「鉄道の旅情がまた一つなくなった」。13日夕、JR東京駅10番ホームはブルートレイン「はやぶさ」(東京-熊本)と「富士」(東京-大分)の最後の列車を見送る人々で埋まった。「ピーッ」。別れを惜しむように、出発の警笛はいつもより少し長かった。
仕事帰りに立ち寄った千葉県船橋市の会社員、吉野泰宏さん(38)は最終列車がゆっくりと走り出すのを見送った。大分市出身の吉野さんは大学進学の上京時や帰省の際に「富士」を利用。「東京駅で行き先に『大分』と書かれているのを見るだけで田舎につながっていると思い、ほっとしたものです」と振り返る。
母方の実家のある大分県に遊びに行く千葉県市川市の戸田美和さん(30)は「小さい時からずっと使っていた。ゆっくりと旅ができるのが魅力だった」と言い、いとこの神奈川県小田原市の戸田みどりさん(32)と「富士」の最終列車に乗り込んだ。みどりさんは「新幹線ばかりで『富士』は久しぶり。なくなるとなると寂しい」と残念がった
仕事帰りに立ち寄った千葉県船橋市の会社員、吉野泰宏さん(38)は最終列車がゆっくりと走り出すのを見送った。大分市出身の吉野さんは大学進学の上京時や帰省の際に「富士」を利用。「東京駅で行き先に『大分』と書かれているのを見るだけで田舎につながっていると思い、ほっとしたものです」と振り返る。
母方の実家のある大分県に遊びに行く千葉県市川市の戸田美和さん(30)は「小さい時からずっと使っていた。ゆっくりと旅ができるのが魅力だった」と言い、いとこの神奈川県小田原市の戸田みどりさん(32)と「富士」の最終列車に乗り込んだ。みどりさんは「新幹線ばかりで『富士』は久しぶり。なくなるとなると寂しい」と残念がった