私との
ジャンケンが始まりました。




 最初は "チョキ" を出して負けてしまいました。 次は
"パー" で。 その次は "グー" で、やはり負けです。

 珍しいこともあるもの。 何と三連敗です。



 その後は、何を出したか覚えていません。 やれども
やれども "負け" ばかり。

 ますます落ち込む私を尻目に、勝った者は大喜び。



 連敗記録はさらに更新を続け、何と九連敗してしまいました。

 この日の私のジャンケンは、実質的に9回だけ。 全敗です。




 それはともかく、これでは何にもなりません。 やらなかった
のと同じことですから。 せっかくいい提案があったのに…。
また最初からやりなおしです。

 すると今度は、私も含めて10人で一斉にジャンケンをして、
「"私に対する勝ち、負け" で分れては?」ということになりま
した。 提案者は先ほどと同じ学生さん。 なるほど、鋭い。



 そして、1から9までの順番が決まり、まず1個目をそれぞれ
が取りました。 次は2個目で、今度は逆の順番。 9番目の
方から、8、7…と戻り、分配は無事に終わりました。




 九連敗です。 こんな惨敗は、私の記憶にありません。 貴方
は如何ですか? 九連勝でもいいですが…。

 これ、計算してみると、同じことが起きるのは "512回に1回"
ということになりますね。 九連勝、九連敗のどちらでもいいなら
1/256 の確率です。




 さて、まだ柿が余っています。 どうしたものでしょうか…。

 そしてこの後は、真面目な謎々になってしまいました。 貴方も
一つ挑戦してみませんか?




 ① 隣りの家の柿の木の枝が、境界の塀を越えて貴方の敷地に
侵入してきました。 枝の先にはおいしそうな柿の実が。 貴方は
それを採ってもいいでしょうか?

  解答  (1) 採ってはいけない  (2) 採ってもよい



 ② 隣りの家に竹林があり、貴方の家の敷地からも筍 (たけのこ)
が生えてきました。 貴方はそれを採ってもいいでしょうか?

  解答  (1) 採ってはいけない  (2) 採ってもよい




 これは民法の初歩として、有名な問題ですね。 ご存知の方も
多いことでしょう。



  (続く)



ヒト食う客と空飛ぶ難敵

2010-11-28 00:00:00 | 生活・法律

11/28      我が家の地デジ騒動




           これまでの『生活・法律




        ④ ヒト食う客と空飛ぶ難敵



        関連記事 『我が家の地デジ騒動

            膨らむ付帯費用
            アマの挑戦、プロのケア
            屋根の上のアリャー
            ヒト食う客と空飛ぶ難敵
            柿を差し出し9連敗
            空中戦と地下組織




 何とか我が家の屋根の上にも建った、地デジのアンテナ。
買い換えたテレビと併せて、"一件落着" …となるはずでした。



 ところが、思わぬトラブルが…。 激しい雨が降ると、何も
映らなくなってしまったのです。



 アンテナ工事の前にも、同じようなことがありました。 でも
この時は、駄目なのは BS放送だけでした。 ところが今回は、
眼目の地デジまで映らないのですから…。

 原因は、今回は取り換えなかった古いケーブル。 以前に
自分で取り付けた BSアンテナの結線部分の、絶縁の不良。
その可能性が、もっとも濃厚です。 そこに雨水が浸み入り、
地デジの電波信号まで逃げて行ってしまったのでしょう。

 素人作業の悲しさです。



 その部分だけ修理してもらうか、せいぜい古いケーブル全体
を取り換えれば、「おそらく復旧するだろう」と思われました。

 しかしパラボラ アンテナ自体も古くなっており、いつ故障する
か分りません。 それに良心的な業者さんだったので、この際
すべて新調することにしました。




 最初の工事から三週間ほどして、急に彼らから電話が
かかってきました。 「これから工事に伺ってもいいか?」
と言うのです。

 それは予定どおりでもあります。 エコ ポイント終了も
迫り、彼らはこれから忙しくなるばかり。 それなのに、
こんな作業だけのために予約をさせるわけにはいかない。
だから、「時間が急に空いたら連絡してくれるように」と、
私が頼んでおいたのでした。

 でも、もう夕方の四時になります。 暗くなってしまっても
いいのでしょうか? BS とは言え、アンテナ工事ですから。



 到着すると彼らは、「ヴェランダにある既存アンテナを外したら、
新規製品は屋根に取り付けたい」と言うのです。

 しかしヴェランダから南西方向には、障害物は何もありません。
わざわざ屋根まで登る必要は無いのです。

 「だめだめ! そこに、そのまま取り付けてね?」 安全だし、
時間も少なくて済みます。




 それでも彼らは不満そうです。 万が一、"ヴェランダの傍に
新しい木々が急に生え、伸びてきたらまずい" とでも思っている
のでしょうか。 10メートルぐらいのが。 ほんの数年のうちに!

 屋根登りのプロの仕事を奪ってしまうのですから、申しわけ
ない気もします。 でも私はあとへ引きませんでした。



 「よく一人でやりましたね。 ヴェランダでも数値はバッチリです
よ!」と、先日私を誉めてくれたのは、彼らだったからです。


          



 仕方無しに、彼らはヴェランダで作業を始めました。 ニヤニヤ
しながら。 「この客には何を言っても駄目だ」と、やっと悟ったの
でしょう。




 アンテナを取り換え、ケーブルも新しくして室内に引き込むと、
いよいよ最終確認。 異常はありません。 ちゃんと映ります。

 「これで、どんな大雨が降っても大丈夫ですよ。 強風で屋根
のアンテナが倒れでもしない限りね。」



 そう願いたいものです。 「御苦労さま、ありがとう。 じゃ、
今度雨が降って映らなくなったら、携帯で夜中に呼び出し、
即刻、来てもらうとするか。」

 こんな私の調子に、もう慣れっこになっているのでしょう。
二人とも黙ってニヤニヤしています。




 「じゃあね、ボクの言うことをあまり聞かなかった罰にさ、
そこにある柿、持ってってくれないかな?」 そう言いながら
私は、袋を二つ渡しました。

 「店で売ってるほどおいしくはないけど、よかったらどうぞ。
柿、好きな人、いるかな? ご家族に。」



 二人は恐縮しながら受け取ってくれました。 「いいんですか?
ありがとうございます。 ウチには年寄りもいるんで、喜びます。」

 …よかった…! ボクも柿の好きな "年寄り" だけど…。



 年齢を言っても信じてもらえなかったのには、困ったけど。
よほど貫禄が無いと感じてるんだな…。

 「今度の客は、よくヒト食う客だ…」とでも思いながら。



      



 庭には柿の木があり、ちょうどシーズンです。 この写真を
撮ったときより、今はもっと一杯 生っています。

 以前は道具があって、毎年採っていました。 あの、"枝切り"
兼用の、棒のような器具を使って。 ところがこの二年ほどは、
みんなカラスや小鳥たちの食糧になっていました。 その道具
が壊れても買い替えず、私も気分的に余裕が無かったのです。

 しかし、鳥たちについばまれ、残骸となって地面に落ちたのを
掃除するだけでは、何とも侘しい…。 それに私は無類の果物
好きです。

 そこで、ついに意を決して買いに行ったばかりだったのです!
このアンテナ工事の数日前に。



 売り場であれこれ見定めながら、ちゃんと頭の中で計算して。
「これに何千円出しても、柿を何百個も買うことを考えたら引き
合うな。 毎年使えるし…。」

 写真に写っているのは、その新品です。




 ところで柿の木。 上記二枚の写真には写っていませんが、
もう一本あります。 そちらは渋柿。 果実の形は縦長です。

 しかし熟れると、渋柿の方が、甘くておいしい。 鳥たちも
ちゃんと知っていて、熟れたのから順についばみます。



 でも私には、どれが熟れているか、下からは判りません。
色で判断するだけです。

 しかし判断と言っても、時間帯によっては、陽が当って実際
より赤く見えたり、背景の空が明る過ぎたり…。 手に取って
みると、まだまだ黄色い。

 また実際に赤く、いい色をしていても、触ってみると固かっ
たり…。 なかなかうまく行きません。



 かくて鳥たちと私の "柿採り競争" が再燃したのでした。
カラスや小鳥たちの邪魔をすることになりますが、こちら
にはハンディがありますもの。

 ごめんね? ボク、空が飛べないんだよ…。

 屋根には登れるけど。



 『空飛ぶバイオリン弾き』なんて無いもん。 屋根の上の
バイオリン弾き
海の上のピアニストはあるけど。



  



 とにかく我が家だけでは食べ切れないので、来客があると
押し付けています。

 お気の毒に…。 このところ、私に遭う人たちは。



 ただし渋柿の方は、当り外れがあり過ぎるので、すべて
自分用。 中には鳥さんたちに先に食べられ、半分ほど
しか形を留めていないものさえあります。



 何はともあれ、柿好きの私には、今が最高の季節なのです。




 ところで話はまったく変わりますが、貴方は "ジャンケン" は
得意ですか?



 連続して勝ったときは、何回ぐらいの記録をお持ちですか?

 私は普通です。 と言うより、「統計的に見れば五分五分」
かもしれませんが。



 実は私は先日、何度も連続して負けてしまいました。 それも
2回や3回ではなく。 信じられないような回数を、連続して。

 この我が家の柿が原因で…。




  (続く)