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臼井義人氏  「クレヨンしんちゃん」作者 死亡確認

2009年09月21日 09時22分44秒 | Weblog
臼井儀人さん:荒船山で遺体収容 「クレヨンしんちゃん」作者
 行方不明だった人気漫画「クレヨンしんちゃん」の作者、臼井儀人(本名・臼井義人)さん(51)について、群馬県警は20日、同県と長野県にまたがる荒船山(標高1423メートル)で見つかった遺体を臼井さんと確認したと発表した。歯型などが一致したという。

 群馬県警によると、臼井さんは荒船山の絶壁「艫(とも)岩」の頂上付近から転落したとみられ、遺体は艫岩の真下120メートル付近で見つかった。約50メートル離れた斜面に臼井さんのリュックサックやカメラも落ちていた。リュックには携帯電話と財布、衣類が残されていた。

 遺体は19日午前に登山者の男性が発見し、県警のヘリコプターが20日午後に現場からつり上げて収容した。下仁田署で検視した結果、11日午後ごろ、全身強打による肺挫滅で死亡したとみられる。

 群馬県警によると、艫岩の頂上付近に転落防止用の柵はないが、登山コースは絶壁に面した場所から離れており、目立った事故は起きていないという。

 埼玉県警などによると、臼井さんは普段から山登りに行っていたといい、11日朝も「荒船山に行く」と言って埼玉県春日部市の自宅を出発。帰宅予定だった同日夜に戻らず、妻が12日に届け出た。【畑広志、庄司哲也、喜屋武真之介】

 ◇クレヨンしんちゃん、関連含め6500万部
 臼井さんは静岡県生まれ、埼玉県立春日部工高卒。1987年、「だらくやストア物語」が双葉社のWeekly漫画アクション新人賞佳作に入選、漫画家デビューを果たした。

 90年、同社の「週刊漫画アクション」で「クレヨンしんちゃん」の連載を開始。きれいなお姉さんが大好きな「春日部市」の幼稚園児、野原しんのすけが主人公の本作は大ヒットとなり、92年からテレビでアニメ放送も始まった。00年からは月刊「まんがタウン」に連載中で、同社によると、既に11月5日に発売される12月号分までの原稿が編集部に届いている。

 これまでにコミックが49巻、関連児童書を含めると累計約6500万部を刊行。93年に始まった劇場用アニメも今年で17本目を数えている。「しんちゃん」映画を原案にした草なぎ剛さん、新垣結衣さん主演の映画「BALLAD 名もなき恋のうた」が現在上映中だ。

 双葉社は20日夜、「これまで警察の捜索にいちるの望みをつないでいたが、こういう最悪の結果になり大変ショックを受けている。残された家族の心痛を思うと言葉もありませんが、今はただ臼井先生のご冥福を祈るばかりです」とのコメントを出した。

 ◇全盛期だったのに--漫画評論家、村上知彦さんの話
 「クレヨンしんちゃん」は、いたずらな幼児に大人が振り回されるというギャグ漫画だが、「週刊漫画アクション」という青年誌での連載だったため、子供に読ませる意識はなく描いていた。だから下ネタがあり、大人の建前のナンセンスさを浮き彫りにする面白さがあった。そこにしんちゃんというキャラクターのかわいらしさと、本音をずばりと言うさわやかさが重なり、青年誌の読者だけでなく子供や若い女性にも受けた。テレビアニメも映画もヒットし、時代の中で存在感を発揮し続けるパワーはすごかった。描き手としては全盛期、まだまだいろいろやりたかったでしょうね。




クレヨンしんちゃんの作者 臼井儀人さんが今月上旬に荒船山で転落死していたようです。『行方不明』になった時点で既に遅しでした。


2010年以降漫画・アニメは連載・放送終了の危機に追い込まれてしまう可能性があると思います。
双葉社によると、11月5日に発売される12月号分までの漫画の原稿が編集部に届いているため、漫画の連載は継続する見込みです。