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おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

それでも自然と共存していかなければならない

2011年04月16日 06時39分01秒 | 日記
夜露で畑の表土はしっとりと濡れて黒くたおやかに見える。

昨日は雨は僅かだったが風の強い一日だった。畑はお休みして、一日木工。

実はホームセンターで「ジグソー」を購入したのだ。

知る人ぞ知るー木工の細工物には欠かせない。くり貫き、曲線加工ができる。技術があればの話だが・・・

それで研ぎ石の台を作った。



それから午後にはシイタケ栽培をしているけれども、隣との境の石垣にたて掛けているだけで、見た目に悪いのでちゃんとした支えのついた可動式の台を作って移動した。



2年目のくぬぎ、やっと実を付けた。



おもしろいもので一日一晩雨が続くと、一日の間に2cmくらいだったものが直径7,8cmにも成長する。
菌を打ち込んでいるのだが、打ち込んだ箇所からだけでなくいろんな所から顔を出すのだそうだ。



陽気が続いて、もう雪はないだろうとポットにいっぱい夏作物の種を植えて、苗の栽培を始めている。植えてすでに3週間にもなるが、なかなか芽がでてこない。

温かくなってきた、たしかにー

しかし、植物にとってはまだ夜が寒くて、夜通し震えているのかもしれない。まだ春は遠いと・・・

気付かなかったのだが、まったく芽が出ていないと思っていたら、かぼちゃの芽がたった一個だけ顔を出している。



感動する。

今年は何十年かぶりの雪と寒さだった(と地元の人の言)。

それでも自然は生きている、循環を忘れない。

最近地元テレビで騒ぎ出して見物人が多数押しかけている白水の「一心行桜」、最近デビューの「観音桜」も華やかな時期を過ぎ今桜の花びらが風に舞っている。観音桜は牧地所有者以外誰も知らない頃から、よくワラビ狩りや花見に来ていた。
なんのことはない、牛の牧場の真ん中に一本あって普段は牛が戯れている。もちろん名もなき頃の話。

今では「観音」というありがたい名前まで付いている。先日通りかかったら、一杯の人、車で駐車場係まで出ていたので「一心行」の二の舞になるのではないかと危惧する。

経済価値ありと見るとすぐ飛びつくのだこの社会は

被災者救援のためにも普段通りの生活を!多くの知識人が呼びかける。経済(金)を動かして国家財政を健全に保つこと、それが大震災で家族を失くし、家を失い職を失くした人々を救うことになるのだと。

たしかそうだろう。TVも次第に日常サイクルへ転換している。ワーワーギャーギャーが始まった。

日常への回帰。

そんなに早い切り替えができようか!

今被災地は旧に復したとでも思っているのかー不安や悲しみや怒りや絶望は日を追う毎に増していっているのではないか。
メディアが復活して、情報が再び流れ出した時、TVの画面に浮かれた人たちの狂騒が映し出されたら・・・

原発は少しも解決の様相を見せていない。

現代文化を根底から考え直さなければならない時である。エネルギーをどうするのか?食料自給をどうするのか?

政治家特に今の菅政権に任せていては国の行く末が危うい。